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熊谷真実、衝撃の家庭事情!子どものころから抱いた「妻になるか愛人になるか」の2択

週刊女性PRIME / 2021年7月3日 16時0分

熊谷真実さん  撮影/佐藤靖彦

 この夏、舞台『マミィ!』(7月30日~8月8日・赤坂レッドシアター)に主演する、女優の熊谷真実(61)。大ファンである劇作家・演出家の田村孝裕氏に「私を主役にした舞台を書いてください!」と熱烈アピールし、2年越しで実現したという。

「劇団ONEOR8を主宰する田村さんの舞台『漠逆の犬』を見たとき、『どうして、私が誰にも話したことがない気持ちがわかるんだろう』と衝撃を受けました。丸裸にされたような気持ちになったんです。田村さんの舞台を見ると、私が他人に見せない部分、自分でも気がつかなかったような心の奥底にある部分を掘り起こされる感じがします。

 私と同じような思いをする人が多いから人気があるのでしょう。それから『田村さんなら私が表で見せている顔とは違う部分を引き出してくれるはず』と確信し、『私のことを書いてほしい』と口説き倒したんです

愛人がいるのが当たり前の家庭

 2年前、田村氏に自分のこれまでの人生を語り、できあがったのが今回の舞台だ。

「放蕩を重ねていた父(佐藤B作)が、祖母(松金よね子)の危篤を知り、母(妻)である私の還暦祝いに帰ってくるという話です。『マミィ!』というタイトルは、母という意味ですが、私の名前でもあります。最初は仮タイトルでしたが、気に入って、そのまま使うことになりました」

 舞台は架空のストーリーだが、これまで語られてこなかった知られざる熊谷の苦悩が、そこには見え隠れする。

私のことを『明るい人』と思っている人は多いですが、その明るさの倍くらいの見えないバタつきを抱えていつも生きてきました。誰でも高いジャンプをするためには、長い助走が必要です。田村さんがそこをどう調理してくださったのか、ぜひ舞台でお楽しみください」

 小説『熊谷突撃商店』(ねじめ正一・著)でも描かれているが、熊谷の育った家庭には、苦労を明るく乗り越えてきた母親と、破天荒な父親がいた。婦人服の洋品店を経営していた父親は、なんと昔から愛人が複数いるのが当たり前だったという。

お店の従業員にも父の愛人がいたりしたんですが、10代のころから、みんなが気まずくならないように家庭内を調整するのは私の役割でした。社員旅行のときに部屋割りを決めたり。私が愛人の方と一緒の部屋で寝るようにしたりとか。

 家族のピンチを乗り越えるために、いつも奮闘する私は、両親からも姉と妹(妹は女優・松田美由紀)からも頼りにされてきました。でもね、そういう調整ごとが、実はイヤではなかったんですよ」

 困ったことが起きたときに、考え方を転換するのが自分の特技であると気づいたのは最近だ。

「舞台作りで険悪な雰囲気になったときにも、場の雰囲気を明るくするのが私の役目。この前も女優仲間の東ちづるちゃんから『あのときは真実に助けられた』と言われたほどです。

 この、みんなのマイナスをプラスにすることは、私の特技なんだと気づいたのは還暦を過ぎてからですね。むしろ、こういった役割を嫌がったり、気まずい場面になることを避けたりするほうが普通だったんですね(笑)。

 何かがあったとき、落ち込むのも、明るくいくのも人それぞれ。私は、自分のコンセントを、周りのみんなが明るくなりそうなほうのプラグに差し込もうという考え方で、生きてきました。

 とはいえ、どのプラグに差し込もうと決めるまでには、それなりに葛藤があります。私のそんな奥底の感情を、描き出してくれるのは田村さんしかいないと思ったんです」

妻でも愛人でも女性は苦労する

 一方で、女性たちの苦労する姿を幼いころから見てきて、中学生のときから妻になるのがいいか、愛人になるのがいいかを考えるようになったという。

「周りを見ていて、妻になっても、愛人になっても苦労する、女性は大変だと幼いころに悟ってしまいました。昔は女性が自立するのは大変で、生きていくためには妻か愛人になるしか方法はありませんでした。

 そして、妻か愛人かを選ぶとしたら、自分はどうするだろうと考え、私は妻になろうと決めたんです。それは、子どもができたら私のように母の味方をしてくれるから。結局、私は2度離婚して(笑)、子どももいませんが、それも自分の選択の結果。でも、不倫は絶対しないと決めています。好きな人が結婚していたらあきらめますよ

