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セクハラ ・盗撮・素人アドバイス、評論家以上にやっかいな「ラーメンオタク」の実態

週刊女性PRIME / 2021年11月3日 8時0分

写真はイメージです

《顔は写さないから身体だけ撮らせて》
《とにかく怖かったです》

 これは、元『バイトAKB』のメンバーで複数のラーメン店を経営する梅澤愛優香が、ツイッターにアップした告発文だ。最初の《 》は、“ラーメン評論家”に強要されたという内容の文言で、次がそれに対する彼女の拒絶の感想。

嘘の書き込みで裁判も

 梅澤はセクハラなどを理由にラーメン評論家の入店を禁止することを表明。この告発が波紋を呼んでいるが、彼女の意見を理解しつつも、別の被害を挙げるのは同じ立場のラーメン店主だ。

「評論家も面倒ですが、日常で面倒を起こすのはラオタの人たちですよ」

 ラオタ=ラーメオタク。特に『食べログ』や『ラーメンデータベース』などのグルメ系レビューサイトに、店の感想を投稿する熱狂的なラーメン好きをそう呼ぶ。

 彼らは食したラーメンを、ネットのグルメ系レビューサイトで“採点”することを生きがいかのように活動しており、このオタクは、ラーメン店に実害をもたらしている。

「よく聞くのは、“この店は業務用スープを使ってる”“使うようになった”という書き込みですね。『食べログ』、『ラーメンデータベース』、『グーグル』の口コミだったり、今はいくらでも感想を“主張”する場所がありますからね。

 恨みつらみか、ほとんどその書き込みはウソだと思いますね。チェーン店ならまだしも、個人店なら業務用の出来合いのスープ使ったら、むしろ原価がかかりすぎちゃいますから。この件で裁判も起きたこともあります」

 そう話すのは、都内で複数店舗を構えるラーメン店主(以下同)。激戦区でも店を構え、つい先日も支店を出した。

「支店に関しては、まったく告知もしていませんし、SNSのアカウントも作っていません。それなのにどこから情報を仕入れたのか、ラーメン好きの方が勝手に訪ねてくるんですよね。別に迷惑というわけではないのですが、よい気持ちではないですね。そもそもこの店舗はひっそりやりたいと思っており、地元の人に来てもらえたらそれでいいので」

 ほかにも被害は限りない。

「女性のバイトを雇っていると、その子を撮ろうとする人は多い。こちらも張り紙などで注意喚起していますが、基本的に調理中なので、すべてを監視できるわけではなくて。それで女性のバイトが辞めたり、働き手が足りなくなる遠因になるケースは、少なくないと思いますね」

“美味い”“まずい”は、極々個人的感想だろう。今回、複数のラーメン店主を取材するうえで、“味の感想”については、ラオタのレビューに文句をつける者はいなかった。しかし……。

ラオタからの“ギトギトした”質問

「そもそもウソを投稿されることが少なくないんですよ。店の衛生問題系とか。“店頭に置いてあるダンボールを触って、そのまま調理してた”“麺揚げのザルを床に落として、そのまま使ってた”とか。断固として言えますが、そんなことは一切していないのに」

 そして、店主たちをさらに苦しませるのが、無駄な“取材”と安易なアドバイスだ。

「どんな材料を使っているのか、こんなふうにしたらどうかと話しかけてくる人は多いですね……。うちの店はSNSをやっていないのですが、直接電話でそれについて文句言われたりしますからね(苦笑)。“きちんと情報発信したほうがいい”“そういうところがよくない”とかって。そういうところってどういうところだよって(笑)」

 ここで日本最大のグルメレビューサイト『食べログ』に投稿されたラーメンに関するレビューを紹介する。千葉県にあるラーメン店。

 こちらを訪れたのは、食べログでラーメンを中心に1000件ほどのレビューを投稿するラオタだ(《 》内、すべてレビューの引用)。投稿主はラオタとして“取材”を信条としている。ここから彼の取材が始まる(以降、○はアカウント名の頭文字)。

《○「煮干しは鰯ですか?出汁をとる際に頭と腸は取っていますか」》

 このような形で5問ほどラオタは店主を問い詰める。そしてさすがに店主はしびれを切らす。

《(質問を続けていた)○「それから…」》
《店「いや~お客さん。そんなに根掘り葉掘り聞かれるのは好きじゃないんで」》

 矢継ぎ早にラオタ質問をくり返した投稿主は、めげずに問いかける。

ラオタは「スタンプラリー」感覚

《○「それではあなたはネットで誤報が発信されてもいいんですか? 現にこうして聞いた中で違うことが既にリークされてますよ」》

 と、めげなかったが“取材”は終了し、ラオタは店を出た。彼は次の言葉で締めた。
《(取材に対し)最大の難関を突破したと思ってもらって結講です(笑顔の顔文字)》

 こちらの文章には当然彼が食しただろうラーメンの画像もあわせて投稿されているが、もちろんこの出来事が“本当にあったこと”なのかは知るよしもない。

 しかし、ご一読いただければ“事実は小説より奇なり”よろしく、フィクションでは描ききれない傲慢さや独善ぶりを感じてしまわないのではないだろうか。

「美味いまずいがあることは理解できます。しかし、それは単純に個人の好みではないかと思います。その中でさまざまな人の目にとまるところで“まずい”というのはどうなのか。今は表現の自由だなんだで主張する立場がどうしても守られますが、これも誹謗中傷じゃないのかと思うんですよね……。

 あと、細かいことで言えば、星3つとかはわからなくもないですが、78点とかはなんだろうって(笑)。お前の一ケタの点数どんな基準なんだと思います」(前出・ラーメン店主)

 取材後、ラーメン店主は以下を口にした。

「スタンプラリーみたいに1回だけ来てああだこうだ言う人に守られているわけじゃなく、リピーターとして何度も来てくれるお客様に守ってもらっているので、極論言えば何を書かれようがどうでもいいと思います」

 ネットでの誹謗中傷が取りざたされる今。それは皇室など有名人だけではなく……。

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