近年流行の「ご当地駅メロディ」 ブームを作ったのは何線の何駅?

太田出版ケトルニュース / 2014年8月18日 8時54分

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かつては日本全国で画一的だった鉄道の発車ベルですが、近年ではその土地の文化や歴史にちなんだ“ご当地駅メロディ”が数多く存在します。例えば、千葉県の木更津駅で電車を待っていると、「しょ、しょ、しょじょじ~~」と陽気な駅メロが流れてきます。

「木更津=海」のイメージがあるのに、なぜタヌキなのかというと、童謡「證城寺の狸囃子」(1924年発表)の舞台が、木更津駅から徒歩6分の證誠寺というお寺だから。詩人の野口雨情がこの寺に伝わる伝説にインスパイアされ作詞したそうです。

そもそも、ご当地駅メロのブームのきっかけは1997年、京浜東北線蒲田駅に名曲「蒲田行進曲」が使われたこと。「松竹キネマ蒲田撮影所」が存在したことが由来です。最初は違和感があるとクレームがあったものの、このムーブメントは広がり、山手線恵比寿駅で「第三の男」(ヱビスビールCM曲)、山手線高田馬場駅に「鉄腕アトム」(手塚プロダクション所在地)などが登場しました。

トリビア的に知っておきたいのは、2010年に新橋駅の駅メロが、「ウイスキーが、お好きでしょ」に変わったこと。期間限定で登場した「企業広告×駅メロ」の、JR東日本での最初の例です。この他、都内には「アマリリス」「牧場の朝」などが存在し、地方在住の鉄道ファンはこうした曲を聞くと「東京に来た」と感じるそうです。

◆ケトル VOL.20(2014年8月11日発売)

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