松本人志『探偵!ナイトスクープ』新局長就任で揺れる「ファンの心理」

週刊女性PRIME / 2019年11月4日 21時0分

『探偵!ナイトスクープ』3代目局長の松本人志

 人気長寿バラエティ『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)の局長が、11月末の放送から(関西地方)、現在の2代目局長・西田敏行から、松本人志に交代することが発表された。

気になる“感動ネタ”の反応

 1988年から30年以上にわたり放送され、関西地区では現在も高い視聴率をほこる番組の局長交代は、大きな話題となった。

「歴史も長く、番組カラーが強い長寿番組に、自身の笑いのカラーが強い松本さんが就任することで、どんな雰囲気に変わるのか、まったく読めませんね」

 と、あるテレビ誌記者は言う。

「とはいえ、初代局長の上岡龍太郎さんから西田敏行さんに交代するときも、相当なハレーションが起こりました。探偵の調査VTRを見てからの上岡さんのシャープなコメントまでが、ひとつの『依頼』として完結されていましたから。しかし、西田局長に代わり、フタを開けてみると、とても素敵な雰囲気の探偵局になり、特に感動ネタでのVTR明けにしょっちゅう号泣している姿は、すっかり番組の名物になりました」

 西田局長の、その号泣シーンが見られなくなるのは、番組ファンにとって寂しいポイントであるという。しかし松本にも、表現豊かな部分があると、前出の記者は続ける。

「浜田雅功さんと槇原敬之さんが歌った『チキンライス』という曲があるのですが、作詞は松本さんが担当しました。その詩の内容や『トカゲのおっさん』というコントもそうですが、泣きや哀愁の世界を秀逸に表現することも得意な方なんです。感動ネタにも西田さんとはまた違う反応を見せてくれるのではないでしょうか。いずれにせよ、松本さんに代わることで、新たな雰囲気、新たな番組名物が生まれることを期待したいですね」

 既存の番組に、松本があとから加入すること自体、例のないことであり、さまざまな面で、未知数の多い新局長のデビューといえる状況だ。ある放送作家は、松本の起用についてこう語る。

「松本さんは、現在放送中の『ワイドナショー』などで、今までとは違う面を見せながら笑いを取るようになってきています。どこか優しく、丸くなってきている感じもありますが、純粋に面白いものを作りたいという思いで引き受けたんだと思います」

番組ファンの心理

 しかし期待とは裏腹に、松本の局長就任によって、『松本色』の強い番組になるのではという懸念を持つ視聴者も少なからず存在する。実際、局長交代のニュースが出ると《別に松っちゃんのこと嫌いじゃないけど別番組になりそう》《探偵ならいいけど、局長はなんか違うっていうか……》《西田さんの涙もろいところがよかったのに》など、ネットの感想が荒れたのも事実。

「番組のファンからしたら、自分の大切なものが持っていかれちゃうような気持ちになる人もいるとは思います。しかし、そこは松本さんもわかっていると思うので、探偵の顔ぶれを松本さんカラーの強い芸人ばかりにすることはしないはずです」

 とはいえ、現在の探偵陣にとって、松本新局長が与える影響は大きいのではないだろうか。

「ダウンタウンに影響を受けたり、尊敬している若手や中堅の芸人さんはたくさんいますので、最初は緊張するというか、ちょっとピリッとした空気になる可能性もありますね。でも、かつてダウンタウンがメインキャストを務めていた『リンカーン』も、放送開始当初は後輩芸人たちがおふたりに萎縮することもありましたが、自然と馴染んでいきました。だから『ナイトスクープ』も、案外すぐ馴染むような気がします」(同放送作家)

 現在、関東地区では同番組の放送は、TOKYO MXやTVK(テレビ神奈川)などローカル局での放送となっているが、前出の作家は、そこにも注目する。

「MXやTVKで松本さんの番組が見られるというのがまた面白い、という見方もできます。そういう意味では新しい可能性が広がります。かつては関東もテレ朝で放送していましたが、視聴率に苦戦して撤退の過去があります。でも、松本さんの腕で、西日本だけでなく、全国で人気を得られるような番組になるかもしれませんよ」

 松本新局長のデビューを、ワクワクとドキドキで待ちたい。

<取材・文/渋谷恭太郎>

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