お菓子の神様をまつる兵庫県豊岡市の「スイーツ神社」 ルーツは日本書紀

太田出版ケトルニュース / 2013年8月20日 10時18分

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コウノトリ、出石の城下町、城崎温泉など見どころが多い兵庫県豊岡市は、豊かな自然と歴史情緒が溢れる町。そんな豊岡市には、みんなが大好きな“スイーツ”をまつる、全国でも珍しい神社があります。

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兵庫県北部・但馬地方に位置する豊岡市は、かつて柳行李の生産地として栄えた町。その確かな技術から、現在では日本四大カバン生産地(他の3つは東京・名古屋・大阪)の1つと言われており、「カバンストリート」にはカバンの修理やクリーニングなどの職人たちの店が立ち並んでいます。

そんな豊岡市には、“お菓子の神様”を祭るスイーツ神社が存在します。その名も「中嶋神社」は、お菓子の神様“田道間守命(たじまもりのみこと)”を祭る神社。『日本書紀』に登場する垂仁天皇の時代、田道間守命は天皇のために命をかけ、遠い“常世の国”から“非時香果(ときじくのかぐのみ=橘の実)”を持ち帰り、この橘こそが、日本最初のお菓子と言われているのです。

以来、田道間守命は“菓子の始祖”として、全国のスイーツ職人から篤く慕われ続けており、中嶋神社では毎年4月、全国からお菓子業者を迎えて菓子祭を開催。前日には、「お菓子の神様」の存在をより多くの人に知ってもらうべく、豊岡駅前で「前日祭」を開催し、ケーキ店やお菓子屋さんが並び、食べ歩きができるスイーツ天国が、駅前に登場します。

ちなみに、神社の境内に置かれているベンチを観察すると、さすがはスイーツ神社だけあって、よく見ると、全て国内の有名お菓子メーカーや商品の名前入りのものばかり。また、神社内の玉垣(神社に寄付した団体や個人の名前が刻まれた石碑)も、北海道から九州まで、全国津々浦々のお菓子業者の名前が刻まれていました。

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