新春不倫2連発。中村芝翫とロッテ清田、バレた時の態度で変わる“後味”
女子SPA! / 2021年1月9日 8時47分

(画像:中村福之助 Instagramより)
<亀山早苗の不倫時評>
次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
◆不倫報道2連発、そのイメージの違い
ここ数年、年が明けると不倫のニュースが飛び込んでくる。今回は歌舞伎役者・中村芝翫(55歳)とプロ野球・ロッテの主力選手である清田育弘(34歳)。このふたりの報道のされ方が微妙に異なっていて興味深い。
◆中村芝翫、再びの不倫報道に謝罪。妻の三田寛子も取材対応
中村芝翫は「4年ぶり2度目の不倫報道」である。つい最近、どこかで聞いたようなキャッチコピー。不倫を重ねる男は4年に1度、上手の手から水が漏れて報道されてしまうのが常なのだろうか。今回も文春砲が炸裂した。
4年前、大名跡である芝翫襲名(同時に3人の息子もいっせいに襲名)の興行を前に発覚したのは、京都の売れっ子芸妓との艶聞だった。
そのときは妻の三田寛子が、雨の中集まったレポーター陣に「雨降って地固まるということもございます」と真顔で深々と謝罪、さらに「離婚はないんですか」と聞かれて、「ないで~す」と笑顔を見せ、神対応と言われたものだった。
「週刊文春」(1月7日発売)の報道によれば、今回のお相手は32歳、ほぼ二回り年下の美女で、19年の夏頃から男女の仲になったとか。彼女の住む京都に仕事で行くと、同じホテルに3連泊、東京でも密会を重ねていたようだ。
もともとは彼女が芝翫のファンで、襲名時には240万円する鏡台を贈っていたこともわかっている。ファンと役者の関係は江戸時代からよくある話ではある。
報道されると、芝翫はすぐに謝罪コメント発表、さらに妻の三田寛子は、芝翫が直撃取材された翌日に「ノーメイク」で現れ、文春の取材に答えている。
「私はお母さんじゃないと言いたい」と人生のパートナーであることを強調しつつも、「歌舞伎は家業ですから、家族一丸となってやっていかなければならない」と、まさに自分の立場を自覚した発言を残した。(以上、「週刊文春」の報道による)
報道直後には一家5人で集まって家族会議が開かれたとも言われている。
◆歌舞伎は「家業」
そう、彼女はタレント・三田寛子であり、ひとりの男性の妻であると同時に、歌舞伎役者の妻であり、3人の歌舞伎役者の母なのだ。今はその重責が最優先なのではないだろうか。
歌舞伎役者に艶聞はつきもの。不倫という言葉のもつ「人目を忍んでこそこそ逢い引きをする」陰鬱さはなく、「華やかな人間関係のひとつが、恋に発展しちゃっただけ」という習慣性のあるものに思えてならない。芸の肥やしと思っているわけでもないだろう。
今回も離婚はあり得ない。妻にお灸(きゅう)を据えられて、しばらくおとなしくしているだろうが、またぞろ恋の虫は騒ぎ出すのではないだろうか。
◆故・坂田藤十郎さんの艶聞を見習ってほしい
歌舞伎役者の艶聞といえば、亡くなった坂田藤十郎さんを思い出す。70歳のときに20歳の人気舞妓との関係が取りざたされたのだ。
ホテルの部屋から出ていく舞妓を見送った藤十郎さん、彼女が振り返ったときにバスローブの前をはだけて見せたのだ。これが週刊誌に取り上げられると、ご本人は「一生青春、こんなふうに報じられてうれしい」と語り、当時、国土交通大臣だった妻の扇千景さんは、「全然気にしていません。男はモテたほうがいいわ」と悠然(ゆうぜん)と答えたのだ。このふたりは生涯連れ添い、藤十郎さんは昨年秋に亡くなった。
歌舞伎における艶聞の見本かもしれない。芝翫にもぜひ、先達を見習ってほしいものだ。
◆女性の友人が怒って発覚したもうひとつの不倫報道
一方、ロッテ・清田の不倫報道は後味がよろしくない。3年間つきあっていた不倫相手の扱いに対して、彼女の友人が怒りまくっているのだ。
「FRIDAY」(電子版)が7日報じたところによると、彼女が住む東京で会うこともあれば、清田が遠征先に彼女を呼び出すことも。遠征先では同じホテルに彼女の部屋をとり、朝まで一緒にいるのが常だったという。
マメにLINEも寄越して彼女への愛を情熱的にぶつけていた清田。ところが昨年秋、ロッテでコロナの集団感染が発覚。遠征先での札幌でクラスターが起こったと発表された。球団では「部外者との会食禁止」を打ち出しており、ルールを破った選手はいなかったと述べた。だが、この間、清田は彼女を呼び寄せ、毎日、外食を繰り返していたのだ。
あげく、清田は濃厚接触者であった彼女のことを球団に隠していた。彼女も発熱したのだが、清田は病院に行かないでほしいと頼んだという。
さらに彼が他の女性とも不倫関係にあることがわかった。3年間の交際期間中、そういうことは何度もあったが、清田が彼女の家の前で待ち伏せて号泣しながら謝罪していたという。だが、さすがに今回は彼女も許せず、別れを告げたようだ。(以上、「FRIDAY」(電子版)『ロッテの主力・清田育宏 不倫相手との「札幌同伴遠征」』による)
◆保身やクズっぷりが見える
球団に嘘をついていたこと、彼女の体調より自分の対面を保とうとしたことが、なんとも「保身」を感じさせる。不倫の是非を問うつもりはないが、人間として「潔(いさぎよ)いかどうか」は重要だ。同時期に、他の女性ともつきあっていたのも「クズっぷり」が見えてしまう。
不倫する人間が「クズ」だろうという意見もあることは承知だ。だが、好きになってしまって自分を抑えられないということは人間だからあり得る。そのときに、妻子ある男性が、相手女性とどうつきあうか、制約のある関係の中でどこまで誠意を尽くせるのかが「不倫であっても恋」を成就させるかどうかのポイントでもある。
そしてまた、バレたときの対応もまた、当事者の「人間力」が試される。フライデーに直撃されて、「まずいっす」「覚えてない」を繰り返した清田、危機管理がなさすぎた。
<文/亀山早苗>
【亀山早苗】
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数
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