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銀行の振込手数料をタダにする方法。ATMに並ぶ時間も節約できる

女子SPA! / 2021年7月11日 15時46分

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写真はイメージです

<女性が一生、お金に困らないためのレッスン vol.8/経済評論家・佐藤治彦>

 前回の、少しでも高い金利の銀行の探し方に続きまして、今回は手数料を下げる・なくす方法についてです。(この記事で紹介する手数料やサービスはすべて2021年7月10日時点)。

(以下、佐藤治彦さんの寄稿です。)

◆振込手数料って何であんなに高いの!

 毎月の給料日の25日。皆さんはちゃんとランチを食べる時間を確保できてますか?

 月末に近いこの日、夕方5時きっかりには退社できなくて、ランチタイムを削って銀行のATMに並ぶ人が多いものですね。会社終わりの6時過ぎだと時間外手数料がかかることが多いから。そういう人がお昼時にATMに長蛇の列になるんですよね。

 で、当面必要なお金と家賃の振込をする。10万円の家賃なら送金手数料は440円。更新時には不動産屋さんへの支払いもあったりして、また440円。来月はクラス会があるので、その会費の支払いが8000円で、こちらは手数料が330円。

 いくつも支払い手続きの作業をしていたら、後ろで並んでる人に舌打ちされたりしてね。

 作業を終えたら、昼休みはあと15分。コンビニでおにぎりを買って食べるしかありません。給料日なので自分にご褒美と、いつものツナのおにぎりでなく、分厚い紅ジャケが入ってる180円のおにぎりですか。

 それって幸せですか?

 銀行の振込手数料って自分で作業しているのに何であんなに高いの!と思いませんか? 例えば、家賃をATMから毎月振り込んでいたら、その手数料は1年で4840円になったりします(3大メガバンクの場合)。これを安いと思う人がどれだけいるんでしょうか?

 ちなみに3大メガバンクの場合。3万円以上の振込を銀行のATMからする場合は揃って税込440円です。 3万円以下の場合は220~330円まで、これは銀行によってマチマチです。

 今回は、この手数料を下げる、もしくはなくすことを考えます。

◆振込手数料を支払わないために実践していること

 僕の場合、今から30年くらい前までは、この振込手数料を払っていました。それが、この20年は振込手数料を払ったのは2回だけです。合計金額400円くらい。

 毎月何か所も振込はするのですが、手数料のかからない方法にしています。そして、銀行に行く時間もかからないようにしています。美味しいラーメンを食べるために並ぶのなら仕方ないですが、自分のお金を引き出すためや、人にお金を払うために並ぶなんて嫌ですから。

 この振込手数料を支払わなくするために、していることは2つ。

 日本で最も口座数の多いゆうちょ銀行と3大メガバンクでもダントツの三菱UFJ銀行の口座を持ち、ネットバンキングができるようにする。

 これで、たとえ他人の口座であっても三菱UFJ銀行だったら回数無制限に、ゆうちょ銀行なら毎月5回まで振込手数料なしで、自宅から24時間好きな時に振り込めるようになります。

 問題はこの2つの銀行以外の場合です。地方銀行や信用金庫、信用組合。外国銀行の日本支店やネットバンクの場合もあるのです。家賃の支払いに毎月440円払っている人は、そういう場合だと思います。

 そういう他行あての振込手数料を無料にしてしまう方法はいくつもあるのです。

◆ネット完結銀行のオススメはauじぶん銀行

 まず、最近人気のネット完結銀行。通帳も店舗もなく、スマホやパソコンでネットだけで完結する銀行のことです。

 もしも100万円以上のお金を預けることができるのなら、オススメはauじぶん銀行。

 店舗などはない、三菱UFJ銀行系のネット銀行(auユーザーでなくてもOK)で、キャッシュカードは発行されます。

 ここで100万円以上預けておくと、他行あての振込が毎月8回まで無料となるのです。

 自分のパソコンやスマホから操作ができるので、銀行に行く必要はありません。

 また、現金が欲しい時は、三菱UFJ銀行のATM、セブンイレブンにあるセブン銀行、ローソンにあるローソン銀行、そのほかのコンビニにあるイーネットから毎月8回まで無料で引き出せます。

 これらの無料サービスを受けるためにはステージ4になる必要があり、その条件が資産預かり100万円以上ということなのです。

 100万円はちょっと難しい人もステージ4にする方法があります。それは、給与振込(5万円以上)を指定すれば、50万円以上の預け入れで同じようなサービスを受けることができるのです。

