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耐性がついた「スーパーG」の出現も! 最盛期を迎える“7月ゴキブリ”の封じ手

週刊女性PRIME / 2021年6月30日 8時0分

※写真はイメージです

 最近、特に多く見かけないだろうか。ゴソゴソ動くあの黒い物体……。コロナ禍の環境がさらに好条件となっていて、駆除業者へのオーダーが急増、対策グッズも売れている。ヤツらが最盛期を迎える7月。ここで手を打っておけば、来年度の発生率もグッと抑えられる。

ステイホームはゴキブリの“スイートホーム”

「今年の夏は、いつも以上にゴキブリが多くなりそうです」

 そう話すのは、虫ケア用品の日本最大手、アース製薬の有吉立さん。兵庫県にある同社研究所で、日々、ゴキブリをはじめとする数万匹もの害虫の生態を研究する女性だ。

「家庭でよく見るのはクロゴキブリ、飲食店などに多いのがチャバネゴキブリ。コロナの影響もあって、このクロゴキブリの好む環境が住まいに整ってしまったことが、その原因のひとつ」

 去年からステイホームが日常化。家での食事が増えてゴミが増し、家電の消費アップで家の中で暖かい場所も増加。人間のステイホームはゴキブリのスイートホーム。昨年の夏は、業者へのゴキブリ駆除の依頼が前年同月比で倍以上の238%(「くらしのマーケット」)になったが、今年はすでにそれを上回る勢いだ。

 クロゴキブリは屋内と屋外を移動し、気温の下がる冬季は休眠している。寒い間あまり姿を見ないのはそのためだ。ところがコロナ禍によってその習性に大変化が起きてしまった。

「家にいる時間が長くなったことで、寒いはずの冬でも屋内の温度や湿度は相対的に高いままに保たれ、活動量が落ちないまま冬を越すんです」

 宅配などを利用することで多くなる段ボールの影響も大きい。段ボールの紙と紙の隙間はゴキブリの大好きな隠れ場所。幼虫や卵が外から持ち込まれたり、無造作にため込んだ段ボールが格好のすみかになったりもするそうだ。

 ゴキブリはほぼ1年かけて卵から成虫になる。夏に孵化(ふか)して屋内、屋外と移動しつつ、次の夏前には卵を産めるまでに成長する。手を打つなら今が大事なのだ。

 外から侵入する個体が多く換気口やエアコンのドレンホース周りなどは絶好の通り道。窓やドアの隙間や洗濯機、洗面所の排水口は当然のこと、数ミリあれば入ってくる。

「数十メートルは移動できるということもわかっていますから、例えば、マンションの高層階でも油断できません。扁平な体でほんのわずかな隙間でも十分。快適な温度と湿度、そして豊富な食べ物は彼らにとっても魅力的ですから」

 と有吉さん。

 では、結局のところ、住まいからゴキブリを消し去ることは難しいのだろうか。防虫剤への耐性を獲得した「スーパーG」も出てきたという。

こまめな対策で一網打尽に

 有吉さんと同じ研究部に所属する、浅井一秀さんがこう教えてくれた。

「本格的な夏に向けて繁殖しますから、今、徹底的に駆除するのは正解。いくつもの注目製品が出ています」

 キッチンの隅などで、触角だけを動かしながら気配を消している黒い塊には定番のエアゾールスプレー。速効性や致死性の高さなどの違いでさまざまな商品がある。秒速ノックダウンだから、スプレーを浴びたヤツらが苦しむあまり、走り回ったり、こちらへ飛んできて大騒ぎになることはない。キッチン周りや、子どもやペットがいるならば、殺虫剤を使わない冷却スプレーで凍らせてから処理するという方法も。

 また、薬剤の残留効果を使って、外から入ってくるゴキブリを防ぐという使い方も効果的だ。玄関やベランダなど人の出入りがある付近や窓際、エアコンの室外機など通り道になりそうな場所に吹きかけたり、より長く効果が続く食毒剤タイプを置けばいい。

