純烈の弟分『LAST FIRST』が経験した、いくつもの“終わり”と“始まり”

週刊女性PRIME / 2020年9月7日 16時0分

『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)のトロフィーとともに。左からATSUSHI、YOUSUKE、OSA、GACKY

 '19年11月にメジャーデビューした、LAST FIRST幅広い世代の女性に支持され、純烈の弟分としても知られる彼らですが、ここまでたどり着くにはさまざまな道のりがあったといいます。彼らの人生の『応援歌』に、耳を傾けてみませんか? 

破竹の勢いで活躍中! “純烈”の弟分

俺たちの、公式の弟分です

 2年連続の紅白出場を果たしたスーパー銭湯アイドル・純烈。リーダーの酒井一圭さんが冒頭のように宣言した存在がいる。

 '19年11月にメジャーデビューを果たした4人組のボーカルグループ、LAST FIRST(以下、L・F)だ。メンバー全員がずば抜けた歌唱力を持ち、懐メロからラップまで歌いこなす。

 リーダーのYOUSUKEは7月に放映された人気番組THEカラオケ★バトル(テレビ東京系)で見事、優勝メジャーデビューしてほどないグループだというのに、東京・池袋サンシャインシティ内のコニカミノルタプラネタリウム“満天”の挿入歌を担当するなど、破竹の勢いだ

 そんな彼らが純烈の“公式弟分”と認められたゆえんは、ただ単純に、同じく4人組だからとか、スーパー銭湯などでも活動を続けているから、だけではない。

 純烈のメンバー同様、数々の終わりを経験し、悩み、なおも諦めずに歌い続けているという、同じ“意志”を継承しているところにあるのだ

 L・Fのメンバーは、全員が10代からおのおののフィールドで音楽活動を重ね、実力を認められ、メジャーデビューも経験している。

 しかし、各グループの活動休止や解散で、全員が何度かの“終わり”を迎えているのだ

“終わり”を経験してきたメンバーたち

 リーダーのYOUSUKEは、もともと中学時代の同級生と2人で結成した「GiFT」というボーカルユニットで活動していた。リュ・シウォンに楽曲を提供するなど目覚ましい活躍をしていたが、'09年に解散その後はソロとして活動するも、グループでの再出発を諦めきれずにいた

2016年、表舞台から離れていたOSAと、音楽をやめようか悩んでいたATSUSHIに3人で歌をやらないかと持ちかけました

 当時、OSAは大手企業の社員。もともとはコーラスグループに所属し、脱退後はボイストレーナーをしていたことも。一方のATSUSHIはいくつかのグループに所属し、YOUSUKE同様メジャーデビューも経験していたが、活動休止状態だった

「初めて3人で集まった日、YOUSUKEがその場でグループ名を決めて、デビューライブの会場まで押さえて……。思い返すと、むちゃくちゃ強引な結成でしたね(笑)」(ATSUSHI)

 こうして、1度は終わった男たちは、新たな始まりを迎えたそれから約半年後、YOUSUKE、OSAと以前から親交があったGACKYが、客としてL・Fのライブに訪れる。伝説のインディーズバンドのボーカルというキャリアのある彼も、人生の岐路にたたずんでいた。

「当時の僕は、周りの仲間が年齢的に音楽をやめていくなか、諦めきれずにソロで活動していました。そのときにL・Fのステージを見て、“めちゃくちゃカッコいいグループじゃん”って。ものすごく感動したんです。自分も一緒に走りたくなったその日のライブ終わりには楽屋に押しかけて、自分の気持ちを3人に伝えていましたね」(GACKY)

 GACKYの猛アピールが実り、正式にメンバーとして受け入れられ、L・Fは新体制となった徐々に認知度も上がり、全国のライブハウスから声がかかるようになった

 だが、彼らにはまたひとつの“終わり”が訪れるATSUSHIの脱退だ

「僕と奥さんは、ずっと子どもが欲しいと思っていたんですが、なかなか授かることができず、腰を据えて妊活をしないといけないとなって。それが、L・Fの遠征が増えていた時期で。とてもつらい選択ではあったんですが、思い切って“僕がいて足を引っ張ることになっても申し訳ないので、脱退させてほしい”と伝えました

 自分たちの年齢も考えると、引き止めることが正解なのかどうか、残るメンバーも悩んだという。

社長との出会い

「僕らくらいの年齢になると、夢を追い続けることも素晴らしいことですけど、同じくらい家族も大切だし、今後の人生に慎重になるのも当たり前。僕にも妻子がいるからこそ、ATSUSHIの気持ちも、40手前で夢を追う夫がいる奥さんの気持ちも、よくわかったんですだから、送り出すことに決めました」(OSA)

