天才ラッパー、10年前の“ステージ乱入事件“を釈明。その言い分が謎すぎる

女子SPA! / 2020年9月8日 8時44分

写真

カニエ・ウェスト

 2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでステージに乱入し、テイラー・スウィフトの受賞スピーチを邪魔したカニエ・ウェスト。当時大騒動に発展したこの出来事について、カニエがこのたび言及し、その行為は「神からのお告げによるもの」と釈明した。テイラーとの長いバトル以外にも、奇行でたびたび世間を騒がせているカニエだが、その背景には一体何が……?

◆ステージ上でマイクを奪い取り……

 2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで、当時まだ19歳だったテイラーが『ユー・ビロング・ウィズ・ミー』で最優秀女性ビデオ賞を受賞した際、ステージに乱入し、受賞スピーチを妨害したカニエ。マイクをテイラーから奪うと、ビヨンセが受賞するべきだと絶叫した。

「テイラーよ、受賞して本当によかったな。君に最後まで歌わせてやるよ。でもビヨンセのは史上最も素晴らしいビデオの1つなんだ! 史上最も素晴らしいビデオの1つなんだ!」

 世間から大バッシングを受けたうえ、テイラーとの長いバトルが続くきっかけとなったこの行為について、先日出演したニック・キャノンのポッドキャスト番組『キャノンズ・クラス』でこう語っている。

「たった今、神がこれを伝えてきた。もし神が俺にステージに乱入して、ビヨンセのビデオがベストだと言って欲しくなかったら、俺を一番前の席には座らせなかったはずだ。後ろのほうに座っていたはずだと。この人物の名前を聞いた事がなかったし、(ビヨンセの)『シングル・レディース』が史上最も素晴らしいビデオの1つだからね」

 また授賞式の日、ヘネシーのブランデーをボトルで飲んでいて、酔っ払っていたともいわれているカニエ。当時をこう振り返る。

「俺は、授賞式に行きたくなかった。ヤラセだから。ヘネシーを飲んでいただけさ」

 敬虔なクリスチャンで知られているカニエ。2009年の歴史的な珍事を引き起こしたのは、“神の思し召し“によるものといわんばかりだ。しかし、聖書を始めて読んだのは、2016年に入院したときだったという。

「神は何度も俺をひざまずかせた。最初は2016年に病院に入れられた時だ。(その時)聖書を実際に読み始めたんだ。それは、神が俺を覚醒させた事の一部でしかないけど。神は誰にでも使命を与えるのさ。それぞれ違う使い道でね」

◆カニエの謝罪で和解するも、バトル再燃

 10年以上前のこの事件をきっかけに、バトルを繰り広げることになったカニエとテイラー。けれども、お互いに歩み寄り、和解したと思われていた時期もあった。

 実は授賞式で暴れた直後、すぐさま謝罪文を公表したカニエ。テイラーもこれを受け入れ、それ以降は一緒に食事に行く姿が目撃されるなど、仲直りしたものとみられていた。

 ところが2016年に、またしても2人のバトルが勃発。きっかけは、同年にカニエが発表した曲『フェイマス』の歌詞だった。この曲には、「テイラーを有名にしたのは俺さまだ!」「まるでテイラーとセックスでもした気分だぜ」などの歌詞が含まれていたうえ、テイラーを「ビッチ」呼ばわりしていた。

 この歌詞に、テイラー本人や関係者はもちろん、ファンや友人たちは激怒し、ネットは大荒れ状態に。これに対しカニエは「あの歌詞はテイラーとの話し合いで生まれたもの」と反論。ここにカニエの妻キム・カーダシアン・ウエストも参戦し、カニエとテイラーの会話記録をキムが公開する泥仕合に発展した。すると、今度はテイラーが人々から「嘘つき」呼ばわりされ、バッシングを受けることになった。

 因縁の相手であるカニエについて、テイラーはのちに「裏表が激しく、二面性がある人」と語っている。

◆繰り返される迷言・暴言・奇行。妻は世間に理解求める

 カニエが対立している相手は、テイラーだけではない。ラッパーのドレイクとの確執や、元々親交が深かったジェイ・Z&ビヨンセ夫妻とも絶縁したと取り沙汰された。さらに、ここ数か月は妻キムとの間にも不穏な空気が流れている。

 今年の米大統領選に立候補しているカニエは、7月の選挙集会で「(夫婦の間に授かった)娘の中絶を望んでいたこともあった。でも妻が守ってくれた」などと発言したうえ、涙を流しながら奇妙な演説を続け、波紋を呼んだ。

 その後もカニエは、「キムと義母が自分を監禁しようとしている」「キムはホテルで男と密会している」「妻との離婚を望んでいる」などとツイッターに連投。これらのツイートはのちに削除されたものの、カニエの奇行の連続に世間はざわついた。

 これを受け、キムは自身のインスタグラムに長文を投稿。「多くの人がご存知のように、カニエは双極性障害を患っている」「カニエは、アーティスト、黒人男性であるプレッシャーに加えて、母親を失くして悲痛の中にいる。そんなプレッシャーと孤立は、双極性障害であることで、より重くのしかかってきている」「カニエと親しい人は、彼の心や言葉が意志とは無関係な時があるのを知っている」と綴り、世間に思いやりと共感を持ってほしいと訴えた。

 うつ状態と躁状態を繰り返し、ときには極端な行動に走ることもあるという双極性障害。カニエの奇行はこれまで「炎上商法」、またはテイラーが言ったように「裏表の激しい性格」によるものと見られていたが、この病気も影響しているようだ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング