婚活女性が出会った「すぐにヘソを曲げる」結婚できない困ったオジさんたち

週刊女性PRIME / 2019年9月29日 21時0分

上から目線の男は大変!(写真はイメージです)

 本当に些細(ささい)なことで、ヘソを曲げてしまう中年がいます。“大人げないなぁ”と思うのですが、そうした方たちは、社会的地位があり、高学歴、高収入の傾向にあります。

 婚活ライターをしながら、仲人としてもお見合い現場に関わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、「すぐにおヘソを曲げちゃう困ったオジちゃま」のお話です(笑)。

「予定を変更してやったのに、なんだ!」

 美知枝さん(41歳、仮名)が、山下さん(55歳、仮名)からお見合いのお申し込みをされ、受諾をしました。14歳年上の山下さんのお仕事は、大学教授。

「私の知らない世界を知っていらっしゃるでしょうし、学生さんと日ごろから接していたら、きっとお気持ちも若いと思います」

 そんな理由から、美知枝さんは、山下さんに興味を持ったようです。

 仲人型の結婚相談所では、まずはお見合いできる候補日を、お互いに3つくらい出してもらいます。それを仲人間ですり合わせ、日程を決めていくのです。

 美知枝さんと山下さんのお見合いは、8月の第3週目の土曜日、11時と決まりました。

 ところが、決定した翌日、山下さんのお仲人さんから連絡がきました。

「申し訳ありません。山下はその日、午前中に予定が入ってしまったといいます。11時ではなく、15時にしていただけないでしょうか?」

 それを美知枝さんに伝えると、「私はその日、終日空いているので15時からでも大丈夫ですよ」というお返事。そこで私は、山下さんとのお見合いは15時、11時からは、美知枝さんと別の男性とのお見合いを組みました。

 翌日、また山下さんのお仲人さんから、ご連絡が入りました。

「山下が、午前中の予定を動かしたようです。最初に決めた11時でお願いします」

 さて、困りました。山下さんが11時はダメだとおっしゃったから、すでに別の男性とのお見合いをその時間に組んでしまった。そこで、山下さんのお仲人さんに、「昨日11時はダメだとおっしゃったので、別の予定を入れてしまいました。15時でお願いします」と申し上げました。

 すると翌日、山下さんの相談所から、お見合いキャンセルの連絡が入りました。お仲人さんのメッセージには、こんなことが書かれていました。

「本当に申し訳ありません。『こっちが予定をキャンセルして、女性側に合わせてやったのに、なんだ!』と、おヘソを曲げてしまったようです。いい年なのだから、もう少し大人になってほしいものです」

 このいきさつを話すと、美知枝さんが、こんなことを言いました。

「そうですか。大学教授というお仕事柄、プライドがお高いのでしょうね。でも、そんな些細なことで怒ってしまうなんて、そこに人間性が見えた気がします。そんなお相手でしたら、結婚しても穏やかな生活は望めませんよね。お見合いはキャンセルになってよかったです」

 確かに、“俺が予定をわざわざ変更したのに”という時点で、上から目線です。社会的地位はあるのかもしれませんが、こんな男性とは結婚しなくて正解です。

「約束の時間に電話に出ないとは、なんだ!」

 年収3200万円の自営業者、大河内さん(42歳、仮名)が、29歳の亜里沙さん(仮名)に、お見合いのお申し込みをかけてきました。年齢は離れていましたが、お写真が若々しくて素敵。そして、何よりも高収入!

 亜里沙さんは、お申し込みを承諾し、お見合いをしました。

 お見合いを終えた亜里沙さんが、大河内さんについてこんな感想を持ちました。

「お写真どおりの若々しい方でした。仕立てのいいスーツを着ていて、立ち居振る舞いも洗練されていました。まずはお付き合いしてみようかと思います」

 亜里沙さんは、“交際希望”を出しました。大河内さんも“交際希望”だったので、二人の交際が成立しました。

 成立すると、男性から女性にファーストコールをするのが通例です。成立したその日がファーストコールだったのですが、亜里沙さんは、翌日だと勘違いをしていました。大河内さんがファーストコールをしたとき、お友達と外でお食事をしていて、電話がかかってきたことにも気づきませんでした。

 帰宅して、知らない番号からの着信歴がありましたが、そもそも翌日がファーストコールだと思っていたので、“間違い電話だろう”とスルーをしました。

 ところが翌日、かかってくるはずのファーストコールがありません。そこから、4、5日たったころ、亜里沙さんから私に連絡がありました。

「大河内さんからのファーストコールがありません」

 それを聞いた私はびっくりして、大河内さんの相談室にご連絡を入れました。すると行き違いだったことがわかったのです。

 私は、亜里沙さんに言いました。

「大河内さんは、交際になった当日にファーストコールなさったみたいよ。番号の履歴が残っているでしょう? 今夜、亜里沙さんからその番号にお電話をしてみてね」

 その夜、亜里沙さんは電話をしたのですが、大河内さんは電話には出ることもなく、留守電にもつながらなかったようです。そこで、亜里沙さんは、ショートメールにメッセージを残しました。

『先日のお見合い、ありがとうございました。お電話をいただいていたのに、気づかずに大変失礼をしたしました。ご連絡お待ちしています』

 しかしながら、電話がかかってくることは2度とありませんでした。

 自分が電話をしたのに、電話に出ない。着信履歴が残っているはずなのに、4日間も無視をしていた。失礼なやつだな!

 そう、おヘソを曲げてしまったようです。こちらは交際になったものの、一度もお会いしないままに、“交際終了”となりました。

果てしなく高いプライドの裏に隠れているもの

 大学教授のように、周りの人たちから「先生!」といつも崇(あが)められている方、会社経営をしていて高収入な方、会社の中でも大勢の部下がいる方……。立派なお仕事につかれているのに、本当に些細なことでおヘソを曲げてしまう方たちがいます。

 もちろん、そうではない方たちもいますよね。つまらないことで腹を立てるか立てないか、その違いはどこにあるのでしょうか? すぐに腹を立てる方というのは、自意識(プライド)が高い。言いかえれば、 “人からどう見られているのか”というのを常に気にしている。そして、“バカにされまい”と思っている。

 お見合いごときで女にナメられてたまるか! そう思っているのではないでしょうか?(笑)

 これは裏を返せば、自信のなさの表れ。人と対峙(たいじ)したときに、自分がどのポジションにいるのか、順位づけをしたがるし、自分よりも下の人には上から目線の物言いになる。

 こういう男性と結婚したら、女性はいつも下に見られて大変です。お相手は、年収やお仕事で選ぶことも大事ですが、同じ目線で物事を見てくれる男性と結婚したほうが、幸せになれますよ。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/  

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