三浦大知 独演で確認した「自分にしかできない表現」へのこだわり

太田出版ケトルニュース / 2018年10月9日 8時34分

『Quick Japan』vol.139(太田出版)

昨年の紅白歌合戦で“無音ダンス”を披露し、ダンサーとしての実力を見せつけた三浦大知が今年5月、自身初の完全独演『球体』を行った。この公演は、音楽家Nao’ymt(以下Nao)プロデュースのアルバムを、三浦が演出・構成・振り付けを務め、ひとりで独演するというもの。7月には同名のアルバムもリリースされたが、この企画はどのようなきっかけでスタートしたのか? 2018年8月21日発売の『クイック・ジャパン』vol.139で、三浦はこう語っている。

「Naoさんが、2013年に『矢的直明』シリーズとして本名名義で四季に合わせて4枚のミニアルバムを出されて。僕はその作品がすごく好きだったんです。以前から僕は、ひとりのプロデューサーと真っ正面から1枚アルバムを作ってみたくて。Naoさんの作品を改めて聴かせていただいたときに、ぜひNaoさんと一緒にやりたいと思い、僕がお茶に誘ってお話をしたんです」

公演では、70分にわたってひとりで歌って踊り、『球体』の世界を全身で表現した三浦。小学生の頃に芸能活動を始め、今では国内屈指のダンサーとなった三浦だが、今回の公演は今後の活動に大きな意味のあるものになったようだ。

「自分の中では、このプロジェクトはずっと続いていくものだと思っています。極論を言うと、『球体』は僕が死んでも残っていくものがいいと思っていて。たとえば三浦大知版じゃなくて、“○○版の『球体』は超良かったよね”とか。細胞分裂のようにいろいろな形に派生しながら、ずっと続いていくものになったらうれしいです。

だから1回目で100パーセントの完成を求める必要もないかなと。今回一番伝えたかったのは、みんなで考えるという部分だったので。“これはどういうことなんだろう?”と考え、それぞれの『球体』を見つけていくという方向性を考えていて。それは今回の公演で達成できたのかなと思います」

難しい企画に挑戦することで、確実に何かを掴んだ様子の三浦。8月22日にはシングル『Be Myself』が発売された彼は、

「『球体』のおかげで可能性が広がりました。自分自身、強くなったと思っています。単純に“三浦大知にしかできない表現”の部分で、新しい振り幅ができたので、これからもっと遊びを入れたり楽しくできる気がします。何事にもとらわれず、自分の可能性を変わらず信じていきたいです」

と、語っており、まだまだこれからも観る者を驚かせ続けてくれそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.139(2018年8月21日発売/太田出版)


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