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コロナ後に離婚ラッシュが来る?夫婦のすれ違いを防ぐ3つの習慣

女子SPA! / 2021年3月26日 8時47分

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 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

 コロナによって夫婦で過ごす時間が増え、イライラすることが多くなったという声を耳にします。前回記事では、夫婦カウンセリングをおこなう「Life Design Labo」の安東秀海さん・美紀子さんご夫婦に、男女の会話においての注意点を教えてもらいました。

 「コロナ離婚」という言葉も流行った2020年。しかし蓋を開けると離婚率は減少しており(※)、データ上の夫婦関係は良好になっているという見方もできます。

(※2020年1~6月まで。厚生労働省の人口動態統計(速報値)より)

 とはいえ、「離婚していない=夫婦が良い関係になっている」とは言えません。安東さんによると、アフターコロナは離婚率が高まる可能性が十分あるといいます。一体なぜ……その理由と、離婚を避けるために出来ることを聞きました。

◆アフターコロナは離婚率が上がる!?

 コロナが落ち着いた頃に、離婚率は上がるかもしれない。由々しき問題ですが、安東さんがそう考える理由は主に2つあります。

「コロナ禍で、改めて本当に大切にする価値観や、残りの人生を誰と過ごしたいのか、見直し始めた方は多いようです。同時に、生活が不安定になった状況で、離婚を思いとどまったご夫婦も増えています。

 一見良いことに見えますが、離婚しないとはいえ、そういったご夫婦の多くは2人で関係を見直し修復しているわけではありません。このような潜在的な離婚予備軍が、アフターコロナに再度離婚への気持ちが高まり、行動を起こすのではないかと思います」(美紀子さん)

◆同じ場所にいるのに別の人と繋がっている

「もうひとつには、2度の緊急事態宣言を経て、“繋がりを求める欲求”がより外側に向かっていることが挙げられます。外出自粛で人と思うように会えなくなった一方で、オンラインサービスが進化し人と繋がる方法が増えました。

 しかしその反面、一緒の場にいてもお互いが別々のことをして、別の人と繋がるケースが増えています。物理的には近くにいるのに、気持ち的には外のコミュニティと繋がっている、いわば心理的ドーナツ化現象の状況になっているのです。こういったご夫婦は今は平和でも、長い目で見ると価値観のズレが生じる可能性があるので、将来的に衝突する危険性があります」(秀海さん)

 音声SNS『Clubhouse』のように、他者と繋がるツールが爆発的に流行るのも、まさに他人と繋がりたい欲求が高まっているからなのだそうです。

 しかし、他人と繋がれば繋がるほど、夫婦といった1番に向き合うべきコミュニティは後回しになり、夫婦で向き合う時間が削がれます。その結果、知らぬ間に価値観が大きくズレ、コロナが落ち着いた時に「もう一緒にいなくていいや!」といった決断に傾く可能性があるわけです。

 これを読んだあなたは、夫婦の向き合い方、足りていると思いますか?

◆夫婦ですれ違わないためにすべき3つのこと

 家族で一緒の時間が増え、そしてイライラや憤りを感じているなら、夫婦のコミュニケーションを増やし、その質を高めるための取り組みが大事になります。では、具体的に何を行えば良いのか、3つのポイントを聞きました。

「まずは、夫婦で一緒にできることを増やしてみてはどうでしょう。Clubhouseも、ぜひ夫婦で一緒に聞き、それを話題に色々話してみることです。読書やゲームを一緒にするのも良いと思います。

 あと、興味があれば好きなアーティストのオンラインライブに参加してみましょう。私たちも年末の年越しライブを鑑賞しましたが、配信とはいえライブのエネルギーは違いますし、夫婦で共有できる時間も濃いものでした。スポーツ観戦も良いかもしれません」(秀海さん)

◆「夫婦でも他人である」認識を持つ

「2つめは、『この人は自分と違う人間だから、分かってくれないこともある』という前提を改めて持つことです。他人同士だから価値観のズレは必ずあるはずなのに、夫婦という特別な関係では、『この人は私を理解してくれるはず!私はこの人を理解できるはず!』と期待を抱きやすいものです。

 けれど、どんなに近い関係でも他人ですから、分かってくれないこともあるし、理解できないこともあって当たり前。大切なのは、分かろうとし続ける努力なのではないでしょうか」(美紀子さん)

◆ネガティブな感情は共有する

「そして3つめは、相手を理解しようとしたけれどできなかったり、また理解されないと感じたことで傷ついたなら、できるだけ早くそのネガティブな気持ちを共有することです。もちろん相手を責めるのではなく、『Iメッセージ』で伝えることは、忘れないでくださいね」(秀海さん)

 Iメッセージとは、主語を自分にして伝える方法です。傷ついた時も「あなたはどうしてそんな風に言うの?」と相手を主語にしたYメッセージを使うのではなく「私はそういう風に言われて、凄く傷ついてる」と、自分を主語にして相手に伝えていくことです。

【Iメッセージ】

・私は◯◯だと思う

・◯◯して欲しいと思ってる

【Yメッセージ】

・あなたっていつも◯◯だよね

・なんであなたは◯◯してくれないの?

◆今一度、関係性を見直そう

「共同生活とは、自分にとっての心地良さから、お互いにとって心地の良さへと生活スタイルを作り直す行為だと思います。そのためには、積極的に自分の希望を伝えることが必要です。

 カーテンの色や家具をどうするかに始まり、今日のご飯や明日の過ごし方など、常に2人でシェアし、選択することが共同生活です。そのプロセスの中で、当然意見がぶつかったり、嫌な気持ちになること、通じ合えない寂しさを感じることがあるものです。

 そんな時、多くの方が自分の気持ちを飲み込んだり、後回して衝突を避けますが、飲み込んだ気持ちは、知らずしらずのうちにフラストレーションになり、爆発してしまうことも。

 仲良くいたいから我慢したはずが、気がついたら険悪な雰囲気になんてちょっともったいないですよね。夫婦の関係を傷つけるような衝突を避けるためにも、ネガティブな感情を遠ざけないで、できるだけ共有することが大事。でもその前に、まずは知らないうちに我慢している自分に気づいて欲しいです」(秀海さん)

・夫婦で一緒にやることを増やす

・「夫婦でも違う人間だから、わかってくれない事もある」と知る

・ネガティブな感情もIメッセージで共有する

 夫婦に限らず、独身カップルでも有効かもしれません。あなたはパートナーに自分の気持ちを共有したり、2人の時間を過ごしたりしているでしょうか。ちょっと振り返ってみると、気がつくことがあるかもしれません。

【取材協力】 Life Design Labo/安東秀海・安東美紀子

業界最大手のカウンセリング事務所にてカウンセラー&講師として活動後、2015年に独立。結婚生活に悩む夫婦のためのカウンセリング&コーチングを行う。機能不全を生んでいる夫婦間のコミュニケーションパターン、価値観の違い、感情的なもつれを特定し、関係性修復に導くアプローチを得意とする。東京渋谷のカウンセリングルームには危機に直面した多くの夫婦が訪れている。

<取材・イラスト・文/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

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