 古今東西の老若男女は、舞台をはじめ芸術を通じて、叶わない部分を満たしてきたといえる。

「周りを見ていても、夫には男の部分を求められないから、奥さんは俳優さんやアイドルにハマるわけです。夫も妻には女の部分を求められず、キャバクラに行ったりする。女性が妻・お母さんという役割だけでなく、女の部分に重きを置くと家庭が崩壊してしまうかもしれません。

 だから、そのモヤモヤにどう折り合いをつけて生きていくか、そこにお芝居などの芸術が役立つわけです。私たちの年齢になると、みんな自叙伝が書けるくらいの人生があるはず。『マミィ!』もご自身の自叙伝と重ね合わせて見てほしいです」

文句や愚痴は時間を決めて言う

 今回の舞台に向けて、少しずつトレーニングをする中、フラメンコを始めたという熊谷さん。

「やったことがないことを習うのはとても新鮮。頭と身体を連動させるのが楽しくて、かかとでカンカンカンと床を叩くのが気持ちよくて、やめられなくなってしまいました。1曲ちゃんと踊れるくらいまでは頑張ろうと続けています。

 始まる前に本番の衣装を着たら、『この衣装で踊れたら気持ちいいはず』とやる気になって! 体力づくりにも役立っています」

 農作業や、手作りの健康フードも熊谷さんの元気の源だ。

「梅干しとか梅酒とか、今は梅を加工する作業にいそしんでいますね。こんぶ水やタマネギ麹、スーパーフードを使ったスイーツを考えるのも楽しいです」

 そして、若々しさをキープするとっておきの秘訣も。

「文句や愚痴って、話せばきりがないですよね。だから自分で『はい、今から愚痴言います』『はい、終わりました』って、区切りをつけて話すんです。文句を言っていると、口角が下がって、眉間にしわが寄って顔に出ますよね。だから、顔を若々しくするためには、内面を管理することが必要なんです。

 美しい女優さんがすごいのは、自分の顔を管理する=内面を管理することができているから。表情筋の動きは自然に出てしまうものなので、いかに自分のネガティブさをコントロールできるか。愚痴を言っても、『はい、終わり!』と時間を決めて言えば、それほど顔には影響しにくいと思いますよ。

 美容クリニックへ行って若返りを目指す前に、心の管理で眉間のしわは取れます。自分の顔も曇りません! あれ、なんだか私、すごくいいこと言ってるかも(笑)

熊谷流「手作り健康フード」

●こんぶ水

 こんぶ約20gを水1.5L程度にひと晩つけておく。お水の代わりに飲むことで、薄毛予防、美肌、便秘対策に。「信じられないほど若々しい80代の友人に教えてもらったんですが、飲み始めてからとても調子がいいんです」(熊谷さん、以下同)

●タマネギ麹

 すりおろしたタマネギ300g、米麹100g、塩35gを合わせる。様子を見ながらひと晩以上、常温で発酵させた後は、冷蔵庫で保管する。おいしくて発酵の効果が期待できる万能調味料。「お野菜を漬けても、お魚やお肉に使っても、本当においしいですよ」

●チアシードのコーヒーゼリー

 チアシード大さじ3、ココア大さじ1、メープルシロップ大さじ1、コーヒー200mlを混ぜて冷蔵庫で冷やせば、ぷるぷるのコーヒーゼリーに。「なかなか消費できなかったチアシードが、低カロリーなのにおいしいスイーツになって感激しました(笑)」

◆   ◆   ◆

<舞台情報>
舞台『マミィ!』
放蕩を重ねる父と笑顔を絶やさない母。理解に苦しむ子供たちは、母にヤキモキし、父を嫌った。今日は母の還暦祝い。しかし高齢の祖母が危篤状態に。聞きつけた父が数年ぶりに帰宅し、穏やかだった家族の時間が軋み始める。笑顔の裏に秘めてきた母の思いとは――。
日時:7月30日(金)~8月8日(日)
会場:東京・赤坂レッドシアター
問い合わせ:プリエール(土日祝を除く 11:00~18:00)
【公式HP】https://priere.jp/performance/2107/

PROFILE●熊谷真美(くまがい・まみ)●1960年3月10日生まれ。東京都出身。1979年NHK朝の連続テレビ小説『マー姉ちゃん』の主役に抜擢され、同年製作者協会(エランドール賞)を受賞。2016年『マンザナ、わが町』で紀伊國屋演劇賞・読売演劇賞受賞。2020年より浜松市やらまいか大使就任。ローフードマイスター、野菜ソムリエ、米粉マイスターの資格も持つ。

(取材・文/紀和静)

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