年末年始によみたい犬猫マンガ5選。笑って泣いてほっこり

女子SPA! / 2019年12月29日 15時46分

道雪 葵『うちのトイプーがアイドルすぎる。』(2018年、KADOKAWA)

 時間にゆとりが生まれやすい年末年始は、体と共に心も癒したくなるもの。そんな時におすすめしたいのが、クスっと笑えてホロっと泣ける動物コミック。今回は、猫マニアの筆者が実際に読んで心動かされた動物漫画をいくつかご紹介いたします。

◆①Twitter発の人気漫画『おじさまと猫』

 年末年始は、普段よりも家族と過ごす時間が増えるもの。そんな時期だからこそおすすめしたいのが、1匹の売れ残り猫と孤独を抱えた中年男性の家族愛を描いた『おじさまと猫』(桜井海/スクウェア・エニックス)。

 ペットショップで売れ残っていた「エキゾチックショートヘア」のふくまるは、おじさまと出会ったことでニャン生が激変。おじさまもふくまるから向けられる惜しみない愛情を糧に、自分の内面や今まで蓋をしてきた辛い過去を見つめ直せるようになっていきます。ゆっくりと紡がれていく種族を超えた家族愛に、涙腺は崩壊。愛犬や愛猫への接し方も見つめ直したくなります。

◆②動物が苦手な方にこそ読んでほしい『うちのトイプーがアイドルすぎる』

 pixivコミックランキング2018動物部門第3位に輝いた『うちのトイプーがアイドルすぎる』(道雪葵/KADOKAWA)は、犬という動物の愛くるしさが存分に伝わってくる一冊。

 作者は子どもの頃から動物が大の苦手。しかし、家族が連れ帰ってきたトイプードルのクーさんが、その意識を変えさせました。初めは敵意をむき出しにしてくるクーさんに対し、作者はタジタジに……。ところがある時、動物の心も人間と一緒だと知り、少しずつクーさんに歩み寄り、仲を深めていくようになります。2人の絆が徐々に深まっていく過程は、ほっこり度満点。動物が苦手な方にこそ、ぜひ手に取ってほしい実録コミックエッセイです。

◆③好奇心旺盛な子猫にほっこり『植えこみに刺さっていた子猫を飼うことにした。』

 思わず二度見してしまうほどインパクト大な書籍名の『植えこみに刺さっていた子猫を飼うことにした。』(たぁぽん/ぶんか社)は、思わず笑みがこぼれてしまう癒し系コミックエッセイ。

 植え込みに刺さっていたキジトラ子猫のあけびちゃんは最初こそ大人しかったものの、いつしか元気いっぱいなおてんば女子に! あけびちゃんは飼い主さんの靴下を脱がそうと奮闘したり、トイレをおもちゃ箱にしたりとアグレッシブ。先住猫たちとのやりとりにも、クスっとさせられます。



◆④動物の命を守る人間の姿に感動『しっぽの声』

 改正動物愛護法が成立した今年は、動物たちが置かれている現状に目を向けたくなった方も多いはず。『しっぽの声』(夏緑:著/ちくやまきよし:絵/杉本彩:監修/小学館)は、日本の動物たちが置かれている厳しい現実がリアルに描かれている作品です。

 監修を務めている杉本彩さんは公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長として、これまでに数々の悲惨な現実に直面してきました。だからこそ、本作に描かれていることはフィクションではなく、今の日本で実際に起きていることだといえます。

 作中には残酷な現実だけでなく、動物の命を助けようと奮闘する人間の姿も描かれており、ただ悲しいだけの物語になっていません。読後は「自分にできること」を考えたくもなるはずです。

◆⑤違いをコミカルに表現した『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』

 犬も猫もどっちもかわいいと思っている動物好きさんには『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』(松本ひで吉/講談社)がおすすめ。本作は現在、シリーズ4作目まで発売されている人気コミックエッセイです。

 犬と猫、両方と暮らしている作者は、それぞれが持つ異なる魅力をコミカルなイラストと文で表現。犬の純粋さや猫のあざとさに、笑ってしまうこと間違いなし。これから動物を迎えたいと考えている方は、ユーモラスに描かれている犬猫の習性や思考の違いを参考にしながら検討してみるのもよいかもしれません。

 今回ご紹介した動物コミックには、作者の動物愛も込められているように思えます。今年の年末年始は、そうした温かい気持ちも感じとりながら、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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