1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

出産の話題で涙する、セックスレス妻の胸中。松本まりかが“湿度100%”で力演

女子SPA! / 2021年10月23日 15時47分

写真

画像:ドラマ『それでも愛を誓いますか?』ABCテレビ・テレビ朝日 公式サイトより

 ドラマ『それでも愛を誓いますか?』(テレビ朝日系、土曜深夜2時30分~/ABCテレビ、日曜夜11時55分~*)の2回目。純(松本まりか)と武頼(池内博之)の夫婦は、結婚8年子どもなし、セックスレス5年。純は子どもがほしいと思っており、レスであることに焦燥感を抱いている。

「求められていない女」というキーワードが今回も出てきた。いい悪いは別として、性欲と妊娠を同列に考えているタイプの女性だ。

*テレビ朝日(関東)は10月23日(土)に3話・4話を一挙放送。ABCテレビは放送時間が変更となっています。

◆「子ども」のことになると急に沈黙が多くなる

 初回もそうだったが、この夫婦、「子ども」のことになると急に沈黙が多くなる。子どもをもうけるためにはセックスをしなければならない。だが、セックスをしていないのが現実なので、夫婦の口は重くなるのだ。

 今回は、武頼の上司に子どもができたので、お祝いを買いに行こうと純がはしゃぐシーンで、武頼が「彼はオレの上司なのに、なんで純がそこまで張り切るの」と違和感を口にする。年をとってからの子どもだから、あんまり派手に祝われたくないんじゃないかな、と。

「出産のお祝いをもらう人の気持ちなんて私にはわからないよ。武頼にはわかるの?」

から始まる純の嫌味の数々。あげくの果てには絶望的な涙を流し、「ごめんね、私がダメな女だから。ごめんね」と夫に謝りまくる。ふたりの間に流れる重い沈黙。

◆松本まりか演じる、湿度100パーセントの妻

 彼女の自己肯定感の低さが、どこから来るのかさっぱりわからない。美人で仕事先でも器用に立ち回っていて、家に呼ぶ女友だちもいて、女友だちがいる間は外にいてくれる夫がいて。彼女にないのは、セックスと子どもだけ。

 まあ、そこが彼女にとっては最重要であるから、たびたび泣いているのだとはわかるのだが。湿度100パーセントの妻に、よく夫がブチ切れないなと思っていたら、武頼は高校時代の同級生と飲みに行ってキスをしていた。

 妻は職場の若い男性とクロスワードパズルで盛り上がり、夫は高校の同級生といい雰囲気に。ふたりとも配偶者といるときより開放的だ。夫婦2人だけの日常は、息が詰まるほど閉塞的なのに。夫婦っていったい何なのだろう。

◆やさしいのに、セックスだけはやんわり拒否しつづける夫

「うちも結婚してすぐセックスレスになりました。子どもがほしかったのに夫は『疲れてる』と言うだけ。そのうち、性的なこと、子どものことはタブーになってしまった。テレビで育児のことなどやっていると、ふたりとも黙っちゃうんですよね。このままじゃいけないと思っているのに、2年もたつとそれぞれ自室にこもるようになって話もしなくなっていきました」

 自らの経験を話してくれたのは、都内在住のミハルさん(38歳)だ。29歳のときに同い年の男性と交際半年で結婚したが、そのとたん、セックスの関係がなくなった。

「どうしてしてくれないの、と当時の私は泣いていました。愛されていない、だからしないんだと思っていた。『まだ父親になる自信がないんだ、もうちょっと待って』と彼はよく言っていた。それなら避妊すればいいのに、セックスそのものもしたがらない。

 でも夫は私が温泉に行きたいと言えば、無理してでも連れていってくれたし、うちの親が病気で入院するときも退院するときも平日なのに午前中有休をとって車を出してくれた。やさしいんです。私の好きな花を買って帰ってくることもよくあった。それでもセックスだけはやんわりと拒否しつづける。わけがわかりませんでした」

◆5年にわたる“レス結婚”を経て、ついに離婚へ

 そのうち、レスについて話そうとするだけで夫は黙り込んだ。ドラマのように思い沈黙が場を支配し、ハルミさんはいたたまれずに自室に駆け込むこともあったという。

 5年にわたる“レス結婚”を経て、ついに彼女は離婚を切り出した。すると彼は「わかった」と一言。引き止めるそぶりも離婚したくないという言葉もなかった。

「あとから知ったんですが、彼は結婚そのものに向いていないと自分で思っていたようです。私との相性が結婚向きじゃなかったせいもあるのかもしれない。家に帰りたくない、でもミハルのことは好きなんだと酔って言ったこともあるとか。家庭に縛られるのが嫌だったんでしょう。ただ、ストレートにそれを言ったら私が傷つくと思って遠慮していたみたいです」

 結婚について独自の価値観をもっている相手と一緒に暮らしていくのは、気持ちがついていかないだろう。

「その後、長年友だちだった同い年の男性と再婚し、子どもも生まれました。ふたりとも忙しくて、はっと気づくとレスになっていることもありますが、日常的なスキンシップが多いので、それほど不満ではありません。少なくとも1ヶ月に1回は、ゆっくり時間をとって愛し合おうねとも話してる。セックスの話を遠慮なくできるんです。それがうれしい」

◆再婚して「素の自分と素の夫が向き合っている」

 夫婦のセックスも含めての生活が「家庭」なのだ。家庭を作っている夫婦が、性について話せないのがおかしいと、今のミハルさんは考えている。

 恋人時代には会えばしていたセックスが、なぜ結婚すると「特別なもの」、もしくは「子どもを作るためだけのもの」になってしまうのか。ふたりの心の交流と同じくらい、肉体的な交流も大事なはずなのに。

「結婚すると、妻はどこか夫に遠慮が出てくるのかもしれませんね。夫だから立てなきゃとか、妻は控えめにとか、そういう世間体や従来の価値観に振り回されてしまう。もっと個人と個人が一緒になったのだから言いたいことを言い合ってもいいのに。そういう意味で、何でも言える今の結婚は気が楽だし、素の自分と素の夫が向き合っている気がします」

 そんな再婚相手に巡り会えたミハルさんは、「夫とはけんかもするけど、いちばん信頼している相手」だとニッコリと笑った。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング