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横浜・元町商店街が修学旅行生の学び支援 SDGsの試みを発信

カナロコ by 神奈川新聞 / 2023年6月11日 11時40分

修学旅行生に取り組みを説明する森本靖啓さん=2日、横浜市中区

 持続可能な開発目標(SDGs)の実現へ取り組んでいる横浜市中区の元町商店街が、発信力を強めている。先月と今月に神奈川県外の修学旅行生を受け入れ、協同組合元町SS会の各店舗がそれぞれの試みを説明、生徒の学習を支援した。関係者は「今後もいろいろな機会を通じ発信に努めたい」とし、商店街の持続性も高めようとしている。

 今月2日、元町で衣料品のデザイン、製造、販売などを手がける「フクゾー洋品店」。専務を務める森本靖啓さんは端切れを示しながら「こうしたものをティッシュケースやシュシュ(髪飾り)などに活用し、無駄を出さないよう資源を大切に使っています」と優しく声をかけた。

 説明を受けたのは、修学旅行中の三重・四日市市の中学3年生。SDGsの実践例を現場に学ぼうと、約170人がグループで約20店舗に分かれ、同店では「ジェンダー平等を実現しよう」と「住み続けられるまちづくりを」の目標に通じる取り組みを知った。

 修学旅行生が元町商店街を訪れるのは、先月の兵庫・相生市の中学校に続いて2回目。横浜中華街などの名所が近くにある好立地も手伝ってか、独自に修学旅行生を受け入れている店舗もあるという。

 SS会はほかにも、地元の横浜女学院高校と連携しSDGsに関連したPRイベントを開催。商店街を多くの人にアピールする目的も兼ねて発信に積極的だ。

 「これからのお客さまを引き込んでこられるかが元町の課題」と森本さん。「修学旅行生の記憶の片隅に元町という言葉が残っていればうれしいし、これからもSDGsの新しい取り組みを仕掛けていければ」と意気込んでいる。

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