男性の結婚本気度を「私に使ってくれるお金」で測った30歳女性の失敗

女子SPA! / 2021年1月3日 8時47分

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※写真はイメージです。以下同

 恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

 皆さんは、男性の結婚に対する本気度をどこで判断しているでしょうか? 高いお店に連れて行ってくれること?ブランド品をプレゼントしてくれること? それともあま~い言葉? 今回は、この判断をとことん間違えた女性のお話です。

◆「将来のことは考えている」甘い言葉に騙されたアラサー女性

 29歳だったエリさん(仮名)はマッチングアプリで知り合った32歳の彼氏、陽介さん(仮名)と付き合っていました。話していて楽しいし、勤務先は有名商社という超エリート。そんな陽介から「かわいい」「すごくタイプ」と言われて付き合い始めたものの、自分の年齢など一抹の不安はあったそう。

「来年は29歳なの」

「もちろん将来のことはちゃんと考えてるよ。その上で付き合ってほしい」

 結婚願望が強かったエリさんは最後の恋愛にしたいと思い、予め気持ちを伝えていました。その時に返ってきた言葉を、限りなくプロポーズに近い告白と受け取り交際スタート。度々不安なことがありましたが、友達に相談すればみんな言ってほしいことを言ってくれる。

エリ「最近、彼氏に忙しいって言われて会えていないんだ。デートも月1回ぐらい。もうすぐ29歳の誕生日なのに」

女友達「誕生日は覚えているはず! 本当に忙しいんじゃないの? だって商社マンでしょ」

エリ「そうだよね……将来について考えてるって言ってくれたし、大丈夫だよね」

女友達「絶対大丈夫! 気にしすぎだよ~」

「大丈夫だよ」「気にしすぎじゃないの」「愛されてるよ」という彼女たちの言葉に説得力なんてないのに、耳障りの良い言葉で安心していたのです。

 しかし、やはり大丈夫ではありませんでした。誕生日が近くなっても会う約束をしてくれない。「5分だけ話せない?」とLINEを送り、その5分の会話が別れ話でした。

◆結婚する気のある男性に出会いたいのに

 彼氏からフラれた直後、彼女が真っ先に頼ったのは女子会メンバーでした。

「アラサー女性の時間を奪うって陽介君もひどいよね!」

「そうだよね。20代最後なのに」

 女子会メンバーはそういって変わらず慰めてくれました。

「もうすぐ29歳だって迫ったのがダメだったんだと思う」

「でも、実際29歳だし仕方ないじゃん。友達は29歳だって彼氏に迫って結婚したよ。今度はちゃんと結婚願望がある男を探しな」

 一通り慰められた後、エリさんが次にしたことは婚活パーティーへの参加でした。選んだのは「1年以内に結婚したい人向けパーティー」。男性の参加費は約6000円で、「アプリの月会費より高いし、本気度の高い男性が多いだろう」と思ったそうです。こうして、以前から登録してあったマッチングアプリと並行して婚活を開始しました。

 パーティーの男性参加者は30代中心で、胴回りにぜい肉がついた、もっさりしている人が多かったそうです。その中で、おしゃれ眼鏡の30歳SE男性と連絡先交換をしました。その日はお茶をして後日、食事に行くことになりました。

◆デート中にひたすらモヤモヤ

 しかし、ここでも上手くいきません。

 「美味しい焼き鳥屋が渋谷にある」と言われたので期待していたら、そこはチェーン店。美味しくないわけじゃないけれど、もっと気合入れてお店を探さないの?この人は私のことをどう思っているのだろう? モヤモヤが止まらず、思い切っていつ頃結婚したいのか聞いてみました。

 すると、「いいなと思った人に会えたら結婚したいかな」と返答が。エリさんのモヤモヤが再発します。ならなぜ「1年以内に結婚したい人向けパーティー」なんかに参加していたのだろう。当たり障りのない会話を重ねるデートの延長に、自分が彼の「いいな」と思える人になっている未来は描きにくい。

 その日の食事代は彼が多めとはいえほぼ割り勘で、さらにモヤモヤは募ります。エリさんは帰りの電車で女子会メンバーに「ありえない男だったんだけど聞いてよ」と思わずLINEしていました。

 今日の彼はハズレだったけれど、でもまだ他に良さそうな男性がいる。明日はアプリで知り合った銀行員と神楽坂デートだ。相手は39歳だし、10歳年下の私の方が有利だよね? そう気持ちを切り替えて、次のデートに臨みました。