 実はこの食毒剤(毒餌剤)は、室内のゴキブリを一掃するためにこその強い味方。ヤツらが出没しやすいキッチン周りや洗面台の下、隙間などに置いておけば、知らない間に餌を食べにやってきて有効成分を抱えたまま巣へ戻り、そこで死ぬ。そのフンや吐き戻しなどを食べた仲間のゴキブリも残った有効成分で駆除され一網打尽ということになる。

 効果がいちばん実感できるのは、やはり「ごきぶりホイホイ」などのトラップ式捕獲用品。死骸を見るのがイヤならそのままゴミ箱へ直行させればいいし、強力な誘引剤はヤツらの大好物という。一度捕らえたら15キロの重りを持ち上げられる強力な粘着力で、決して逃さない頼もしい定番アイテムだ。

 また、多少手間はかかるが、ダニやノミなどまで屋内害虫すべてに引導を渡したいのであれば、やはり“くん煙剤・くん蒸剤”タイプが強力。モクモクと立ちのぼる煙が家中に広がるという見た目も強烈だが、それだけの効果は十分にある。

 煙や霧を直接吸い込んでしまうことがないよう、人だけでなくペットも屋外避難するほうが安心だ。水槽の観賞魚や昆虫なども家の外に出しておいたほうがいい。電化製品や火災報知器に影響することもあるので直接噴煙が当たらないようにしたり、カバーや新聞紙をかけることも必要になる。煙が隅々にまで行き渡るよう引き出しや戸棚を開け放ったほうがよいので、布団や食器などにも同様の手当てを考えたいものである。

「とはいえ卵までは殺せませんし、確実に駆除したとしてもまた屋外から入ってこられてはせっかくの苦労も水の泡です」と浅井さん。

「絶対に見たくないなら、いくつかのものを組み合わせて定期的に使えば、ほぼ完全駆逐も夢ではありません

 でも、その前にヤツらの来ない家、すみにくい家に近づけることも大切だと有吉さんは補足する。

「湿気も大好きですから、例えば就寝前にシンクの水滴をこまめに拭き取るだけでもはっきり違ってくるはず」

 小まめな片づけ習慣や掃除、強力な虫ケアツールを味方にして、対策をしっかりと。

 ただでさえコロナ禍で大変なわれわれに、ゴキブリに割く気持ちの余裕はまったくないはずだ。

定番に加えさらに強力で使いやすいアイテムも続々!
仕留める手法を選んで対策しよう

エアゾールスプレー

ナチュラス 凍らすジェット ゴキブリ秒殺(アース製薬) 

 -85℃(降下温度)の冷撃効果でゴキブリの動きを止める。【防除用医薬部外品】

エアゾールスプレー

ゴキジェットプロ(アース製薬)

 ゴキブリを逃さない秒速ノックダウンで素早く退治。【防除用医薬部外品】

毒餌剤(屋外型)

ブラックキャップ 屋外用(アース製薬)

 雨や風に強い屋外用。1年間は効果が持続。【防除用医薬部外品】

ワンプッシュ型スプレー

●おすだけアースレッド 無煙プッシュ(アース製薬) 

 家中のゴキブリをまるごと退治&1ヵ月間発生予防のワンプッシュ式。【防除用医薬部外品】

トラップ式捕獲器

●ごきぶりホイホイ+デコボコシート(アース製薬)
 
 ゴキブリ捕獲器のベストセラー。デコボコ粘着シートで確実捕獲。

くん煙剤

●バルサンプロEX(レック)

 家中のいやーな虫をまるごと殺虫、すみずみまでよく効く。【第2類医薬品】

霧ダブルジェット

●フォグロンS(フマキラー)

 部屋全体に薬剤(霧)が広がり、使用後はいやなニオイや汚れなし。【第2類医薬品】

毒餌剤(屋内型)

●コンバット ゴキブリ駆除剤(KINCHO)

 しぶとい抵抗性ゴキブリにも効き巣に潜むゴキブリも退治。【防除用医薬部外品】

〈取材/オフィス三銃士〉

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