お金をかけずに体ポカポカ。「お尻にはさむ」といいものって?

女子SPA! / 2019年11月17日 15時46分

 この時期、屋内と屋外の温度差で疲労感が蓄積するなど、体調を崩してしまう人もいますよね。『魔法のしりペン体操』は、なんとおしりにペンをはさむという、ユニークな健康法。

 そのコンセプトは、「おしりにペンをはさめば老けない体になれます」というもの。肛筋を鍛えるだけで、体の不調が緩和されるというのです。冗談でしょう? ええ、私も最初は半信半疑でした。ところがこれが、テレビでも話題沸騰というのです。普段は地味な存在の肛筋、その隠された秘密を探っていこうじゃありませんか。

◆肛筋の実力とは

 トイレ以外ではなかなか意識しない肛門。「おしりにペンをはさむときに使われる筋肉が『肛筋』です」と本書がいうように、さっそく私もおしりにペンをはさみ、肛門をキュッと締めてみました。繰り返しやっていると、体がポカポカあたたかくなります。

 肛門を支点として体全体の筋肉が動いているようなイメージですが、私の感想もあながち間違ってなさそう。なぜなら「肛筋は『骨盤底筋』のなかでも広範囲を占める要となる筋肉」と、本書に指摘してあるからです。

 骨盤底筋とは「骨盤の下にハンモック状に広がる筋肉のこと」。骨盤底筋または骨盤底筋群の働きを本書から抜粋してまとめますと。

1 上半身と下半身の骨をつなぐ「骨盤」を下から支え、安定させる

2 体の軸や下半身の筋肉と連動し、筋肉を強化する

3 骨盤内に抱え込んだデリケートな臓器を下から守り、尿道や膣、肛門といった排泄機関の締まりを助け、尿や便が外に漏れないようにする

 肛筋を鍛えるだけで、健康と美容の両方が叶うのです。しりペン体操は、「1回24秒で肛門周りの筋肉を効率よく鍛えます」という手軽さが最大の魅力。羞恥心を捨て、レッツトライ!

◆しりペン体操の基本

 用意するものは、一般的なペンと伸びのいいボトム。ではさっそく、ペンをはさんでみましょう。本書から、はさみ方のコツをおしえてもらいました。

 肛門にペンを当て、グリップ部(書く際に握る部分)をおしりの穴に沿わせ、手でペンを押さえながら肛門をキュッと締めます。ペンが固定されたら、肛筋を締められた証拠。

 勿論、私もやってみましたよ。おしりにペンをはさむって、けっこう難しいんですよね。しかも、少し動くだけでもペンが落ちそうになるので、油断はできません。ペンをはさまないで肛筋に力を入れるのと、ペンをはさんで肛筋に力を入れるのでは、筋肉の使い方がまったく異なるのです。ちょっと恥ずかしい体操ですが、効果は期待できそう。

 はさみ方をマスターしたら、お悩み別しりペン体操にチャレンジしてみましょう。

◆むくみを取り、脚のラインを美しく!

ペンはさみ脚上げ(3セット)

1 体の右側を下にして横になり、おしりにペンをはさみます。右腕はひじを曲げて立て、頭を支えましょう。

2 ペンを落とさないようにしながら左脚を上げ、8秒キープ。反対側も同様に。

 こちらの脚上げ体操もわりとポピュラーですが、おしりにペンがあるとないとでは大違い。やはりペンをはさむことによって、筋肉がより鍛えられ、しかも正しく効いている感覚が身につくのです。

◆ももやおなかの内側からポカポカに!

ペンはさみジャンプ(3セット)

 おしりにペンをはさんだら、内側に力を入れながら、その場でジャンプ。つま先がピンと伸びるまで、まっすぐに8回跳びましょう。着地するときは、ドンと下りず、つま先からしなやかに。

 冷え症の方にこそ、ぜひやってほしいこの体操。動きは単純ですが、おしりにはさまっているペンが常に私を監視しているようで、1回のジャンプにも気合いが入ります。気合いのせいかどうかわかりませんが、ポカポカどころか体が汗ばむほどあたたまりました。

◆キュッと上がったヒップに!

バタ脚ペンはさみ(3セット)

 うつぶせになり、おしりにペンをはさみます。両手を顔の下で重ねたら、ペンが落ちないように右脚を4回上げ、次に左脚を4回上げます。おしりの力を使うようにして脚を上げましょう。

 お風呂上りや起床時に、習慣にしたい体操のひとつ。しっかり肛筋を引き締めないと、ペンが落ちてしまいます。ペンが落ちないように必死になることで、美意識まで上がる錯覚を起こしはじめました。

 おしりにペンをはさみ、直立不動になってみる。その場で歩いてみる。これだけでも、普段いかにおしりの筋肉を使っていなかったかがわかります。さらにここでご紹介した3種類の体操をやるだけで、体が少しずつ変わっていくのではないでしょうか。私の最初はイロモノ系の体操では、と疑いましたが、中身はかなり理にかなっています。あなたも明日から、ペン1本でナチュラルビューティを目指してみませんか。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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