 4人でのL・Fは終わり、3人で再出発となったものの、先が見えない日々が続いた。手探りで進む日々のなか、ある日、彼らを大きく変える出会いが訪れる

今の事務所の社長が、偶然僕らのライブを見てくれていて、ライブ後“純烈のライブを見に来なよ”と誘ってくれました後日、純烈さんのライブを見に健康センターに足を運ぶと、そこで社長から“君たちもこういう場所で歌ってみない?”という提案をいただいたんです」(YOUSUKE)

「正直、最初は乗り気じゃありませんでした……。でも、純烈さんのライブを見て、一気に気持ちが変わったんです。お客さんの熱気や会場の一体感が素晴らしくて! 」(GACKY)

「現場で一緒になったとき、小田井(涼平)さんに“君ら意外に年いってるんや~”と声をかけてもらって。とてもうれしかったですね」(OSA)

 ライブハウスと健康センターを股にかけて活動し始めたため、ファン層の幅も広がった。1年半が過ぎたころ、ついにメジャーデビューが決まるしかし、複雑な思いを抱えていた

4人でメジャーデビュー

「ATSUSHIが抜けて3人になり、パワーが落ちてしまったことは否めませんでした。でも、人数を増やせば解決するという話ではない。ATSUSHI以外のメンバーが入ることは考えられませんでした」(YOUSUKE)

 メジャーデビューを2か月後に控えた'19年9月末。YOUSUKEはATSUSHIにL・Fに力を貸してほしいと気持ちをぶつけた

「“3人でメジャーデビューをつかみ取ったのに、いま自分が戻るのは場違いだ”と、1度は断りました。でも、その後リーダーに“単刀直入に聞くけど、音楽をやりたいのか、やりたくないのか”って、質問されたんですその言葉で“もう1度音楽がやりたい”という気持ちが呼び起こされました。OSAとGACKYも温かく迎えてくれて、本当にうれしかったですね」(ATSUSHI)

 私生活では、妊活にピリオドを打っていた。再加入の決断には妻の後押しもあった。なお、ATSUSHI夫妻はおしどり夫婦として、ファンの間でもよく知られているという。

 ATSUSHIが戻ってリスタートしたL・Fは、冒頭のように目覚ましい活躍ぶりを見せている

 メンバーたちそれぞれがL・Fの方向性に悩んでいたころのこと。実はYOUSUKEが、衝撃的な出来事に見舞われていた。自身の原点である「GiFT」のもう1人のメンバーが、がんで亡くなったのだ。37歳という若さだった。

 誰もが、終わりと始まりを絶え間なく繰り返している──

「『終わりは始まりという志を掲げる僕らが、諦めずに夢を叶え続けることで、多くの方に“自分も一歩を踏み出そう”と思ってもらえる、アイコンになっていきたいですぜひ僕らの歌を聴いて、前向きな気持ちを受け取ってください!」(YOUSUKE)

ファンに直撃!

長い間、持病の数値がよくならなくて悩んでいたのですが、ラスファの存在を知り、ライブに通うようになってから急激に改善主治医も驚いていました。でも、コロナで会う機会が減ったらまた、数値が上がってしまって……。早く『ドクターラスファ』にもっともっと会える日々に戻ってほしいです!」

「子育てなど、忙しい毎日に疲れていたとき、ラスファの曲に励まされました。4人は息子みたいなものです。ずっと、見続けていたい……♪

「実はイタズラ好きなリーダー、コワモテに見えてフレンドリーなOSAくん、天真爛漫で天然なGACKY、みんなに気が遣えるあっくん。全員に違った魅力があります♪」……

──数々の終わりと挫折を経験してきたからこそ、彼らの歌声は魂に響く。力強く美しいハーモニーは、きっと聴く人たちの背中を押し、勇気づけてくれるはずだ。

取材・文/山中千絵(清談社)、本誌編集部


●広島を皮切りに、全国5都市を巡る「メジャーデビュー1周年記念」ライブツアーを開催!
9月12日 場所:広島Yise 電話・082-545-3960
9月13日 場所:大阪knave 電話・06-6535-0691(14:00〜23:00)
9月20日 場所:神戸Varit 電話・078-392-6655(平日13:00〜18:00)
9月21日 場所:ラドンナ原宿 電話・03-5775-6775
(チケットの申し込み受け付け15:00〜21:00)

●「歌謡曲DISCO SPECIAL」でゲストライブ!
9月15日 場所:マハラジャ六本木
電話・03-6804-1798(問い合わせ・予約16:00~22:00)

*チケット情報など、すべての詳細は公式HPをご確認ください。http://last-first.net/

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