◆クリスマスと年末年始に会えないアラフォー彼氏

 銀行員の男性は「こんなかわいい子に会えるなんて幸せだ。モテるでしょ?」と言ってきました。高そうなお店で食事をし、次のデートは仕事帰りにお寿司。

 その後数回食事をして、交際を申し込まれたそうです。毎回のデートはおごりだし、これだけお金を使ってくれている。相手はもう39歳で、そろそろ結婚したいはずだ。今度こそ素敵な人に出会えた! エリさんはそう信じ切っていました。

 その年のクリスマスは水曜日でした。「クリスマスは仕事があるし、近くの土曜日に会えない?」と誘われて一足早いクリスマスデートを楽しんだそうです。

 しかし、楽しいデートもつかの間。なんと、年末年始は会えないと言われたのです。

「正月休みの前に仕事を終わらせなきゃ」「正月は同僚とゴルフに行く」。そんなこと言われたら、信じるしかない。ここで会いたいとか結婚を迫ったら、嫌われてまた婚活やり直し……エリさんは何も言えません。

 その後、1月末に1回だけ会って自然消滅したそうです。既婚者だったのか単に面倒になったのか、真実は分かりません。しかし、エリさんはまたもやフラれてしまったのです。

 そしてエリさんは30歳になりました。さらに女子会メンバーの一人が彼氏ができたことも報告せず、さらっと結婚して女子会を卒業したのです。

◆男性の結婚本気度、どこで判断する?

 そんな状況で、婚活方法の見直しのためにご相談にやってきました。

 最初の商社マン彼氏もアラフォー銀行員も、ただ結婚願望がないのか既婚者だったのか、今となっては分かりません。もし既婚者だった場合は、騙していた男性側が悪いこと間違いなしです。しかし、エリさんの「結婚願望がある男性の判断方法」が間違っていたことも確かでした。

「結婚願望がある人に会うためには、やはり結婚相談所がいいのでしょうか? アプリと比べて値が張るし、その割に良い男性に会えるわけじゃないので迷うんです」

 相談者でよくいらっしゃるのが、相談所に入ったから絶対結婚できると思う方です。エリさんもこのタイプでした。

「相談所を使ったからといって、必ず結婚できるわけではありません。まず、男性の結婚に対する本気度を言葉とデートのお店選び、そしてデート代ではかっていませんか?」

「それが普通じゃないんですか?」

「初対面の女性に『タイプ』『かわいい』なんて言える男性は、間違いなく他の女性にも言ってるし、遊ばれてると思ってください。エリさんの場合、彼氏はできても結婚できないんじゃなくて、まず相手は彼女とさえ思っていなかったかもしれません」

◆友達に羨ましいと思われる男性を探していないか

 エリさんの失敗は、まず女子会で恋愛相談していたことです。女性同士は空気を読み、自分の意見ではなくその集まりの中で一番盛り上がることを言います。「大変だったね。分かる」と共感されて安心し、「大丈夫だよ」で締めくくられれば心地いいでしょう。そして結果的に男が悪い・環境が悪いという結論にいたり、本人は全く成長しないのです。

 男性は女性と違って、友達と話題の飲食店に行ったり、旅行に行ったりあまりしません。個人差はあるにせよ、女性の方が話題のお店に詳しいです。そうなると、デートの経験が少ないマジメな男性が知っている飲食店なんて、チェーン店かラーメン屋程度になります。

 さらに男女で違うのは、異性と会うことの意味です。男性は見知らぬ女性と会って会話することにストレスを感じにくいです。女性ならば、婚活は短くさくっと卒業したいのかもしれませんが、男性は毎週いろんな女性と会えるので楽しくなる人もいるし、彼女ができてもアプリをやめない男性、既婚者なのに登録している人もいます。

 その後、エリさんはデートの支払いと言葉で男を品定めしない、そして女子会は程々にと誓って、婚活を再開しました。数カ月後、無事にアプリで結婚前提でお付き合いしている彼氏ができました。「昔の私ならば絶対に選ばないような人です。でも、優しいし楽ちんで話しやすいとってもいい人」なんだそう。

「前は女子会で『素敵な人だね』って言われるような男性を選んでいました。今の彼はカッコいいわけじゃないし、友達に積極的には紹介しにくいです。絶対に『どういう人?写真はないの?』って言われるので。

 誰にも彼氏ができた報告をしないで結婚した友達の気持ちが、今なら分かります。品定めされそうで嫌ですよね」

 幸せな結婚生活とは関係ないもので男性を見極めようとしていたエリさん。良い人に出会えてよかったですね。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<取材・文/菊乃>

【菊乃】

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。

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