浮気3回に借金が数百万…超ダメ男と9年も付き合っちゃったワケ

女子SPA! / 2021年2月28日 8時47分

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※写真はイメージです(以下同)

 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

「ダメ男」には色々なタイプがいますが、聡子さん(仮名・30代後半)が9年交際をした敏行さん(仮名)は、その中でも飛び抜けたダメ男でした。

「笑い話にできるのは、もう私の中でネタになっているからですよ。とはいえ消したい過去ですけどね」

 壮絶な交際経験を語りながら、聡子さんはそう笑い飛ばします。9年という時間を費やした理由を聞いていくと、ただくっついたり離れたりでは済まされない事情がありました。

◆軽いノリでダメ男と9年付き合う

 ペット関連のビジネスに携わる聡子さんは、動物好きという共通点がキッカケで8年ほど前まで敏行さん(仮名)と9年間交際していました。

 第一印象は「癖は強そうだけれど優しそうでいい人」だった敏行さん。彼氏と別れたばかりだったこともあり、軽いノリで恋愛をスタートさせたといいます。それが9年も続く苦い関係になるとも知らずに。

「第一印象は良かったのですが、敏行には離婚歴が3回ありました。だから結婚は考えずに、次の恋愛までのつなぎ程度で考えていました。付き合ってすぐくに女にだらしないところが見えてきて、最初はびっくりしましたがだんだん慣れましたね」

 敏行さんは、1時に待ち合わせをしていたら1時に起きて準備をする超マイペースな人。また9年の恋愛期間のうちに、3回浮気をしたとか。エネルギーが凄い!

◆浮気がとにかく下手くそ!

「浮気も本当に下手くそで、全部私にバレているんです。1回目は、私が留守の間に自宅に浮気相手を呼んだらしく、近所の人が『知らない車が止まってた』と教えてくれました。しかも相手が私の女友だちで、さすがに引きましたね」

 他にも、浮気相手が聡子さんの勤め先に来たり、SNS経由でメッセージを送ってきたりと、何もしなくても浮気を突き止めることができたといいます。

 下半身の管理もままならない男性となぜ9年も交際していたのか。その理由を聞くと、1つは愛するペットの事情が大きかったそうです。

◆浮気を繰り返すダメ男となぜ9年も付き合ったのか

 聡子さんは、当時同棲をしながら9匹の猫を飼っていました。猫は2人の子どものような存在。しかし9匹の猫を引き取って一人暮らしをするのは容易ではなく、彼との問題を抱えつつも、別れを決めることができなかったそうです。その間にも問題がどんどん起こります。

「9年の間に、彼は元々やっていた事業が立ち行かなくなり、買ったマンションのローンが払えなくなっていました。さらに周りの人にお金を借りて別の事業を始めている状態で。本当にびっくりしたのが、倒産する前に私の名義で勝手に数百万の借金をしていたんです!」

「え!? それって犯罪では?」と思わず筆者も語気を強めましたが、身内や住居を同じくしている恋人などが無断で自分名義の借金を作っていた場合、それが無効であることを証明するのは難しい場合があるといいます。

 例えば、クレジットカードを共用したり暗証番号を共有していた場合は、パートナーが無断でキャシングをしても無効にすることは難しいといいます。他にも、無断で同居者が借金をした場合、その筆跡が偽造であることや、自分の身分証が本当に無断で持ち出されたのかを証明する必要があり、これもまた困難だといいます。

◆ようやく完済!と思いきや…!?

 聡子さんのケースでは借金を無効にするのは難しかったようで、結局別れた後も5年ほど彼に返済を頼み続けたそうです。

「私が借金を返すという選択肢はありませんでした。でも、頼んでもなかなか返済してくれなくて本当に大変で……。最後『返したよ』と連絡をもらった後、念の為残金を確認したら、なんと100円だけ残債があったんです。本当にお金がないのかなと一瞬心配になりましたが、100円でも彼の借金を返すのは腹が立ちました」

 おそらく100円残したのは、聡子さんが気づかぬうちに利子で膨れ上がるのを期待した嫌がらせでは……。男って別れ際にびっくりするほど小さいことをするタイプも多いよなあ(それが本性なんだけど)と、筆者は思ったのでした。

◆別れは意外な人の一言で

 現在は前向きな聡子さん。浮気に借金と様々なダメ男ぶりを見せつけられ、完全にいろんなモノがズレている気がしますが、別れを決断できたキッカケは何だったのでしょう。

「別れは本当に突然でした。今のペットビジネスを始めるために、当時学校で勉強を始めたんです。その時の先生がちょっと変わった方で、彼とのことを何の気なしに話したら『これから新しいことを学ぶのにそんなエネルギー状態ではダメ! あなたのようなメンタル的に良くない人に授業を受けてほしくないから、別れてきなさい!』と言われて、本当にその日授業を受けさせてもらえなかったんです。私、関西から東京まで授業のために遠征したのに(笑)」

 場合によってはクレームレベルの対応をした先生でしたが、素直に「それもそうだな」と感じた聡子さん。その足で自宅に戻り、彼と別れを決めたそうです。

「9匹の猫をどうするかが大変でしたけど、自分のやりたいことを学ぶため、彼とは別れました。あの先生の一言がなければ、今でもズルズルと付き合っていたかも知れません」

 ちなみに、猫は4匹5匹に分けて引き取りました。しばらくして彼が1週間家を空けるタイミングがあり、その間、彼の家に通い猫の面倒を見たそうです。すでに新たな彼女と同棲していたようですが、お互いに家事をしないタイプだったようで家は大荒れ。それを見て驚愕し、本当に別れてよかったと感じたそうです。

「子供っぽくて優しい性格だなと当時は思っていましたが、荒れ果てた家を見たとき、今の彼女のだらしなさに流されていることが分かり、悪い意味で順応性が高すぎると感じました。浮気も自分から誘うわけじゃないけれど、女性から誘ってきたら無下には出来ないとを釈明さたことを思い出したりして……心底別れてよかったですね」

◆ダメ男と付き合った理由を考えると…

 現在は念願のペットビジネスにも携わり、前へと進んでいる聡子さん。改めてなぜこんなダメ男と9年も交際をしていたのか、考えうる原因を教えてもらうと、1つは9匹の猫の飼育事情ということですが、もう1つは「自分の父親かなあ」と少し言葉を濁します。

 聞くと、数年前に他界した彼女の父親は敏行さんを超える“ダメ男”だったとか。それはまた次の機会に聞きたいと思いますが、人は初めて触れる異性を恋愛対象の基準と捉えてしまいがちです。

「男性は心のどこかでいつも母を求めている」なんて言われるのも、こういった理由からです。とにもかくにも、聡子さんは今はまた婚活にも前向きになりつつあるそうで、新しい幸せを願うばかりなのでした。

<取材・文/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

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