前髪クネ男演じた勝地涼 「特定の役のイメージがつくことの恐怖」を語る

太田出版ケトルニュース / 2014年9月12日 8時59分

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2000年にデビューし、2005年に映画『亡国のイージス』で日本アカデミー賞新人賞を受賞した勝地涼は、もともと母親が経営する花屋でドラマのロケが行われた際に、それを見学していてスカウトされたという経歴の持ち主。そのドラマ『P.S. 元気です、俊平』が放送されたのは、今から15年前の1999年だが、当時はどんな状況だったのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.115で、勝地はこう語っている。

「堂本光一さんと瀬戸朝香さんを見に来ていたんです。その日は1日かけてタイトルバックを撮るという予定だったらしく、時間が押したら役者さんは来るかどうかもわからないという状況だったんです。結局最後に数カットだけ撮影があって、そのときに2人の大人の人がずっとこっちを見ていて、恐いな……と思いましたよ」

もともと野球少年だったものの、受験と重なったり肩を壊したりといったことがあって野球を諦め、中2の頃にはもう今の仕事を始めていたという勝地。8月に28歳になった彼は、すでにかなりのキャリアの持ち主ということになるが、迷いはなかったのだろうか?

「最初のうちは楽しいからこの仕事をやっていましたけど、学生時代は逃げる場所も沢山ありましたから。仕事があったら楽しくて刺激的だし、忙しくない時期も学校に行ってやるべきことがある。でも高校で堀越(高校)の芸能コースに入ると、男子はそんなこともなかったですけど、特に女子は、学校にいっぱい来ていて成績がいい人=仕事がない人、という意識が強かった。10代でそんなこと考えなくていいのにと思う反面、やっぱり自分も不安になることもありました」

そんな勝地の最近の当たり役は、なんといっても『あまちゃん』の「前髪クネ男」だ。強烈なインパクトを与えた前髪クネ男だが、勝地はそれについて、「特定の役のイメージがつきすぎることの恐怖みたいな感覚も、実はあるんです」と本音を語りつつも、

「どの作品で自分を知ってもらえるかわからないから、どこかに偏りそうになったら、それをまた戻す作業は必要だというか。ただ、まだ若いんで、そういう行き来があるほうが面白いなと思っていますけど」

と、説明。ともすれば“危険な役”であった前髪クネ男も、彼の中ではしっかり消化できているようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.115(2014年8月11日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.115

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