石原さとみが座ったソファを販売! ドラマ撮影で使った家具が店舗で買えるウラ事情

週刊女性PRIME / 2019年9月20日 16時0分

石原さとみ、黒木華

 9月10日に最終回を迎えたドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)。石原さとみ演じる、黒須仮名子がオーナーのフレンチレストラン『ロワン・ディシー』で、個性豊かな従業員たちと繰り広げられる“ドタバタ劇”が見どころの本作だが、クラシックな雰囲気のインテリアも、目を引くポイントのひとつ。おしゃれなソファや収納棚が印象的だったけど、なんと都内のとあるインテリアショップで、同じものが買えるらしく……。

ドラマで、石原さとみさんが座っていたソファが売られていたんです。同じ型のものと思ったら、ドラマで使用した現品が売られていたのでビックリしました。ほかにはサイドボードやチェストもありましたよ」(店舗を訪れた客)

 実はこれ、インテリアメーカーがドラマのセットとして、撮影用に貸し出した家具のひとつなんだそう。

ファッションブランドに衣装を借りるのと同じように、ドラマの現場では家具やインテリアグッズもリースすることがあるんです。ここ10年で、リースしたものでセットを作ることが多くなってきている気がしますね」(制作会社関係者)

『Heaven?』に美術提供しているのは、全国に店舗を構える『リビングハウス』。劇中に登場する部屋のサイドボードやチェスト、ソファなどを提供していたという。同ドラマは収録スケジュールが前倒しだったため、早くに撮影が終了。そのため、実際にドラマで使用していたものが販売されている。

「現品は立川ららぽーと店に、アウトレット価格で売られていました。ソファは、残念ながらすでに売れてしまっていましたね」(店舗を訪れた別の客)

あの人気ドラマの家具も家具店が協力

 ほかにも人気のドラマに協力している家具店は多い。

『偽装不倫』(日本テレビ系)で、主演する杏の住む部屋の家具を美術提供しているのは『リグナ』。ドラマの美術担当者が、メーカーと打ち合わせを行いながら家具一式をセレクト。実際に使用されている商品は、まだ店舗には戻ってきていないが、9月中旬から下旬には戻ってくる予定とのこと。傷などが少なければ、現品を売り出すつもりだそう。

『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)に協力している『村内ファニチャー』は、大泉洋演じる主人公、君嶋の一家が暮らす家のリビングルームの家具すべてを提供。

「現物を戻すのは、最終回終了後の9月下旬から10月上旬くらいになると思います。撮影に使った家具は、場合によっては買い取りすることもあるので、毎回リースとも限らないんです」(制作会社関係者)

 ドラマ用の家具を特別に生産するケースもあるのだとか。

『凪のお暇』(TBS系)で、高橋一生演じる主人公の元彼・慎二の部屋は、スタイリッシュな家具でまとめられている。協力したのは『モダンデコ』。こちらはリース専用の家具を生産して、無料で貸し出しているのだそう。実際にドラマで使われたものは売られることはないが、同型の家具はすぐに購入できるそうだ。

なぜメーカーに家具を借りる?

 多くのインテリアショップがドラマの美術協力をしているうえ、撮影で使われた現品が安く売られていることも。テレビ局のスタジオには、あらかじめ備品として持っている撮影用の家具もあるはずなのに、なぜメーカーに借りているのだろう?

「テレビ局や制作会社が持っているものを使ったり、撮影用に道具を貸し出す会社から借りたものを使用することも多いです。しかし、ずっと倉庫に眠っている家具やレンタル会社が持っている商品だけだと、どうしても真新しさがなかったり、最先端なものではなくなってしまうという問題点が出てくるんです」(ドラマプロデューサー)

 ドラマの世界にぴったりな家具を選ぶ必要があるため、幅広いレパートリーが必要だという。場合によっては、ショップとタイアップすることもあるそうだ。

例えば、セットが“高級なレストラン”や“お金持ちの家”の場合、ありきたりな家具だと違和感が出てしまうように、ドラマのコンセプトやセットに合わせて、インテリアショップとタイアップを組むことはありますね。逆に、タイアップの話が先に制作側に来ている場合もあります。“あるブランドからタイアップがあるので、それに沿ったセットや内容のドラマを作りませんか”というような感じです。ケースバイケースですね」(同・ドラマプロデューサー)

メーカー側にもメリットが

 制作側だけでなくメーカー側にも、ドラマに美術提供するメリットがある。『ノーサイド・ゲーム』に美術協力した村内ファニチャー企画宣伝部の鈴木健さんに話を聞いた。

うちの場合は提供で社名が出ることがメリットなので、無料リースをしています。CMなどクレジットが出ないものへの家具提供は広告効果が薄いので、ドラマに提供しているんです。10年ほど前からリースしていますが、最近は買い取りも多いですね

『凪のお暇』に協力をした、モダンデコ株式会社インターネット事業部の森本大貴さんは、

会社の知名度を上げるためのPR目的で、無料でお貸ししています。そのかわりにショールームで“このドラマで使われています”ということをポップで明記したり、販売員が言ってもいいという許可をもらっています。弊社はドラマで使用する専用のものを毎回作っているので、実際に使われたものは買えないのですが、同じタイプのものは買うことができます」

 ドラマの世界観を作るのに欠かせない“スパイス”となっている、ステキな家具の数々。あなたの部屋にも、おひとついかが?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング