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急病の父を病院に送り、不安な気持ちで帰宅すると…夫が放った一言にガッカリ/結婚人気記事BEST

女子SPA! / 2024年11月30日 15時44分

「20万円ほどの洗濯機を購入しました。私たち夫婦は財布が別なので、折半して家電代を出し合うことにしたんです。夫からは『大金だから、手渡しではなくて口座に振り込むね』と言われました」

 そんな話し合いがなされた数日後の夕方、近隣に住んでいる理世さんの父親が突然、胸の違和感を訴えたことから、理世さんは救急病院へ連れていくことに。啓治さんは帰宅前だったため、理世さんは事情をLINEで送り、車を走らせました。

◆家電代のことしか頭にない夫に幻滅

 すると、30分後、啓治さんから電話が。その時、啓治さんの口から出た言葉に理世さんは憤りを感じました。

「父の心配もそこそこに、家電代をATMに振り込みにいったら機械が故障してしまって、正常に振り込まれたのが分からないから、すぐに確認してほしいって言われて。時間帯的に確認するのは難しかったですし、たしかに大金だけれど、それは今、言うことなのかと、イライラしました」

 病院では緊急性はないと診断されたものの、理世さんのお父さんは翌日、専門の科で詳しい検査を受けることに。はっきりとした原因が分からなかったため、理世さん親子は不安な気持ちのまま、帰宅しました。

 帰宅後、理世さんは「お父さん、どうだった?」と尋ねてきた啓治さんに事情を説明。翌日も病院に付き添うことや不安な気持ちであることも伝えました。

 しかし、啓治さんはその話を早々と切り上げ、「お金がちゃんと振り込まれているか、明日確認してほしい」と家電代の話にシフトチェンジ。さらに、いかにATMの故障が怖かったかを説明し始め、「振り込むのがもっと遅くても良かったのなら言ってくれよ。そしたら、週末一緒に確認しながら安全に振り込めたのに……」と理世さんを責めました。

「早く振り込んでほしいなんて私は一言も言ってないのに、なんでこっちのせいみたいに言われないといけないんだろうってムカつきました。私の頭は父のことでいっぱいなのに、心配もそこそこに家電代のことばかり言われて。人の命よりもお金が大事なのかと苛立ちました」

◆自分以外には辛辣…身内を大切に想ってくれない夫

 思えば、過去にも妻である自分以外の人には辛辣な一面が夫にはありました……。今回の一件で共に過ごしてきた日々を改めて振り返った理世さんは、そんな事実に気づき、啓治さんを見る目が変わってしまいました。

「私に優しくしてくれるのは、すごくありがたい。けれど、身内も大切にしてくれる人でなければ、この先、一緒に生きていくのは難しいと思いました。夫にとって私の親は、たしかに赤の他人です。でも、お米をくれたり、何かと私たちを気にかけてくれたりするので、夫も感謝すべきことがたくさんある存在だと思うんです」

 義理の両親を自分の親と同じくらい気にかけるのは、なかなか難しいこと。けれど、パートナーの不安に寄り添い、サポートしていくことはできるはず。愛する人が大切に思う存在を、共に大事にしていけたらいいですね。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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