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吉村家・六角家に続いて本牧家系人気店がカップ麺化 「寿々喜家」再現麺と振り返る「家系ラーメン御三家」

Jタウンネット / 2021年10月24日 11時0分

吉村家・六角家に続いて本牧家系人気店がカップ麺化 「寿々喜家」再現麺と振り返る「家系ラーメン御三家」

マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界

第六十七回 ローソンの「寿々喜家 横浜家系豚骨醤油」(※)

文・写真:オサーン

カップ麺ブロガーのオサーンです。

「ご当地カップ麺」連載の第六十七回目となる今回は、横浜にある家系ラーメンの人気店「寿々喜家」の味を再現したファミリーマート限定のカップ麺をレビューしていきます。

ファミマ限定の「寿々喜家 横浜家系豚骨醤油」

(※)店名の「喜」は正式には、「七」が3つ

家系御三家「本牧家」系「寿々喜家」の味を再現したカップ麺

「寿々喜家」は、横浜にある家系ラーメンの人気店。

家系ラーメンの元祖は「吉村家」。「吉村家」から派生した「六角家」と「本牧家」と合わせて、かつては家系の御三家と呼ばれていました。

現在は「六角家」が廃業したため御三家という括りはなくなりましたが、「吉村家」はローソンから(こちら)、「六角家」は以前にセブンから(こちら)、それぞれカップ麺化されていました。

今回カップ麺化された「寿々喜家」は、家系ラーメンのブームが訪れる以前の1990年に、「本牧家」から独立して開業。「吉村家」から暖簾分けされた「直系」各店よりも歴史は古く、家系ラーメン随一の人気とも言われる有名店です。

「寿々喜家」は横浜家系「本牧家」の系譜

「本牧家」の系譜である「寿々喜家」カップ麺がファミマから登場したことで、間接的にではありますが家系御三家のカップ麺がコンビニ大手三社から登場したことになります。

「六角家」がなくなってしまい、揃い踏みが実現しなかったのは惜しいところ。

豚骨の濃厚感が特徴の豚骨醤油スープ

別添袋が4つ!

定価は税込278円でカップ麺としては高額ですが、別添袋が4つ、液体スープと粉末スープに、かやくや焼のりまで入っていてなかなかリッチです。かやくに入っているほうれん草や焼のりは家系ラーメンの特徴のひとつ。

高価格商品でどんぶり型の容器、ノンフライ麺の使用。本格派志向のカップ麺で、現在も発売中のローソンの「吉村家」カップ麺と完全に競合しています。家系ラーメン同士、そしてコンビニ大手同士のガチンコ勝負といったところでしょうか。

豚骨醤油味のスープ

豚骨醤油味のスープに鶏油などの油脂を浮かせ、中太で縮れのついたノンフライ麺と、チャーシュー、ほうれん草、そして大きな焼のり3枚を合わせています。オーソドックスな家系ラーメンのスタイルという印象。

豚骨醤油味のスープは豚骨の濃厚さが目立っており、家系ラーメンとしては醤油は控えめ。醤油のキレよりも豚骨や鶏油のマイルドな味わいが前面に出ていました。家系ラーメンのスープとしては、角が丸くて食べやすい味と言えるかもしれません。

スープ表面の鶏油

今回のスープは醤油のキレがそれほど強くないためか、相対的に豚骨や鶏油が目立って感じられました。

実際のお店の味だと、「吉村家」はご飯が欲しくなるレベルのキレッキレの醤油の濃さが特徴なのに対し、閉店してしまった「六角家」は醤油よりも大量の鶏油や濃厚な豚骨に主眼を置き、「本牧家」系は両者の中間のバランス型というイメージがあります。

カップ麺でもお店の味と同様の特徴が見られ、ローソンの「吉村家」カップ麺はとにかく醤油が濃く、以前店頭に並んでいたセブンの「六角家」カップ麺はスープが黄色くなるほど鶏油が目立っていました。

今回の「本牧家」系のファミマ「寿々喜家」カップ麺は、スープ表面に鶏油などの油脂が浮いており、鶏油特有の甘い香りが感じられますが、油の量はそれほど多くありません。そして、醤油、豚骨、鶏油のバランスを取った結果、他に比べて豚骨の濃さが際立っています。カップ麺とは言え、家系ラーメンというだけでひと括りにはできない特徴が見られるのは面白いですね。

店よりは細めの麺がむしろナイス

中太幅広のノンフライ麺

麺は中太幅広のノンフライ麺。麺表面がつるつるで、強い弾力が感じられる多加水麺食感。家系ラーメンの麺の形状や食感を再現していますが、お店に比べるとひとまわり細めの印象。

カップ麺なのでさすがにスープもお店と比べてしまうとちょっと弱い味なので、細めの麺はむしろ好バランス。麺とスープの相性は素晴らしいのではないでしょうか。濃いスープの中で麺の香りをしっかり感じることができました。

ほうれん草とチャーシュー

具として入っているのは、家系ラーメンの特徴であるほうれん草と焼のり、そしてチャーシュー。ほうれん草はちょっと少ないのが残念ですが、入っているだけで家系ラーメン感が大幅にアップ。他がどんなに再現できていても、ほうれん草が入っていないと家系ラーメンらしくなくなってしまいます。

チャーシューは価格を考えるとかなり小さいですが、ローソン「吉村家」カップ麺も価格の割に小さかったので、家系ラーメンのスープには想像以上のコストが割かれているのかもしれません。

大きい焼のりが3枚も!

ほうれん草やチャーシューがちょっと物足りない分、焼のりは大きいものが3枚も入っています。スープ表面の鶏油を絡めて白飯を包んで食べると非常に美味なのですが......。炭水化物の摂り過ぎに、要注意です。

焼のりとよく合うラーメンは数多くありますが、家系ラーメンは群を抜いていると感じています。相性云々というより、もはや焼のりは家系ラーメンの一部であり、切り離しは不可能でしょう。

カップ麺で家系ラーメンを食べ比べたい!

家系ラーメンは、巷では二郎系と並ぶ大定番ラーメン。多くのお店が存在していますが、その割にカップ麺ではそれほど種類があるわけではなく、特にお店の味を再現した商品となると非常に数は少なくなります。

ローソンからは「吉村家」が、そして今回ファミマから「寿々喜家」が登場。いずれセブンからも閉店してしまった「六角家」に代わる家系ラーメン店のカップ麺を発売してもらい、家系ラーメンのカップ麺を食べ比べして楽しみたいものですね。

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