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「40歳で結婚願望が消えた」二股の恋を開き直って楽しむ女性の胸の内

女子SPA! / 2021年9月12日 15時47分

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 40歳になるまで独身でいたのだから、「なんとか早く結婚しなければ」と思う人と、「40代になればもう、結婚を焦(あせ)らなくていいからホッとした」と思う人。女性は二手に分かれるようだ。

 結婚を焦らなくていいと思うと、「恋愛を楽しもう」という気持ちも出てくると話してくれた女性がいる。

◆40歳までは焦っていたけど

「20代は余裕、30代前半では結婚向きな相手を紹介してほしいと友だちに声をかけまくり、30代後半は結婚相談所にも入会しました。でも結局、“結婚向き”というのがどういう男性なのか、私自身もわからなかった。

 正社員で地道に生きている人にも出会いましたが、一緒にいる時間は楽しくなかったです。そのうち、私は本当に結婚したいのか、と自問自答が始まって……。

 そのまま40歳の誕生日を迎えたとき、昔からの女友だちと食事をしながら、『どうも結婚したいわけじゃなさそうだね』と言われました。確かにそうだった。40歳になると同時に結婚願望も霧が晴れたようになくなってしまって(笑)」

 マユさん(43歳)は、ニコニコしながら言った。新卒で入社した会社も勤続20年、それなりに責任のある地位にもついている。

「そんなに出世したいわけじゃないんです。今のままつらいときもあるけどやりがいもある仕事を続けていければいい。そう思ったら、結婚にしがみつかなくてもいいかな、と。肩の荷が下りたというか。

 誕生日の翌日、実家に電話をかけて『私は結婚しないかもしれないけど、幸せだからかわいそうだと思わないで』と母に言ったんです。母は『40か』とがっかりしたような声を出していましたが、実家には兄一家がいるし孫もいる。私にはもう期待しないでねと内心、思っていました。結婚を急かしたのも母ですから、母の手からようやく解き放たれた気持ちでした」

◆音楽教室の人と親しくなった

 32歳のときに1LDKのマンションを購入したから、とりあえず住むところには困らない。節約しながら生活してきたが、少し自分のためにお金を使おうとも考えた。そして彼女は子どものころからやりたかったピアノを習い始めた。

「ちょっといい電子ピアノも買っちゃいました。音楽教室には友だちもできて、本当に楽しい」

 教室仲間と帰りに食事をしたり飲みに行ったりしているうち、そのうちのひとりと親しくなった。3歳年下、バツイチの男性だ。

◆年下男性と交際の一方で、大人の男性とも

 年下彼は、20代のころに短い結婚生活を送っただけで子どもはいない。

「音楽教室では彼と私がつきあっているのはみんな知っています。彼は化学関係のむずかしい仕事をしているらしいんですが、『音楽に接するようになって、仕事のストレスがなくなった』って。

 彼はトランペットを習っているんですが、いつかみんなで演奏したいねと盛り上がっています。彼とはジャズライブやクラシックコンサートなど音楽デートが多いですね。彼もひとり暮らしなので、お互いに行ったり来たりして週末を過ごすことが増えました」

 一方で、彼女には「秘密の関係」もある。1年半前、仕事関係の交流会で知り合った10歳年上の既婚者だ。

◆「私は若くないけど、若くないからこそ」

「とても素敵な人なんです。最初は食事に行くだけの関係だったんですが、ある日、ホテルのレストランで食事をしながら、彼がカードキーを渡してきた。『イヤなら気にしないで帰っていい。きみとの関係はこれまで通り。でもボクは本気だよ』と、普通の人が言ったらキザになるようなことを平然と言って。

 彼はスポーツジムに通って、しなやかな筋肉を作るのが趣味。180センチ近い長身で、少し白髪交じりだけどそこがまたダンディで」

 そのころすでに年下彼とはつきあっていたが、「私は独身だから、恋愛は自由だ」と思い、年上彼に渡されたカードキーで部屋に入った。

「ベタなんですが夜景がきれいで。期待以上の夜でした。私も若くないけど、若くないからこその深い快感を覚えました。それから年上彼とは別れられなくなった」

◆“外で会う人”はあくまでも非日常の恋

 一緒に遊んで楽しいのは年下彼、甘えさせてもらって自分が“女であること”を強く意識するのは年上彼。ただ、年上彼には歌舞伎や能などの芸能文化も連れていってもらっている。

「何も知らずに年をとるところだったと反省しています。世の中には自分の知らない素敵なことがたくさんある。年上彼は、25年近く連れ添っている奥さん、就職した息子さん、大学生の娘さんがいて、今も仲がいいみたい」

 ただ、年上彼の家族にはまったく嫉妬がわかないという。こんな素敵なお父さんがいたらいいなとは思うが、彼を家族から奪いたいとは1ミリたりとも考えないのだそう。

「もうできあがっている人ですからね、大人として。いい家庭が彼を作った。私はその彼を少し借りているだけ。そんな気がします。でも大好きですよ、恋してる。

 年上彼は時間の自由が利く仕事なので、平日夕方から会うこともありますし、週末、一緒に舞台などを観に行って食事をしてホテルということも。朝方、別れることもありますね。でも彼を家には入れません。

 彼は私にとって“外で会う人”。あくまでも非日常の恋だから。年下彼は日常の恋なんです」

◆二股をかけているつもりはない

 そのあたりはうまく使い分けているようだ。だが、年下彼が知ったらもめごとになるのではないだろうか。

「私自身は、二股をかけているつもりはないんですよ。年下彼と年上彼は私にとって、役割も立場も違う人だから。どちらかを選ばないといけないのかなあという感じ。恋愛なんだから、いいんじゃないでしょうか。

 もし年下彼が怒ったら、どうして怒るのか聞いてみたいですね。結婚はお互い、相手ひとりだけに心身を捧ぐイメージがありますが、私は恋愛しているだけ。時間があれば、もっと他の人ともつきあいたいくらい(笑)」

 そう言って、彼女はペロッと舌を出した。今が人生でいちばん自由で楽しいと話す彼女、確かに恋愛における「二股」が悪だと裁くことはできそうにない。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

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