三浦半島で電動モビリティー体験を 京急などが未利用者向けキャンペーン

利用促進キャンペーンで体験できる電動キックボード（京浜急行電鉄提供）

　京浜急行電鉄（横浜市西区）とトータルカーサービスのサンオータス（同市港北区）は、三浦半島地域において電動モビリティー（移動手段）利用促進キャンペーンを実施している。神奈川県版の脱炭素モデル地域での取り組みの一環で、来年1月末まで。

　対象は、電動モビリティー未利用者。三浦半島内にある電動モビリティー設置場所で、小型電気自動車（EV）または電動キックボードの利用体験クーポンを配布している。小型EVは最大120分、電動キックボードは最大45分間、無料で体験することができる。

　両社と県の3者は昨年10月、電動モビリティーを活用した次世代移動サービス「MaaS（マース）」の普及を進めるため、連携協定を締結した。担当者は「三浦半島は一本道が多く、渋滞が発生しやすいエリアでもある。電動モビリティーを通じて、脱炭素化と地域課題の解決を図りたい」と話している。