「猫を飼うと結婚できない」はウソ。猫のおかげで結婚できた34歳女性

女子SPA! / 2020年9月23日 15時47分

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 こんにちは。恋愛コンサルタントの菊乃です。

◆20代で焦って婚活したら、結婚願望がなくなった

「28歳の時に親しい友達が結婚することになって、このままじゃいけないと思って猛烈に結婚したくなったんです。20代のうちに結婚相手を探さないとマズいと思って、かなりの数の合コンや婚活パーティーに行きました。

 でもいいなと思える男性は私を選ばない。あれほど20代のうちにと思っていたのに気づいたら30代、でも婚活ではそんなに大きな変化がなかったんです。そこで、焦ることないかなと安心しちゃったんです」

 34歳アヤさん(仮名)は、大学時代に付き合っていた彼氏と別れてから10年以上彼氏がいません。1年ほど婚活していたけれどうまくいかずフェードアウト。アラフォーの入り口が見えてきてもう一度婚活しようとご相談にいらっしゃいました。

◆30歳で運命の出会いが

 30歳の時に、アヤさんはある出会いがありました。知り合いが生後間もない子猫を保護し、飼い主を探していたのです。飼うつもりはなかったのですが、写真を見て心を掴まれてしまい、アヤさんは飼うことにしました。

 当時実家暮らしだったアヤさんの決断に、ご両親は「独身の娘が猫なんて飼ったら嫁にいけない」と愚痴をこぼしつつ、しぶしぶ受け入れたそうです。

 トイレもしつけられていない子猫だったので、たいそう手間がかかりましたが、餌をねだってくる小さい命がいとおしくてたまらなかったそうです。生後5か月程になったころ、アヤさんはペット可の物件を探して、子猫とともに一人暮らしを始めることにしました。

 旅行も行かず、彼氏も作らず猫のために働き、気が付いたら33歳。でも、その間はとても幸せだったと話します。アヤさんが猫に夢中になる間、婚活をするきっかけになった友達は出産し、育休の後復職していたそうです。

◆猫カフェの街コンに参加したら……

 アヤさんが結婚相手に求める条件は「猫が好きなこと」。かつて親から「猫を飼ったら嫁にいけない」と脅されましたが、猫好きの人に出会えそうな婚活イベントはたくさんありました。そこで、猫カフェでの街コンや、動物好き限定の婚活パーティーに参加したそうです。

「猫カフェの街コンに参加したら、話した男性が29歳だったんです。見渡したら女性も若い子が多くて、33歳の私が一番年上のような気がしてきて気後れしました。しかも、猫カフェで他の猫の匂いがついたのか、帰宅したらウチの子が嫉妬して怒ってるんです」

 猫好きに出会えると思って参加した婚活に行ったことで、愛猫から怒られたんですね。そこで、次は動物好きの人向け婚活パーティーに参加しました。

◆猫好き同士でも価値観が違うことも

「40代で猫を飼っている男性とマッチングしました。アメリカンショートヘアーを飼っているそうです。年収も高くて、後日会うことにしたんですけど、猫がいるという理由ですぐに家に呼びたがるんです。

 写真があったので猫を飼っていることは嘘じゃないと思うんですけど、頻繁に旅行や出張があり帰りも遅いし、猫にたいしてあまり愛情を感じないんですよ」

「どうして愛情を感じないの?」

「写真を撮るために猫を飼っている気がするんです。あと、これは偏見ですが、アメリカンショートヘアーだから好きなのかなと。『いつかマンチカンを飼いたい』と言ってて、マンチカンもかわいいのは分かるのですが……。私は次に飼うとしても絶対に保護猫です。可哀そうな猫が1匹でも減るならそうしたいんです」

「なるほど。同じ猫好きでも価値観が違いますね」

「はい。合わないなと思って関わるのをやめたら、LINEがたくさん来るようになって……。怖くなってブロックしました」

 猫好き同士だからうまくいくという訳ではないようです。

◆婚活相手に「猫好き」って必要?

「動物好きに限定せず、相手を探してはどうでしょうか?アヤさんの場合、猫好きというより、弱い立場の方に思いやりがある人っていうのが重要な気がします」

「そうですね。初めからしぼりすぎていたかもしれません。どうしたらいいですか?」

 アヤさんの性格から、猫好きに拘らず、幅広い人と出会うべきだと感じました。そこで、より多くの方と出会えるマッチングアプリの提案をすると……?

「試しにマッチングアプリを使いませんか?いろんな方が登録してますよ。アヤさんは彼氏ができたらどんなデートがしたいですか?」

「家の中でゆっくりしたいですね。あとは公園でピクニックしたり、商店街をお散歩したり、ショッピングモールに出かけたりしたいです」

「じゃ、そういう内容もプロフィールに書いて、サブ写真に猫の写真を使ってはいかがでしょうか?」

「試しにやってみます!」

 さっそくアヤさんはマッチングアプリに登録し、何人かの男性とマッチしました。いきなり会おうとする男性、質問攻めな男性、いろんな方がいる中で、メッセージのやり取りがストレスなく続く男性は少ないと気が付いたそうです。

◆「猫を飼うと結婚できない」ワケではない!

 マッチングした中に、顔がよく分からない上、ただ突っ立っている写真の男性がいました。介護関係の仕事をしている、1歳年上の男性です。

 明らかに女性ウケは良くない写真でしたが、試しに会ってみることに。すると実際はとても穏やかな方で、リラックスして話せたそうです。

 今まで、ほぼ話さないか自分のことばかり話す男性が多かったのに対し、どちらかだけ話すわけでもなく、自分の話をした後はアヤさんに質問をしてくれたり、会話のテンポがちょうどよく好印象だったのです。そこで、猫を飼っていることも話してみました。

「飼ったことがないから分からないですが、猫が僕のことを気に入ってくれればいいですね」と言われたそうです。猫目線での優しい言葉に、アヤさんはとても感動しました。

 2回目デートの待ち合わせの際に「また会っていただけるなんて嬉しいです!」と本当に嬉しそうな彼を見て、純粋だなぁと感じたそうです。3回目のデートは公園でピクニックだったのですが、なんと3回のデート全て同じ服! でも、女性慣れしていない感じも嫌でなく、ほほえましく思ったそうです。

 3回目のデートの帰りに「よかったら付き合ってもらえませんか?」と言われ、アヤさんは「分かった。ただし猫に会わせてから返事をしてもいい?」と答えました。

 数日後にアヤさんの家に来た際、猫はすぐに彼の足にすり寄っていったそうです。それが決め手で交際を承諾し、数か月後には親に紹介して結婚することになりました。

「前の私ならダサいと思って2回目以降会うことはなかったと思います。しかも私が初めての彼女だそうです。でも、彼は電車に乗っていたら必ず高齢者に席を譲るし、困っている人に優しいんです。彼となら家族になれると思いました」

「独身で猫を飼うと結婚できない」といわれますが、猫によって本当に選ぶべき男性を見つけたアヤさん。猫も認めた思いやりのある男性と、幸せそうに暮らしています。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。

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