「即位の礼」で天皇陛下が魅せた“やんごとなきサプライズ感”/辛酸なめ子

女子SPA! / 2019年10月29日 8時45分

 10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」では、およそ2000人の参列者を前に天皇陛下が即位を宣言されました。朝から降っていた雨が儀式の直前に晴れたことも話題になりましたが、皇室ウォッチャーである漫画家・作家の辛酸なめ子さんは「天皇陛下の霊力なら大丈夫だと確信していた」と言います。

 今回の儀式にみる陛下のパワーについて、スピリチュアルや霊界にくわしい辛酸さんに、寄稿いただきました(以下、寄稿)。

◆雨がやんで虹まで…地球にも祝福される天皇陛下

「即位礼正殿の儀」の朝は大雨で、しかも皇居の近くで車の事故が発生。黒煙が立ちこめるという事態が発生……一見、幸先の悪い現象ですが、天皇陛下の霊力を信じている身としてはきっと大丈夫だと確信しておりました。

 強風で正殿前ののぼり旗が何本か落下したそうですが、全ての不安要素を雨雲とともに吹き飛ばし、最終的には全て吉と転じたのを、皇居上空の晴れ間と虹の写真を見て感じました。

 多分、大雨は世界中から訪れた、(重いものを背負っていそうな)各国要人のエネルギーを浄化するもので、黒煙も即位礼の前に毒を出し切るみたいな現象だったのではないかと推察いたします。

 午前中の儀式の間は雨でしたが、クライマックスの「即位礼正殿の儀」が行われるころになると雲の合間に青空が見えてきたそうです。

 天候を操る天皇パワーを拝見したのははじめてではなく、かなり前の平成の一般参賀の日も雨だったのですが、天皇陛下(今の上皇陛下)がお言葉を発せられたら雨がやんでいた、というできごとがありました。今回はさらに虹まで出たので、地球に祝福されているようです。日本の神々の粋な演出に感じ入りました。

◆天皇陛下の有り難いお言葉とは

 天皇皇后両陛下の伝統的な玉座である、高御座と御帳台も荘厳で神秘的でした。高い台座の上に鎮座し、黒漆塗りの柱と深紫色のとばりで囲まれた結界。外側からいつの間にか中に入られていて、侍従と女官がとばりを開けると、時代を超越した両陛下のお姿が披露される、というやんごとなきサプライズ感。古今東西のコンサートやマジックなどあらゆるショーの演出の元祖となっているお出ましかもしれない、と思わされました。

 皇后陛下のすごい緊張感が画面からも伝わってきましたが、天蓋の上の鳳凰がお守りしていたのかもしれません。つつがなく儀式は執り行われました。天皇陛下の落ち着きぶり、深い叡智をたたえた仏眼のような眼差しとアルカイックスマイルはまさに安寧の境地でした。このお方に日本をおまかせすれば間違いない、と感じました。

 ちょうど竹橋の国立公文書館では、天皇陛下即位記念の展示が行われていて、そこで天皇陛下の直筆のご署名を拝見できます。2行に渡った力強い「徳仁」という直筆から、スメラギパワーがほとばしっていました。

 即位礼正殿の儀の天皇陛下のお言葉は、三回も「平和」という単語を出されていたのが印象的でした。上皇陛下から受け継いだメッセージが次の世代にも託されました。「国民に寄り添い」という博愛的なお言葉もありましたが「国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ……」という文章には、軽いプレッシャーを感じて背筋が伸びる思いでした。国民として叡智を深め、たゆみない努力を続けなければ、と思わされました。国民を鼓舞するようなお言葉です。

◆15人の妻を持つムスワティ3世も参列

「即位礼正殿の儀」により、無事に世界に向けて天皇陛下の御即位が発信されました。約190カ国もの国家元首や王族が日本に集結されたそうで、世界から日本の天皇陛下が重視されているのがよくわかります。各国の代表者の装束やルックス、言動なども話題になりました。

 ブルネイのマティーン王子がイケメンすぎるとか、デンマークのメアリー妃のドレスが素敵とか、ジョージアの民族衣装がかっこいいとか、チャールズ皇太子が儀式中メニューらしき紙をご覧になっていたとか、人数が多いので話題も豊富です。

 個人的にはエスワティニ王国の国王、ムスワティ3世(15人の妻を持ち、国中から集めた半裸の少女6万人を踊らせる国事行為を行う)も参列していたのが気になりました。スーツ姿でもにじみ出るキャラの強さが……。他にも、サウジアラビアのトルキー王子やブルネイのハサナル・ボルキア国王など超ゴージャスなロイヤルライフを送られている王族たちが来日し、参列していらっしゃいました。

 彼らの豪華絢爛な王宮に比べたら、もしかしたら日本の皇居は質素に見えるかもしれませんが、それが日本の崇高な美意識であることを感じ取ってもらえれば幸いです(偉そうにすみません)。業が深そうな各国のロイヤルの方々も、今回、「即位礼正殿の儀」に参列することで浄められたことでしょう……。世界平和も少し近付いたかもしれません。

<文&イラスト/辛酸なめ子>

【辛酸なめ子】

東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著者は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。

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