有村架純の「キャパを超えた演技」を支えた、“同志”との信頼関係

週刊女性PRIME / 2019年8月11日 17時0分

有村架純 撮影/山田智絵

「瞳子が女優という夢に向かって頑張っている姿は、セリフを言いながら、かつての自分を感じるときがありました」

女優を志した理由は?

 WOWOWで放送が始まったばかりの『連続ドラマW そして、生きる』で、ヒロインの生田瞳子を演じている有村架純。東日本大震災のボランティア活動で出会った男女が、過酷な運命を切り開いていくヒューマンラブストーリー。瞳子は、幼いころに事故で両親を失い、育ての親である伯父を楽にさせてあげたいと女優を目指す。

「私が女優になりたいと思ったいちばんの理由は、純粋にお芝居に興味を持ったからです。当時は、学園ドラマをたくさん見ていて。自分と年齢の近い人たちを“こういうお仕事しているんだ、すごいな”って尊敬の眼差しで見ていました」

 もうひとつ女優を志す理由があったそう。

「瞳子とは環境が違いますが、私も家庭が決して円満とはいえなかったんです。もしかしたら、この仕事をすることで両親の仲がもっとよくなるかもしれないという思いもありました。結局、ふたりは別の道を歩む選択をして、母親が私を育ててくれたんです。いまの女優という仕事に一生懸命、向き合えば、母親にお返しができる。そんな気持ちもあります」

 素直に語ってくれた。ドラマの中で瞳子は、より痛みを感じる選択をしながらも、常に笑顔を浮かべるポジティブさを持っている。

「私は、とても瞳子のように強くはいられないですね。ネガティブなときもありますし。自分に自信があるかと聞かれたら、全然ない。だからこそ、いまの自分が何を求められていて、どんな役割を果たしていけばいいんだろう、どう生きていこうかということをじっくり考えるタイプです」

“同志”と呼ばれる存在

 ふんわりとした笑顔の奥にある、芯の強さ。連続テレビ小説『ひよっこ』などを手がける名脚本家で、今作を含めた数々の作品で有村とともに戦ってきた岡田惠和は、彼女を“同志”と言う。それは、常に前作を超えていく有村への絶大なる信頼があるからだろう。

 今作の瞳子も、スタッフの力を借りながら、自分のキャパを超えて演じたと語る。

「こんなにも私のことを思って、何作もオリジナル作品を書いてくださるって、本当に幸せなことだと思います。そうやって、新しい自分を引き出そうとしてくれる愛情の深さがとにかくうれしいです。撮影に入る前に岡田さんにお会いしたときに、私を見て“ただのラブストーリーにはしたくない。人生をしっかり描かないと”と思ったらしいです」

 ここ最近、彼女が主演している作品のように、今作も苦しい恋愛をする。

「考えてみたら、幸せな描写って、あまり演じた記憶がないんですよね(笑)。ただただ、微笑ましいラブストーリーという作品も、やってみたいです。岡田さん、書いてくださるかな? 岡田作品は、いつも試練があるので(笑)。今回の瞳子を演じたことで、ものすごい達成感を感じることができました。だから、自分にとって、とてもいい時間を過ごすことができたんだと思います」

この夏、挑戦してみたいことは?

ドラマが放送されるころから、次のお仕事に入っていると思います。あまり言ってないんですけど、英会話をひそかに始めました。日常会話ができたら海外に行っても困らないし、海外の方とお仕事したときにコミュニケーションがとれたほうが仲よくなれるじゃないですか。なので、レッスンは続けたいです。それと、やっていると言っていいレベルでもないんですが、茶道(裏千家)も身につけていきたいなと思っています。

共演の坂口健太郎について

以前、共演したドラマがきっかけで、そのときのメンバーとちょこちょこごはんを食べに行っているんです。今回、プライベートでも会っているから切り替えをちゃんとしなくちゃと思っていたのですが、全然苦労することがありませんでした。撮影現場では、(瞳子が恋する)爽やかで、ちょっと孤独感や寂しさを感じる清隆でいてくれたので、自然にお芝居することができて助かりました。

『連続ドラマW そして、生きる』(全6話)毎週日曜 夜10時より
WOWOWプライムにて放送中 見逃し配信あり 
詳細は、https://www.wowow.co.jp/dramaw/ikiru/

ヘアメイク/山下景子(KOHL) スタイリスト/瀬川結美子

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