◆新生銀行 少額預け入れでも月1回は無料に

 新生銀行も円の預け入れ100万円で、新生銀行ゴールドの優遇が受けられます。

 ネットから月5回までの他行あて振込手数料が無料。コンビニなどのATMの入金、引き出し手数料がいつでも何回でも無料になります。

 100万円はもとより50万円預けるのも無理、と言われる方も、新生銀行であれば月1回だけは、他行あて振込手数料が無料になります。

 預け入れ資産の制限のない新生スタンダードステージです。ただし、ATMでお金を引き出す時に手数料が110円必要になってしまうので注意してください。つまり、振込に必要な最少限のお金だけをコンビニから口座に預け入れ、家のパソコンなどから振り込み手続きをする。これで、毎年4840円お得になるわけです。

◆東京スター銀行やSBJ銀行もオススメ

 東京スター銀行もオススメです。

 まずはATMの手数料の話から。

 昼間の時間帯の利用は何回でも無料。さらに、時間外手数料も毎月8回まで無料です。

 ただし、この手数料が無料になるのは残高の10%分まで。例えば、2万円預けておけば、ATMの時間外手数料が1回220円だとして8回なら1760円となるので、残高2万円の10%未満で無料となるわけです。

 手数料は1度引き落とされますが、翌月戻ってくるシステムです。そして、東京スター銀行は毎月3回まで他行あての振込手数料が無料です。スマホやパソコンから手続きができるのは他と同じです。多額のお金を預け入れる必要がないので、嬉しいですよね。

 また、前回紹介したSBJ銀行は、セブンイレブンのセブン銀行やイーネット、イオン銀行なら毎月10回まで引き出し手数料が無料(みずほ、ゆうちょ銀行も3回まで)ですし、他行あての振込が毎月7回まで無料になるので、振込先が多い方にはとても便利だと思います。預け入れ資産などの制約もありません。

◆サービス改定に注意して

 ここまで話して、今回の僕のことをクドイ!と思った方もいるでしょう。

 最初から、東京スター銀行やSBJ銀行のことだけ話してくれればいいのに、なんでいろんな銀行のことを書くのか!ということです。

 それは、サービスは改定されることがあるからです。

 低金利の時代にとって、手数料収入は銀行の利益を出すところ。そこを放棄してまで、口座を持ってもらいたいと思っているわけです。しかし、銀行の経営方針が変わっていつサービスの変更があるかもしれません。

 ですから、変更した時のことを考えていくつか紹介させてもらいました。ほかにも振込手数料が無料の銀行はありますが、また、事態が大きく変わった時に取り上げたいと思います。

◆手数料も時間もお得なネットでの振り込み

 今回、紹介した銀行の口座。僕は全部持っています。ただ、実際に振込のために稼働させているのは、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、新生銀行です。

 これでほぼ足りるのですが、2年に一度くらい足りなくなることがあります。その時にほかの振込手数料が無料の銀行を稼働させることにしています。

 いずれにせよ、振込は今やネットを使って振り込み手続きをするのが一般的になりましたね。手数料も時間もお得だからです。

◆振込手数料がこんなに高いワケ

 しかし、なんでこんなに振込手数料は高いのでしょう。

 実は、A銀行からB銀行へと他行あてにお金が動く時、ほとんどの場合で「全国銀行データ通信システム」というサービスを使って手続きを行っています。これは、全国の金融機関を結んだ資金決済ネットワークです。

 この時、A銀行からB銀行へ3万円以上のお金が動く場合には、B銀行に162円(税別)、3万円未満の場合は117円を支払うことになっているのです。

 もちろん、A銀行からA銀行の別支店の場合などは銀行内のシステムで決済されるので、この費用がかかりません。ですから、同じ銀行内の振込の場合は ATMから手続きをするにしても手数料は少し安いですよね。

 さて、この他行あての振込手数料なのですが、今年2021年10月から1回62円となることが予定されています。

 私たちが払う振込手数料じゃありませんよ。他行振込の時の相手先銀行に銀行が支払う手数料が安くなるのです。

 なあんだと思われたかもしれませんが、それとともに私たちが払う振込手数料も見直しがあるかもしれません。

 それでも、振込手数料はできるだけ払わないほうがいいに決まってます。

 どうせ、コロナであまり外に遊びに行けない今年の夏です。週末などの空いた時間を使って、振込手数料を無料にする環境づくりをしてください!

◆どこの銀行がトクで使い勝手がよく安心安全なのか

 3回にわたって、どこの銀行がトクで使い勝手がよく安心安全なのか、お話ししてきました。

 1回目は主にATMの手数料や、静かに進んだ口座有料化の流れについて、2回目は、少しでもまともな金利の銀行をどうやって探せばいいのかをお話ししました。それらも合わせて、賢い銀行選びをしてください。

<文/佐藤治彦>

【佐藤治彦】

経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko

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