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コロナ下のオンラインお見合いで、交際・成婚率がアップしているワケ

女子SPA! / 2021年4月15日 15時47分

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 キレイになりたい皆さま、こんにちは。美容活動、略して「美活」も2年目に入ったにらさわあきこです。

 美活をしていると、そこかしこで婚活女性に出会うのですが、最近の婚活はコロナ前とは少し事情が変わってきているとか。そこで結婚相談所の関係者たちにも話を聞いてみたところ、オンライン婚活の登場で大きな変化があったというのです。

 婚活業界最大手のIBJでは、2020年に9732組(19464名)が成婚。IBJ広報の椎名さんによると「1万組に迫る過去最高の成婚カップルが誕生した」とのことでした。

 一体、どこがどう変わったのか、最新お見合い事情をリポートします。

◆オンラインで成婚率がアップする理由

「オンラインでのお見合いシステムができてから、成婚率が上がったんですよ」と教えてくれたのは、結婚相談所salon de JUNO代表カウンセラーの佐津和陸(さつわ・むつ)さん。

 佐津和さん曰く「最初のお見合いをオンラインで行った場合、対面でお見合いした場合よりも、交際に進む確率がぐっとあがっているんです」

 なんと! どうしてオンラインだと、成婚率が上がるのでしょうか?

「オンラインのお見合いでは、お相手のルックスに対してのハードルが下がると言いますか、見た目だけでNOとジャッジすることが減ったと言われています。

 オンラインではお相手の顔だけでなく、自分の顔も見えますよね。相手の姿と同時に自分の姿も見えることにより、客観的にお互いの釣り合いを見てOKした、という興味深いアンケート結果が出ているそうなのです。

 また、オンラインでは背景と照明を自分でコントロールできますので、服装、メイク、照明、背景(リアルでもバーチャルでも)の調和を事前に確認・調整することで、ベストな自分で相手に会えるというのも利点の一つです」

◆確認すべきことは服装や髪型じゃない

 佐津和さんによれば、相手の服装や髪型などがキマっていないと「つい断りたくなる」という女性も実際多いというのですが、それは本当にもったいないとか。

「服装や髪型は後からいくらでも変えてもらうことができるので、婚活においては、お相手の価値観や結婚後のビジョンなどを徹底的に確認し、パートナーとして一緒に歩めそうかどうかを判断するのが大事です。オンラインのお見合いでは、そうしたお話もリラックスした状態でできるのではないでしょうか」

 佐津和さんは開業前からプライベートでも成婚カップルを多く出してきたというのですが、説得力がありますね。

◆相手に求める「住まい」のハードルも減った

 次に教えてくれたのは、結婚相談所ララストーリーの人気相談員で、2020年に担当した会員の成婚率が70%を超えるという須坂るみさん。須坂さんも「対面よりも、オンラインお見合いのほうが、交際率が良いのは確かです」と強く賛同しています。

「オンラインになったことで、女性側の異性に会うことに対するハードルが下がったのは確かです。実際に会うとなると『わざわざメイクをして、お洒落をして、出かけてまで会う相手かな』と慎重になっていた女性でも『オンラインなら、ま、いっか』とフットワークが軽くなりました。

 また、男性側も対面でのお見合いにはお茶代などの経費がかかり、ハードルが高くなっていたのですが、オンラインではその必要がないため、今までお見合いを受けていなかった女性にも会うようになりました。すると意外と話が盛り上がり、とんとん拍子に進んだというケースが結構多いんです」

 つまりオンラインになったことで、会うという最初のハードルが下がったということでしょうか。

「そうですね。それに加えて、オンラインだとお互い自分の家にいるから、リラックスして話しやすくなったということもありますね。喫茶店で会う時のように、後ろを通る人が気になるとか注文をどうするとか、まだ運ばれてこないから落ち着かないなどの雑念がありません。そのため相手の集中できますし、相手をより知ろうと思え、じっくり話せるようです。

 もう一つ大きいのが地域のハードルが下がったことです。今までは、中途半端な距離感と思われていた地域の人とも都内の人が会うようになりました。中途半端な地域と言うのは、都会でもないけどそこまで田舎というほどでもない、東京から新幹線で1時間圏内の地域です。

 今、ちょっと遠方の人の婚活は活発です。特に、完全リモートワークの女性だと『どこに住んでも変わらないから』と地方在住の男性にも目を向け始めています」

 こんな面白いエピソードもありました。オンラインお見合いでスーツを着ていた男性に「自宅なのにきちんとしている」と女性が感動し、成婚に繋がったという話です。

「対面でのお見合いだとスーツを着ていることが当たり前に受け取られるのですが、オンラインではプラス評価になる。…こんな例が、本当にたくさんあるんですよ」と須坂さん。

 さらに、zoomを無料で使っている相談所とのお見合いでは「話せる時間が40分と限られているので、『もうちょっと話したかったな』と、次に会うことにOKを出す人も増えているという印象がありますね」。

 いろんな面で、オンラインならではのメリットがあるようです。

◆実際の成婚率は?

 前出のIBJでは、オンラインお見合いの「交際移行率」に関して、「お見合いから約半数が“仮交際”へ発展しており、オフラインで行った場合よりも20%高い状況だ」と発表しています。

※IBJ直営相談所にて2020年4月18日・19日に開催されたオンラインお見合い316件における交際移行率より算出。

 先の須坂さんによると、婚活業界は生命の危機を感じると盛り上がる業界なんだとか。特に家族のありがたみを感じたり人恋しくなったりすると、婚活を始める人が増えるそう。

 とはいえ、婚活業界に限らない成婚数を見てみると、2019年に59万9007件だった婚姻件数が、2020年は53万7,583件と下がっているのも事実(厚労省人口動態統計より※注:2020年データは令和3年2月22日公表の人口動態統計速報より)。

 そんな中、オンラインお見合いは、新しい風を運んでいるのかもしれません。

―「美活(今さら)始めました」―

<文・写真/にらさわあきこ>

【にらさわあきこ】

NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年に「美活部」を発足。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタなどで発信。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

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