大泉洋をこえるクセ毛の女性、朝は戦場だったけど…急にモテ期が来たワケ

女子SPA! / 2021年1月18日 15時47分

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 毎朝、通勤のための身支度ってめんどうですよね。とくに寝癖がついてしまった日には、手間がかかって仕方がないのでは?

 ですが、寝癖どころではない悩みを抱えていたという女性に話を聞きました。

 都内在住の渋川美奈さん(仮名・27歳)は“ある理由”が原因で、「起きてから家を出るまで、3時間近くかかってしまう」と表情を曇らせます。

 なぜ身支度にそれほど時間がかかってしまうのでしょうか?なんでも、俳優の大泉洋レベルを優に超えた“強烈なくせ毛”が原因だとか……。

◆「自分のキューティクルのやさぐれ具合に本当にあきれる」

 大泉洋さんといえば、天然のくせ毛とパーマを組み合わせたヘアスタイルで知られていますが、渋川さんは完全天然。そして本人いわく、ほぼすべての毛が「一回転以上している気がする」というほどかなり強烈な“くるんくるん天然アフロ状態”のかかった毛です。

「同僚や友人に『朝いつも余裕がない』と話すと、『もう少し早起きすればいいじゃん』で会話が終わってしまうのですが、私の場合は髪の毛のセットだけで2時間近くかかるんです。

 ご飯や身支度を入れるとトータル3時間ほど。8時の電車に乗るために、いつも4時半や5時には起きていました」

 美容院で強めのケアをしてもらっても解決しづらいようです。

「定期的に縮毛矯正やストレートパーマをかけていても、すぐにとれてしまうのでお金がもたない。それに、ひんぱんにやってしまうと余計にダメージが残ってしまい、元々のくるくるにプラスして、髪の表面がチリチリとちぢれ毛まみれになってしまうんです。

 雨の日なんかもう本当に最悪です。2時間近くヘアセットにかけても、外に出ると一瞬でくるん!と元に戻りますからね」

◆同僚から「トイプードル」「若いころのつるべ」と言われた

 雨の日はさらに憂鬱だそうです。

「髪が湿気で膨れてはねて、元々のくせが全力でうねりだすんです。席につくやいなや、遠くの同僚から『雨に濡れたトイプー(トイプードル)笑』『若いころのつるべ(笑福亭鶴瓶)』とさんざん言われました」

 若いころのつるべといえば、アフロヘア。それにしても毛がくりんくりんのトイプードルは可愛いですし、くせ毛も魅力がありますが、渋川さん本人にとっては深刻なコンプレックス。しかし、その“毎朝2時間近く”の必死の努力が、実はくせ毛をより強力なものにしてしまっていたのです。

◆超絶“逆効果”だった、独学のくせ毛お直し法!

「とにかく自分でサラサラにしたくて、高いアイロンを買って毎朝必死に伸ばしていました。そのときに必ず髪を水で濡らすんです。一番いいのはお風呂上り。乾かすまえに『ジュワッ……!』とキューティクルを焼き殺すように、思いっきり高温で挟みあげます。立ち上る蒸気とその音で、一気に髪のクセが強制的に直されていきような感覚が好きです」

 アイロンの直前に、洗い流さないトリートメントを大量に塗り込むという渋川さん。その後は、ヘアセットもかねて念入りにドライヤ―をかけます。

「シャンプーやコンディショナーにもかなりこだわっています。『髪への贅沢なご褒美』『モテ髪を目指すなら、髪に素晴らしい栄養を』などの宣伝コピーを見ると、今度こそなんとかなるかも!と思って値段を見ずに買ってしまって。

 一つ1万円近くするシャンプーやコンディショナーを使ってみたり、そのほかにも洗い流さないトリートメントに、ヘアパック、ドライヤー後につけるヘアオイルなど、もうお金をかけようと思ったらきりがありません」

 こうして毎月かなりの額をヘアケアー代に投資するも、実感できるほどの効果はあまり感じられなかったそうです。しかも、このお直し方法が逆効果で、髪を痛め、クセをひどくしていたことが後に分かります。

「もうお金もないし、くせ毛と戦う気力もない。そんなときに始まったのが、『凪のお暇(なぎのおいとま)』(2019年、TBS系列)というドラマでした。

◆黒木華に似てると褒められるようになった

「美奈ちゃんって、あのドラマのヒロインみたい!」

「自然体でめっちゃ可愛い~」

「個性的でむしろかっこいい!」と、やたらと同僚たちや友人らから褒められることが多くなったとか。

「驚くことに、あのドラマが始まって男女問わず一気に“モテ”だしたんです。今まで『トイプー(笑)』って悪口を言って笑っていた人もコロリと変わって。

 主演女優の黒木華さんに似てると言ってもらえるようになって、男性社員からもよくその話題をふられたり、話かけられたり。雨の日の出勤で髪が爆発していても、今までなら笑われていたのにむしろ褒められる。自分を取り巻く状況が一変しましたね」

 くせ毛の時代到来!……と思いきや、渋川さんの心にはある思いが芽生えました。

◆「簡単に変わる他人の評価に流されるなんてバカみたい」

「正直、『え、ドラマ一つでそこまで天パ(天然パーマ)の評価って変わっちゃうの……?』ということに驚きましたね。嬉しい変化ではあるんですよ。

 でも、同時に、『私の毎日の涙ぐましい努力って一体なんだったんだ?』ってなんかすごく切なくなって。もちろん人の目を異様に気にし過ぎていた自分も情けないですが、『簡単に変わる他人の評価に流されるなんてバカみたい』とバカバカしくなりました」

 それ以降、「くせ毛をなんとかサラサラヘアーにする」という方向性ではなく、「クセを活かして自分がやりたいような髪型を目指す」ことを心掛けるようになったそう。

「もちろん髪のケアは続けます。美容室で美容師さんに、『高級品を使うより、とにかく保湿と摩擦に気をつける!』ということも学びました。それを踏まえて、今はもう自分がしたいような髪形を楽しんでいます。

 くせ毛の人はショートカットにするといい感じにクセを活かせるといわれたので、ツーブロックに刈り上げて髪は前下がりボブにして。自然とパーマがかかった感じになるんです。

 人の価値観なんてくそくらえ、ですね。私は私のくせ毛を愛します」

 本当に大切なのは、他人ウケより、自分ウケですね。好き勝手に口だけしか出さない人の意見に一喜一憂するよりも、自分でいることを全力で楽しみたいものです。

―私のコンプレックス―

<文・イラスト/赤山ひかる>

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