娘の学校用ぞうきんを「母親が手作りすべき」と言う義母にモヤモヤ

女子SPA! / 2020年7月18日 8時47分

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 最近「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と、惣菜コーナーで見知らぬ高齢男性に言われて、幼児連れの母親がうつむいてしまったというツイートが話題になっていました。

 このように“母親なら”“普通はこうでしょ”などと、型にはめて批判めいた事を言われることってありますよね。

 今回は、そんな目にあってモヤモヤした女性2人のエピソードをご紹介しましょう。

◆「雑巾ぐらい手作りしなさい」と義母に叱られて

 坂本志織さん(仮名・36歳・主婦)には、7歳になる娘(R子ちゃん)がいます。

「R子が通う小学校では、学期ごとに雑巾(ぞうきん)を2枚持っていかないといけないのですが、私は毎回、市販の真っ白いものを持たせているんですよ」

 すると、その事をR子ちゃんに聞いた近所に住む姑(58歳)が、使い古しのタオルを縫った雑巾を10枚持って訪ねてきました。

「お義母さんに『とりあえず今回は私が縫ってあげたけど、あなたも母親なんだから雑巾ぐらい手作りしなさい』と言われて、はぁ?と思いました」

◆ほとんどが市販の雑巾だと説明しても聞かない義母

 そこで志織さんは、R子ちゃんのクラスは市販の雑巾を持ってくる子がほとんどで、中には人気キャラクターの絵の入った可愛いらしい雑巾を買ってくる子もいて…今は、手間ひまかけて使い古しのタオルを縫って持って行く事が、母親の愛情表現という時代ではないと、お義母さんに説明しました。

「ですがお義母さんは一歩も引かず『あなたが手を抜きたいから、そんな言い訳してるだけでしょ?』しまいに『もしかして雑巾も縫えないの?一体どんな教育受けてきたのかしら』と、私の母親の事まで悪く言ってきて腹が立ちましたね」

 たしかに義母が育った時代は、古いタオルで雑巾を作るのは普通だったでしょう。100円ショップも普及してなかった当時、今ほど「なんでも買えばいい」という発想はありませんでした。とはいえ、時代は変わるもので――。

 “常識”が違う義母に、いくら説明しても無駄だとあきらめた志織さんは「お義母さんの手縫いの雑巾を見ながら、私も練習しておきます」と嘘をつき、なんとか帰ってもらったそう。

「R子も学校も、手作りなんて別に求めてませんし…お義母さんの機嫌を取るためだけに、雑巾縫わなきゃならないんですかね?そんな時間があったらR子ともっと遊んであげたいなと思っちゃいます」

 続いては、美術のデッサン教室でヌードモデルをつとめた女性の経験談です。

◆美術モデルという仕事に「普通じゃない!」

 佐々木佳奈さん(仮名・26歳)は、劇団員をしながら美術モデル(美大やカルチャーセンターで、絵画や彫刻のモデルとしてジッとポーズをとるお仕事。ヌードの場合も多い)で生計を立てながら生活しています。

「ある日、カルチャーセンターのデッサン教室からお呼びがかかって行ってきたのですが…生徒さんがおじいさんおばあさんばかりなクラスで、穏やかな雰囲気が心地良くて、スゴく仕事がしやすかったんですよ」

 仕事が終わり、カルチャーセンターの前にあるバス停で最寄り駅まで行くバスを待っていると…。

「さっきまで一緒だった、生徒のおばあさんのひとりに『お疲れ様。よかったら駅まで一緒にお話ししながらいかない?』と声をかけられたのでOKしたんですよ」

 2人がけの席に一緒に座ると、バスが走り出しました。

「するとそのおばあさんが、周りの乗客に丸聞こえの大きな声で『あなた人前で裸になれるなんて、スゴいわね!うちの孫なんて普通の子だから絶対にそんな事できないわ、あなたは普通じゃない!』と言ってきて、ビックリしてしまって」

◆同性だろうがお年寄りだろうが…

 周りの乗客に、ニヤニヤしながらチラ見される佳奈さん。

「『事務所が紹介してくれた安心できる所でだからできるんですよ』とか『美術の勉強のお役に立ちたいので』と言って納得してもらおうとしたのですが、全然ダメでした」

 その後も、新たにお客さんが乗ってくる度にその話を大声で繰り返し…ウンザリした佳奈さんは“もしかしたら、このおばあさんはこうやって自分に嫌がらせする事で、ストレス解消しているのかも”と感じたのだとか。

「何が『普通じゃない』だよ!こっちからしたら、そんな事を大声で言われるのはセクハラだし…非常識ですよね?普通じゃないのはそっちだろ?と思いました」

 それから、同性だろうがお年寄りだろうが心が許せなくなってしまった佳奈さん。

「なんであのおばあさんが、あんな事を言ってきたのか本当のところは分かりませんが…私が傷ついたのは確かです」

「はやく美術モデルをしなくても食べていけるようになりたいですね」とため息をつく佳奈さんなのでした。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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