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酒井法子、芸能界での本格復帰が進まない理由と彼女自身が抱える“疑心暗鬼”

週刊女性PRIME / 2021年8月5日 21時0分

酒井法子

 今から12年前の8月2日、のりピーこと酒井法子(50)の夫(当時)が職務質問を受け、翌日に覚せい剤取締法違反で逮捕された。彼女も任意同行を求められたが、

「子どもを預けているので、あとで行きます」

 と答え、そのまま失踪。所属事務所は彼女が自殺するのではと危惧し、そのスタンスで会見を開いた。

 それゆえ、世間は当初、彼女に同情的だったが──。8日には彼女も覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまう。いわゆるクスリを抜くための逃亡を疑われることになった。

事務所が冷静さを失っていた理由

 ではなぜ、事務所は彼女もクスリをやっている可能性を考えなかったのか。相澤秀禎会長(当時)が週刊誌でこんな話をしている。

《うちには岡田有希子のこともあるし、法子を担当していた溝口マネージャーが自殺した過去もある…》

 アイドルだった岡田さんは1986年に自殺。直前まで相澤の自宅に下宿していたが、その部屋を譲られたのが後輩の酒井だった。また、2000年に自殺した溝口マネージャーは岡田さんも担当していた。事務所はその連鎖が、酒井にも及ぶことを恐れたわけだ。

 さらにいえば、酒井の父は暴力団の元組長で、娘のデビューを機に足を洗ったが、その2年後に交通事故死。そのとき、相澤は「幼いころから里子に出されたり、複雑な家庭環境だったので(略)法子の親代わりをやらなければいけないと決心した」という。そんな「親心」も冷静さを失わせたのだろう。

同じ日に起きた押尾学の事件

 酒井は執行猶予つきの有罪判決を受け、事務所からは契約解除。いわば「勘当」の身となった。'13年には『さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演するなど、芸能活動も再開させたが、本格的な活躍はできていない。

 そこには、この事件で彼女のイメージが激変したうえ、同じ日に起きたもうひとつの事件も関係している。当時俳優だった押尾学が愛人とともに違法薬物を使用し、死亡した愛人を置き去りにした事件だ。

 これだけの有名人ふたりが同時にクスリ絡みの事件を起こすというのも、何か怪談めいている。こうした一連の経緯によって、世間もメディアも今の彼女をどう扱っていいのか、何を求めていいのかがわからなくなっているわけだ。

 例えば、彼女は一昨年『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)に出演。代表曲『碧いうさぎ』を歌った。アイドル時代の代名詞でもあるのりピー語で「がんばるピー」などとコメントさせられていたが、もうそんなイメージでもないだろうにと気の毒になった。

 最近は個人事務所を設立して、ユーチューバーとしてもデビュー。写真誌でセクシーグラビアに挑戦したが、こういう熟女路線も何か違う気がしてしまう。本人もそれを感じているのか、

「グラビアのお話をいただいたとき“私でいいんですか?”と不安でした。セクシーなものを望まれても、どこまでできるか……」

 と、コメント。正直なところ、自分の需要については疑心暗鬼なのではないか。

 筆者にとっては、35年前『モモコクラブ』(TBS系)の取材で彼女を見かけたときのアイドルっぽくない暗い表情が印象に残っている。そういうところが薄幸なヒロイン役などにはプラスに働いたのだろうが、事件後は似合う役が思いつかない。

 ただ、大ヒット作『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)くらいは、もっと普通に再放送されてもいいように思う。あの中の彼女なら今も求められている、はずだ。

PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)

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