1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

唐沢寿明、今期ドラマで最年長主役、人気の裏に“絶対的味方”妻・山口智子の存在

週刊女性PRIME / 2021年7月9日 18時0分

1995年、唐沢寿明と山口智子の結婚会見

 GP帯(午後7時~同10時)で放送される7月期の民放連続ドラマは計12本ある。うち、最年長の主演俳優は唐沢寿明(58)。『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ、10日スタート、土曜午後10時)に登場する。

 役柄は2019年に放送されたこのドラマの前作と同じく、凄腕刑事。110番通報を受ける緊急司令室に置かれた捜査チームの班長である。

 唐沢はアラ還だから最年長も不思議ではないが、若々しいので、意外に思われた方もいるのではないか。演じる刑事も現場を走り回る。

年齢を感じさせない少年ぽさ

 早いもので唐沢が第一線の役者に躍り出てから29年になる。飛躍作となったのは最終回で世帯視聴率32・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したフジテレビ『愛という名のもとに』(1992年)。主演した鈴木保奈美(54)の相手役を演じた。29歳のときだった。

 以来、TBS系『輝け隣太郎』(1995年)、フジテレビ系『白い巨塔』(2003年)、同『不毛地帯』(2009年)、TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)、テレビ朝日系『24 JAPAN』(2020年)などの話題作や注目作に主演してきた。

 17歳からの下積み生活が長かったものの、世に出たあとは順調の一語。スランプもブランクもない。ここまで成功した役者も滅多にいない。トレンディドラマの主演俳優らが助演にまわったり、画面から遠ざかったりするのが珍しくないのはご存じの通りだ。

 唐沢の魅力は何かというと、まず持ち前の爽やかさだろう。年齢を感じさせない少年のような明るさも見る側を引き付ける。

 もちろん演技もうまい。医者をやろうが、刑事を演じようが、違和感を抱かせない。また、口跡(役者のセリフの言いぶり)がいいので、早口のシーンも聞き取りやすい。

 唐沢本人はずっと第一線で活躍し続けている理由について、こう語っている。

「変な欲もないし、誰かの上に立ちたいとも思ってないからじゃないかな。もちろん、オファーが来た役を誰よりもうまく演じてやろうという欲はあるけど、誰かの足を引っ張ってでも役が欲しいかと言われたら、そんなことまでして欲しくない。そんなみっともないこと好きじゃないよ」(『婦人公論』12月8日号)

 ガツガツしていない。だから、爽やかなところも少年のような面も変わらないのだろう。俳優は内面が表に必ず出る。極端な例になるが、薬物に手を出すような俳優は逮捕前から外見が崩れてしまう。

唐沢が語った妻・山口智子

 誉めてばかりになってしまうが、唐沢は仕事を離れても悪評が立った試しがない。山口智子(56)と1995年12月に入籍し、結婚26年目だが、夫婦生活においても危機説や不安説が流れたことはない。不倫など異次元の話だ。

 コロナ禍以降も2人が街中を仲睦まじくマスク姿で歩く姿が目撃されている。腕組みをしていたことまである。

 明治安田生命がアンケートによって選ぶ毎年恒例の『理想の有名人夫婦』ランキングで前回(2020年)は3位。1位は15年連続で三浦友和(69)と山口百恵さん(62)だったものの、友和さんたちは殿堂入し、もうランキングから卒業した。次は唐沢と山口が1位になる可能性は高いのではないか。

 唐沢が主演を張り続ける一方、山口も3月まで『監察医 朝顔』(フジテレビ系)に出演するなど夫婦揃って活躍しているからだ。無論、仲のよさが一番大きい。

 ちなみにほかの順位の夫婦は2位がヒロミ(56)と松本伊代(56)、4位が堺雅人(47)と菅野美穂(43)、5位が杉浦太陽(40)と辻希美(34)、6位が佐々木健介(54)と北斗晶(53)、7位が藤井隆(49)と乙葉(40)、8位が江口洋介(53)と森高千里(52)、9位が田中将大(32)と里田まい(37)、10位が桑田佳祐(65)と原由子(64)となっている。

 次回の「理想の夫婦」の発表は今年11月。友和さんと百恵さんの後継夫婦が大きな話題になるに違いない。筆者は唐沢と山口が大本命と読む。

 唐沢は山口との関係についてどう思っているのだろう。かつて、こう語っている。

「人間、やっぱり1人じゃ生きていけないよね。誰か味方がいないと。俺にとってあの子(山口)はそんな存在」(『婦人公論』12月8日号)

 唐沢と山口は同志のような存在なのではないか。ちなみに2人の間に子供はいないが、それについて山口は「私はずっと、子供を生んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました」(『FRaU』2016年3月号)と語っている。

 あえて出産という選択をしなかった。唐沢も同意した。価値観を共有しているのである。

 1998年のミリオンセラーで高校の副読本にもなった唐沢の自叙伝『ふたり』(幻冬舎文庫)にはこうある。

「おれをまるごと認めてくれ、注いでも注ぎ足りない思いで愛情を授けてくれた初めての女性が山口智子だった」

 2人の出会いはNHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』(1988年度下期)での共演。それを知らない世代の人も増えたが、山口はヒロインで唐沢は主要出演陣ですらなかった。

 その上、山口が青山学院短大出身で栃木の老舗旅館のお嬢様だったことから、唐沢は自分とは縁がない女性と思っていた。だが、2人はこのドラマの撮影中に引かれ合い、打ち上げの後、手を握り合う。交際が始まった。

 先に書いたことを少し訂正させてもらいたい。唐沢が爽やかになったのは山口と出会ったあとだ。南野陽子(54)が主演したフジテレビ系『アリエスの乙女たち』(1987年)で不良高校生を演じていたが、当時は雰囲気すら違った。

 山口という同志が唐沢の内面を変えたのだろう。やはり友和と百恵さんの後を継ぐのは唐沢と山口だと読む。

高堀冬彦(放送コラムニスト、ジャーナリスト)
1964年、茨城県生まれ。スポーツニッポン新聞社文化部記者(放送担当)、「サンデー毎日」(毎日新聞出版社)編集次長などを経て2019年に独立

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング