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【横浜M】植中朝日、カップ戦男が天皇杯準決勝へ闘志「強いときのサッカーを」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年10月26日 16時10分

タイトルへの渇望を口にする横浜Mの植中=F・マリノススポーツパーク

 7大会ぶりのファイナル進出へ、気鋭のストライカーが牙を研いでいる。J1横浜Mは27日、天皇杯全日本選手権準決勝のG大阪戦(午後1時5分・パナスタ)に臨む。注目はカップ戦で9ゴールのFW植中朝日(22)。結果を残し続けるオリンピアンは「個人的にもタイトルを取ったことがない。ガンバもいいチームだけど、自分たちが強いときのサッカーを見せられれば」と並々ならぬ思いを口にした。

 渇望は強まるばかりだ。リーグ戦、ルヴァン杯で優勝を逃した今、思い起こしたい「強いときのサッカー」。言い換えれば代名詞であるアタッキング・フットボールだ。

 「点を取るためにはリスクを背負わないとゴールは生まれない。もうちょっとゴール前に人数を掛けて厚みのある攻撃をしたい」。勝ち切ることこそできなかったが、J1新潟戦、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の山東(中国)戦ではその一端を垣間見せた。

 自身トップ下に入り、攻撃を活性化。「クロスに入っていく人数が最近は少ないと感じるし、自分だけじゃなく周りの選手にも入ってこいと言わないといけない。あとはワンタッチ、ツータッチで相手を剥がせるような距離感も重要」。山東戦ではDF加藤聖との鮮やかなホットラインも見せ、手応えをつかんだ様子だ。

 対するG大阪は「本当に堅いというのが第一印象」。リーグ戦では7月のアウェーで0―4の完敗を喫しており、「チームとして一番、何もできなかった」。ただ土台が揺らいだ夏場とは異なり、残されたタイトルへ再び一つになっている。

 相手GK一森の手強さももちろん知っているが、「そこに関しては、今年1点取っているので」。そう、4月のホームでの対戦で試合を締めたのは後半追加タイムの植中のゴール。なせば、成る。

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