シミや小じわの原因「体のコゲ」、食事のコツを知れば防げる
女子SPA! / 2020年11月17日 8時45分

写真はイメージです(以下同)
柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。我々の体は生物であり、日々変化し年を重ねることで老化していきます。老化に様々な種類がありますが、今回は体のコゲと呼ばれる糖化についてお話ししてきます。
◆「体のコゲ」の正体とは?
近年、活性酸素の増加によって「体のサビ」と呼ばれる酸化が体の良くないのでは注目され、それを予防するための健康食品が多く出回るようになりました。体にはそれ以外にも「体のコゲ」と呼ばれる糖化があることをご存知でしょうか。
よく例えられるのがホットケーキ。タンパク質を多く含む卵や牛乳、これに砂糖などを混ぜた生地と一緒にフライパンへ垂らすと、徐々に褐色の焼き色がついて素敵な香りを漂わせます。実は我々の体にも同じような状態が起きています。
食事によって摂取した糖が体内のタンパク質や脂肪が体熱によって不正常な結びつきを起こした際、糖化と呼ばれる現象が起こります。糖化が起こると細胞が老化していき、体表であれば肌の変色(シミなど)やタンパク質硬化によるハリ感の低下(顔のシワやたるみ)につながっていきます。
◆糖化を防ぐためには?
では実際に糖化を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは血糖値のコントロールです。糖尿病患者に勧められている血糖値をコントロールする食事法を参考にするといいでしょう。
血液内の糖分(血糖値)が多くなると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて血中内の糖は細胞に取り込まれていき、血糖値が低下します。今回問題として気をつけて欲しいのが食後に血糖値が急上昇すること。
糖質の多いものばかりを摂ってしまったり、一度の食事にたくさんの食品を摂っても始めから糖質ばかりを多く摂り込むような食事方法では、血糖値が急上昇して糖化が進むとされています。
血糖値の急上昇を防ぐためになるべく糖質の少ない食べ物を選ぶことはもちろん良いですし、たとえ糖質が含まれていても、タンパク質や脂質などの栄養素が複合していて食品の中で糖質の割合が高くならないように工夫するのもいいでしょう。
例えると、かけうどんでは糖質のみですが、うどんに玉子が入っていれば糖とタンパク質になりますし、山菜の天ぷらなどが入れば脂質とビタミンも含まれて全体の中の糖質が占める割合が低くなります。まずは糖質ばかりに集中するような食事を防ぐことを心がけましょう。
アンチエイジングに向けて、糖化防止を心がけてみてはいかがでしょうか?
<文/ヒラガコージ>
【ヒラガコージ】
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【クイズ】昼に食べたい“コンビニおにぎり”の具は? 梅、昆布、シャケ…!?
ananweb / 2021年1月23日 20時10分
-
寝ても疲れが取れない人。医師が警告する「やめるべき」夕飯の習慣とは?
OTONA SALONE / 2021年1月23日 16時0分
-
野菜中心の食事で肌老化が加速?老け印象を招くNG食習慣3つ
つやプラ / 2021年1月23日 12時0分
-
混ぜるだけで太らない神ダイエット食材7選。看護師の料理家がおすすめ
女子SPA! / 2021年1月4日 18時47分
-
血糖値の爆上げを阻止、「ラーメンの前にチョコ」が体にいい理由
プレジデントオンライン / 2020年12月26日 9時15分
ランキング
-
1寝ても疲れが取れない人。医師が警告する「やめるべき」夕飯の習慣とは?
OTONA SALONE / 2021年1月23日 16時0分
-
2脱・普通預金で「貯蓄100万円の壁」を超える
オールアバウト / 2021年1月22日 21時20分
-
3マニアが語る「今スシローに行ってほしくない理由」 客のモラルが崩壊している店も
しらべぇ / 2021年1月21日 10時0分
-
4なぜコロナ禍で売れ続けた? トヨタ「ヤリス」とホンダ「N-BOX」が2020年のNo.1になった理由
くるまのニュース / 2021年1月22日 18時10分
-
5iPhoneを紛失したときの対処法!「iPhoneを探す」機能を活用しよう
オールアバウト / 2021年1月22日 21時50分