1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「男性の年収」が先に提示される “婚活恋愛” の難しさ、婚期を逃す女性のリアル

週刊女性PRIME / 2021年3月15日 5時0分

お相手の「年収」にこだわりすぎると結婚できない!? (写真はイメージです)

 女性が婚活で結婚するときにこだわるのが、お相手の年収でしょう。男性の年収が低いと、婚活アプリでも相談所でも、会おうとしない女性が多いのが現状です。結婚は、日々の生活です。ただ好きな感情だけでお付き合いをしている恋愛とは、そこが違います。ライターをしながら、仲人として婚活現場に関わる筆者が目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考える連載。今回は、『男性の年収にこだわることは大切か否か』について考えていきましょう。

自分と同じ年収か、それよりも高い男性を希望

 外資系のIT企業に勤める由恵さん(41歳、仮名)の年収は、800万円。入会面談にやって来たときに、こんなことを言っていました。

「ウチの会社の男性は、40代ですと、みなさん1000万円以上稼いているので、できたら、私と同じくらいか、それ以上の男性とお見合いしたいのですが」

 そこで、私は言いました。

「800万円以上の男性を限定してお見合いしていくのは、とても難しいのが現状ですよ。40代で800万円以上ある男性は、30代の女性とお見合いをしたがります。また、800万円以上あれば、30代の女性とお見合いが組めてしまいますから」

 すると、由恵さんが尋ねてきました。

「平均年収って、どれくらいなんでしょうか?」

 厚生労働省の令和元年の調査によると、男性の平均年収は423万円となっています。ただ昨年からのコロナ渦で、今はもっと下がっているかもしれないと、私は由恵さんに告げました。

「えっ、そんなに低いんですか……」

 ガックリと肩を落としたようでした。そこで、私は言いました。

「由恵さんの会社にいる男性は、日本の中でもトップクラスの年収を稼いている人たちです。そこを基準にしないほうがいいですよ」

 由恵さんは結局、入会はせずに帰って行きました。

 高学歴で高年収の女性は、自分と同等か自分よりも高い学歴と年収をお相手に望みます。日本全体の男性を見たときに、そもそもそうした好条件の男性は、ほんの一部。また、歳を重ねるほどに好条件の男性は結婚をしていきますから、お相手探しがますます困難になっていきますよね。

実は年収が半分以下だったけれど‥‥

 妙美さん(仮名、37歳)は、結婚相談所で婚活しながらも、無料の婚活アプリにも登録をして、並行して婚活をしていました。妙美さんの年収は、470万円でした。結婚相談所でお見合いを受けたり申し込んだりするのは、やはり自分と同じくらいか、それよりも年収の高い男性でした。

 相談所での婚活を始めて半年、苦戦中だった妙美さんから、「相談所での活動を休会したい」という連絡がありました。

「婚活アプリで41歳の自営業の男性と知り合ったんです。年収1000万円あって、見た目のタイプなんです。彼は、今実家暮らしなので、週末は私のマンションでお泊まりデートをしています。すごくマメに家事もやってくれるし、料理も上手なんですよ。彼と真剣に向き合ってみようと思っています」

 この話を聞いたときに、“年収1000万円の自営業の男性が、実家暮らしをしているということが、ちょっとおかしいのでは?”と、私は思いました。ただ、“その自営業というのが一家総出でやっているような商売だったら、まあ、実家暮らしもありえるかもしれない”と考え直しました。

 その日、妙美さんは、休会届を書いて帰りました。

 そこから1か月後、妙美さんから、「彼との結婚を決めたので、退会します」と連絡がありました。

 退会届を書きに事務所に来たのですが、そのときにこんな報告をしてきました。

「今、私のマンションで一緒に暮らしています。結婚してもしばらくはそこを新居にしようと思っています。彼は、すごく優しくて、私が残業の日は、家に帰ると夕食を作って待っていてくれます。独身のときは、残業でヘトヘトになって帰って、真っ暗な部屋に灯りをつけて、一人分のご飯を作って食べていたけど、今は待っていてくれる人がいる。しかも、ご飯まで作って。“結婚って、いいなあ”と思っています。ただ……」

 いったん口籠ると、こう続けました。

「彼の年収が1000万円というのは、いちばん稼いていたときの話で、今は400万円ちょっとしかないみたい。でも、自営なので年収の変動は仕方ないことだし、何より優しい人なので、感謝しなきゃ、って。私は結婚しても仕事は続けたいので、ふたりの年収を合わせれば900万円弱になるし、世帯年収で考えたら十分だと思っているんです」

 退会届を書き終えると、「幸せになります」と言って、妙美さんは帰って行きました。

年収が先に提示されるか、後付けでわかるか

 20代は、生活圏内の出会いでの結婚が可能です。なぜかと言えば、周りには、結婚の候補者となる独身者がたくさんいるからです。

 ところが、30才を過ぎると、生活圏内の結婚候補者は、年々少なくなっていきます。すでに結婚してしまった人たちが増えていくので、当然ですね。

 そこで、「このままでは結婚できない。婚活をしよう」と、結婚相談所や婚活アプリへの登録をはじめるのですが、ここで難しいのが、婚活での出会いは条件が先に提示されてしまうことです。

 例えば、20代のころに、異性を好きになってお付き合いがスタートする。スタートした時点では、結婚を考えていません。時間を重ね、好きという気持ちを積み立て、信頼関係が出来上がったときに、“結婚”を考えるようになります。

 気持ちが出来上がっときに、年収が後付けでわかったとします。想像していたよりも、男性の年収が低くても、「私も働けばいいし、一緒に頑張っていこう」という気持ちになりますよね。また年齢が若いこともあり、「今後、彼も私も年収も上がっていくだろう」という、楽観的な予想をします。

 ところが、婚活の出会いは、好きになる前に先に年収が提示される。そして、年齢を重ねるほどに、生涯年収もおぼろげに見えてきます。そうなると女性は、年収のいい男性との結婚を望むようになります。

 前出の妙美さんは、婚活アプリのプロフィールで彼が年収400万円だと正直に入れていたら、会わなかったかもしれません。このケースは、自分のことを好きになってもらい、後から年収を正直に告白した彼の作戦勝ちだったと思います。

 もし年収にこだわる女性だったら、年収が400万円ちょっととわかった時点で、交際が終了になっていたかもしれませんね。

 結婚相手に何を望むかは人それぞれですが、あまりにも年収にこだわりすぎると、結婚はできなくなってしまいますので、どこかで折り合いをつけることも大切です。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊『100日で結婚』(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/ YouTube『仲人はミタチャンネル』https://www.youtube.com/channel/UCObGYwIfj_oY-cm9LlnFmdA/featured

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング