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なんと妻が28歳年上の夫婦「避けては通れない介護も、むしろ合理的」

女子SPA! / 2021年7月12日 15時47分

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サトPさん夫婦

 有名人の結婚報道でたびたび話題となる年の差婚。声優・山寺宏一が31歳差で結婚したのも記憶に新しい。世間を驚かせる年の差婚のなかでも、妻が年上であるケースはその驚きが倍になる。そんな奇跡的な「逆・年の差婚」を成就させた夫婦の愛の奇跡を追った本シリーズ。前編では25歳差と15歳差の夫婦を紹介した。

 後編ではさらに2組の夫婦を紹介する。

◆避けては通れない介護。「むしろ合理的」

 共通の友達を通じて知り合ったサトPさん(30歳)と妻・由美さん(仮名・58歳)。12年前、シングルマザーとして子育てに励む姿に惹かれたサトPさんが、彼女を幸せにしたいと結婚前提で交際を申し出た。だが、由美さんは戸惑いのほうが大きかった。

「年の差は28歳。あまりにも現実感がなくて無理だと言いました。すると彼は翌日両親に私のことを紹介してくれて、両親は彼の意思を尊重して受け入れてくれました。さらに彼は私を納得させるために給料を全部私に預けてくれて、彼の本気さが伝わりました」

 2回り以上離れていると介護の問題も避けては通れないが、サトPさんはどう考えているのか。

「いずれは私が奥さんを介護する時が来るかもしれませんが、夫婦そろって老老介護にならない分、金銭的にも体力的にも他の人より負担が少なくて済むので、むしろ合理的と思っているくらいです」

【サトPさん夫婦】

埼玉県在住。交際2年の末、現在結婚11年目。夫は初婚、妻は再婚。妻は夫の母親より年上。二人が出会ったのはお盆の時期で場所は墓地。写真は思い出の地に再訪した際に撮影。YouTubeチャンネルは「サトP」

◆初対面の人に親子と勘違いされる?

 ここまで紹介したケースはすべて妻側が再婚だったが、二人とも初婚だったのが、木下さん(仮名)夫婦だ。妻の陽子さん(仮名・48歳)の夫は、17歳年下の31歳。出会ったのは9年前のことだ。

「親には言えていませんが、きっかけは出会い系サイト。といっても、恋人ではなく男友達が欲しかったんです。サイトでは、お互い顔はわからず、年齢はだいたいの年代しか書いてなかったけど、プロフィールを読んで気が合いそうと思いました」

 友達として何度か会っていたつもりが、向こうは違ったようだ。

「彼の友人に会うと、私のことを『俺の嫁』と紹介するんです。冗談ではなく本気みたいで『待って、落ち着いて』となだめました。なにかの罠かと思いましたし、周りにも騙されているんじゃないの?と心配されましたよ。どうやら彼は熟女好きだったみたいです」

 1年交際したのち結婚。翌年には40歳で自然に子供も授かった。

「もし旦那が今後若い人を好きになったら勝ち目がないし、おとなしく引き下がるしかないとは思います。でも今のところ仲良くやっていて大丈夫かなと。幸せです」

 逆・年の差婚4組に共通していることといえば、初対面の人に親子だと勘違いされること。やはり珍しい存在ではあるが、一方で、逆・年の差は長続きするという見方もある。婚活アドバイザーの植草美幸氏はこう話す。

「一般的に女性のほうが立場が上だと男性は嫌がりがちですが、年齢が上すぎるとそれも薄まり、頭の抑え合いをしなくて済む。むしろ人生の先生として尊敬の対象になります。異性として好きという以上に人として惹かれるのです」

 愛があれば年の差など関係ない。

◆逆・年の差婚できる人、できない人

 逆・年の差婚をする人には、どのような共通点があるのか。前出の植草氏が解説する。

「逆・年の差婚を阻む最大の障壁は、子供ができない可能性があるということです。そのため女性は、子供がいなくてもいいと相手が思えるくらいの美貌か財力、人間力を持っていることが大前提となります。20代前後の若い女性全体がライバルになるので、相当な魅力が必要です。

 私の結婚相談所で成婚した逆・年の差のカップルは女性の年収が男性より2.5倍も上でした。『若くてイケメンで高収入で……』と理想を抱く女性は、夢のまた夢。また、男なら女を養わなくてはいけないという社会の価値観が和らいだことも背景にあるでしょう」

 それほど難易度の高い逆・年の差婚はどうしたらできるのか。

「そもそも、逆・年の差婚は狙ってできるものではありません。偶然接点があり、互いの人間性を知る中で自然と年齢を超えた恋愛に発展する。そこで、いかに自分といるとラクで居心地がいいかをアピールできる人かが鍵になります。その点、一度結婚を経験した女性は強い。再婚者は恋愛力が高く、結婚への導き方も知っているからです。女性が初婚である場合は、さらに奇跡的な確率になります」

 逆・年の差婚は、まさに運命的な出会いといえるだろう。

【植草美幸氏】

婚活アドバイザー。結婚相談所マリーミー代表。年1000組の相談を受け、成婚率約80%。著書『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ』(青春出版社)など

<取材・文・撮影/桜井カズキ ツマミ具依>

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