「天使見つけちゃったんやけど」銀座で会ったハイスペ男子のナンパにあえてのってみた!

週刊女性PRIME / 2019年7月31日 20時0分

銀座・コリドー街

 世は、ナンパ戦国時代。出会いのプラットホームの増加とともに、都会を中心に男女の出会い事情はカジュアル化している。その最たる東京の週末に、ナンパ前線に立つ男性は何を考え、なぜナンパするのか。前回に引き続き、フリーライターの三九二氏があえてナンパされてみた。第2回目は生命保険の会社員、「ナンパ男子」の生態を深掘り! 

銀座・コリドー街編 

 前回のインストラクター男子に引き続き、都内屈指のナンパスポット『銀座・コリドー街』でナンパ男子をフィッシング。

 コリドー街が賑わうのは金曜と土曜の夜。銀座らしい落ち着いたオフィスカジュアルコーデで、繰り出すことにした。

まさにコリドー、ステレオタイプな
ハイスペ男子とマッチング

 金曜の21時、コリドー街のど真ん中。オイスターが有名なお店の前でまさに“定石”な声掛けをしてきたのは、30歳の大手外資系保険マンだ。

えっ、どうしよう。天使見つけちゃったんやけど

 と歯の浮くようなセリフで声をかけてきた男性。ストリートのナンパでは、まずは足を止めてもらう目的で、言われたことがないような褒め方を繰り出してくる男も多い。

 男性は身長が高く、ぴっしりとまとめられた前髪と、チョッキまで着込んだ100点満点のスーツ男子だった。スーツが紺のストライプで、ネクタイはブランド物。がっちりと広い肩幅も、スマートなスーツの着こなしのおかげでとてつもなく“男らしい”。ハイスペを具現化したら彼になるのだろうというような、ステレオタイプのイケイケサラリーマンと言った風貌だ

 誘いに乗ると、好きな店でいいと言うので、そのまま目の前のお店を指定したところ即入店。コリドー街でも単価高めな店なので、30歳でこの店選びはまあまあ上等だ。

出張や観光のついでに……
都外在住との出会いも増えている

 さっそくワインとオイスターを注文。全おごりとなれば、食事は楽しむ一択である。

 男性は関西弁を喋っていたため、出身地を聞くと神戸なのだそうだ。今日も出張で東京に来ていたため、観光の一環で訪れていたのだそう。

 コリドー街は最近そういった男性も多い。あまりにもナンパスポットとして有名になりすぎたため、出張や旅行のついでに行ってみたかったので来た、という東京在住ではない男性も多く歩いている。見分けがつかないので、やはり本気で恋人を探すには向かない土地だ。

「せっかく来たし、ダメ元で声かけたんよ。それでこんなかわいい子と飲めるなら、来た甲斐があったわ〜」

 あくまで“普段からナンパするわけではない”ということをさらりと主張しながら、しっかりこちらを持ち上げてくる。……やりおる。

ハイスペ男子の本拠地は港区

 男性の腕には大きな時計が輝いており、靴も美しく磨かれている。営業成績がよかったため管理職についているという男性。30歳で大手外資の管理職……それなりに稼いでいそうだ。

東京は月1くらいで出張に来るから、またいつでも飲めるよ。普段は本社が港区だから、麻布や六本木で飲むことが多いかな。

 でも、あの辺って女の子とさらっと出会うのは難しいからさ〜。夜遅くなると、有名店に“港区女子”っぽい子が現れるから、そういう子に声をかけられて飲んだことはあるよ

 確かに港区はストリートでナンパする風潮はあまりないので、店内での出会いに期待するしかない……どこまでもステレオタイプな男性だ。港区女子との一夜もこなすこともあるとなっては、自分の今夜が若干不安に。

