石原さとみ、結婚しても「ファン離れさせない」巧妙な生存戦略

週刊女性PRIME / 2020年10月2日 20時30分

石原さとみ

 石原さとみの電撃婚に世の男性はかなりの衝撃(ショック)を受けてるようである。 なぜならその相手がこれまで報じられてきたスーパーアイドル山下智久や超ヤリ手IT社長の前田祐二氏(『SHOWROOM』)などではなく、完全なる一般人だったから。

 ネットでは祝福の声よりも嘆きが多く、「残された望みはガッキーしか……」と追い詰められている模様。ツイッターのトレンド欄の表記もこれまでの芸能人の結婚報道でみたことのない、《石原さとみさんの結婚に衝撃を受けるみなさん》となっていたことからもかなりの盛り上がり(下がり?)だったといえよう。

 しかし、どれだけ低確率であろうとガッキーに望みを託したくなる気持ちもわからんでもない。その感情こそが今回の“石原さとみショック”のキモだからだ。

“結婚の決め手”リスト

 今回の結婚につけて、石原は直筆FAXで喜びを表現し、所属事務所もスポーツ紙の取材にいくつかの回答を寄せている。おぼろげながらその人物像についての情報も明らかになっているのだが、そのプロフィールがかなり“一般人感満載”なのである。

 以下に、その特徴を列挙したい。

・石原の友人夫婦を通じて出会った同世代の男性

・第一印象は「表情が豊かでよく笑う方。会話のテンポが一緒で話をしていて楽しい」

・「ともに好奇心と知識欲が強く、疑問を感じたり知りたいことがあると、ふたりでとことん調べて一緒に発見していく」そのプロセスを楽しいと感じる感覚が一緒

・健康観、食や服の好み、ライフスタイルなど、生活の基本となる価値観が似ている

・それぞれの家族をお互いにちゃんと大切にし、家族との時間が最も重要なものだとする“親孝行への考え方”も一緒。はじめて彼の家族にあったときに、“私もこの人たちと家族になりたい”と思った

・ここ数ヶ月、つらい出来事がたくさんがありネガティブになりがちな石原の気持ちをふんばらせ、これからどうしようかと一緒に考えて、前に進ませてくれたポジティブな性格の持ち主

・彼がテレワークをしていた際、後輩への教え方がものすごく丁寧で、歴史上の人物や経営者など自分が感銘を受けた人の言葉を交えながら、相手が楽しく仕事ができるように指導していた

 ざっと、こんな感じだ。ツイッターが荒れたのはこういった思いがあったからではないか。……え? これ、頑張ったら俺でもいけたんじゃね? と。

SNSが「俺のさとみ」と盛り上がったワケ

「表情が豊か」「好奇心旺盛で知識欲が強い」「家族を大切にする」「ポジティブ」──。

 確かに、ここだけ並べると就活生が面接での自己PRで繰り出しそうなワードにもみえなくもない。つまり、人が人を好きになるにあたってかなり普遍的な長所である。

 かと思えば、いきなり放り込まれる唯一の具体的なエピソードが『テレワーク』だ。このコロナ禍において、この仕事様式はサラリーマンの間でもかなり一般化しているだけに、一気にその“普通の会社員”感が強まる。だからこそ、こう思うのではないか。

「さとみ! 俺だって後輩に指導するとき偉人の名言を引用したりするよ!!」

 この『後輩指導エピソード』もある種の“サラリーマンあるある”といってもいいだろう。本屋のビジネス書のコーナーにも『偉人に学ぶ仕事術』みたいな本が大量に積んであることがその証明だ。世の男たちが悔しがるのはそのエピソードが身近であるがゆえなのかもしれない。これがあの石原さとみが《どんな困難も乗り越えると確信しました》と感じた男なのか、と

 私は思う。今回、所属事務所が発表した“お相手のプロフィール”は結婚後も男性ファンを惹きつけるためのイメージ戦略の一環ではないか。

 本来であれば、いくらスポーツ紙から取材を受けようがお相手についての情報は「一般男性です」だけでもいいはず。わざわざ先述のような人物像と具体的エピソードを公表したのは、世間にお相手は“庶民的な”一般男性というイメージを強調したかったのではないか。ネットでは結婚が報じられた瞬間から「名前を出せないだけで社長や資産家なのでは?」という考察もなされていたし。

 そして、「石原さとみは一般的な会社員と結婚した」という印象を与えることに成功すれば、これまで芸能界で誰も座ったことのない人妻ポジションにつくことになる。いわば、“ギリギリ手が届かなかった大物女優”。この刷り込みがあればファンは離れるどころか、さらに目が離せない存在として意識することになるのではないだろうか。「元カノがドラマに出てる」と錯覚しながらテレビにかじりつく猛者もいるかもしれない。それはヤバい奴か。

 事実、ネットニュースにはツイッターのトレンドワードに『俺のさとみ』がランクインしたと報じられている(『スポニチ』)。もちろん半分冗談でツイートしたものなのだろうが、取材に対する回答を“精査”した事務所のブランディングに知らずのうちに影響された部分もあるのかもしれない。

……でも気づいたほうがいい。あの大物女優・石原さとみと普通にデートを重ねて1年以内で結婚にまで漕ぎつけられる時点で“一般的”ではない。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉

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