まさかの既婚者!?
面倒事は避ける手法

 実際、そういった女子と“一夜を越す”ことがあるのか聞いてみたところ、男性から驚きの発言が。

本当にいいなと思った子としか、その日を超えてまで仲良くはしないかな。

 一応、既婚者だしね

 既婚者なんか〜い。遅すぎるカミングアウト。

「でも、このまま一緒に遊んでもいいかもな〜。あはは」

 あははじゃねえぞ、と思いながら、男性の流れのスムーズさに手練感を感じる。これはつまり“既婚でもいいなら、理解のうえで遊んでね。わきまえてね”という一種の線引だ。

 なぜ既婚でありながら、銀座で女子と飲むことは許されるのか。

ん〜、嫁とは早く結婚しちゃったけど、もう冷めきってるんだよね。キュンキュンもドキドキもないから、こうしてたまには息抜きしたくなっちゃうんだよね……嫁も同じように遊んでるしさ

 これも既婚者の定石トーク。“既婚ではあるが、嫁とは冷めている”。既婚の浮気男、10人にナンパされたとしたら、8人くらいそういうのではないかというほどに、基本の言い訳トーク。

 こんなに高レベルな遊び人とマッチングするなんて運がいいような悪いような、という感じだ。

 実際、この街を歩いていても銀座勤めの男性とあまり出会うことはない。銀座の商社や新橋〜お台場エリアのマスコミ系の男性は、とっくの昔にコリドーに飽きてしまっているのだ。

 “嫁とは冷めている”らしい男性に、理想の女性のタイプを聞いてみた。

「自立してる子が好きだな〜。自分もけっこう忙しいから、俺がかまってあげられなくても、自分でちゃんと仕事とか頑張れる子。嫁は完全に甘えたな専業主婦だからね」

 自立、依存しない……こういった女性がタイプだという男性も最近は多い。東京で忙しく働く男性はこのタイプを挙げている気がする。そんなふうに話すので、奥さんと離婚して別な女性と結婚する気はあるのかと聞いてみると、

「いい子がいればしたいなって思ってるよ。すぐには難しいかもしれないけど」

 “すぐには難しいけど、必ずするから待ってて”とか言ってるヤツとは、一生結婚できない。既婚者男の遊び方の定石だ。こうして遊んでいるのだから、嫁と冷めているというのもあながち間違いではないのだろうが、できればグレーな関係を続けてくれる若い子を、といったところだろう。

夜になると豹変するオオカミ男子

 流れ的に持ち帰られてもおかしくなさそうだったので気が引けたが、前回盛り上がった「男のパンツ」について話をしてみると、

「そんなにパンツ見たいなら、ホテル行っちゃう…?」

 と返された。これは深追いすると本当に持ち帰られてしまうと思い、早々に諦めた。

 なんとか終電前に退店し、半ば逃げるような形で帰ってきた。ハイスペオオカミ男子ではあったが、こんなのにハマってしまったら……。

 帰り際、永遠に「タクシー代出すよ」とこれまたよく聞くフレーズで、終電逃し戦法を使われたのだった。

 最後に、彼の外見の雰囲気をわかりやすくお伝えしたい。

■顔面→鈴木亮平似の一見優しそうな顔
■服装→紺のストライプのスーツにネクタイはブランド物
■髪型→短髪で爽やかな30歳
■年収→推定1000万
■感想→178センチの長身、広い肩幅で包容力のある雰囲気

 ハイスペオオカミ男子…優しい物腰で近づいてきて、夜になると急に肉食の顔を見せる彼。こんなのにハマってしまったらと思い、なんとか終電前に退店し、半ば逃げるような形で帰ってきたのだった。

【注意】この手の男性はこちらがハマり込みすぎると、手のひらを返したように急に煙たがられてフェードアウトされることも多い。遊ぶなら自己責任で、という感じだ。

三九二汐莉(みくに・しおり)◎フリーライター。『週刊SPA!』(扶桑社)、『mina』(主婦の友社)などで恋愛や婚活、最新の出会い事情について寄稿中。
逆ナンやギャラ飲みなどの現場にも乗り込むサブカル女子。

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