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大手旅行メディア発表の「行きたい国ランキング」を信じたくない一部の日本人 その第一位は…

TABLO / 2019年4月23日 18時54分

前代未聞のゴールデンウィーク10連休。その是非はひとまず置いとくとして、この話題が盛り上がっているのは事実。なかでも、観光・レジャーに関連する人たちは、ここぞ!! とばかりに力をいれている。そんな雰囲気に煽られるかのように、ネットを中心としたメディアでは、人気の海外旅行先ランキングを競って公表した。

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中国系資本の大手OTA(オンライン旅行会社)「Trip.com」のランキングでは、

1位は韓国のソウル、以下、バンコク、セブ、台北、バリと続く。一方、シンガポール資本のOTA・「アゴダ」では、1位・タイのバンコク、以下、ソウル、台北、パタヤ、香港となっているのだ。

国別で言えば、アジアのみならず世界的な観光国であるタイ、そして近隣である韓国、台湾が人気というある意味、順当なランキングかもしれない。

筆者が興味深いのは、タイや台湾、それに香港やフィリピンなどどちらかと言えば、“親日的”と見られる国々がランキングされるのはわかるが、いまや両国の関係が「破綻寸前」とまで言われている韓国の人気が相変わらず根強いということだ。

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考えられるのは、メディアやSNSで“大きな声”として発信されている情報と、実際の行動、あるいは感覚が意外にも? 乖離しているのではないかということ。もちろん、日本人のなかにも筋金入りの嫌韓、あるいは韓国人のなかで同様に反日はいるだろう。しかし、日韓双方のネット空間で見られるような、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」的な感覚はごく一握りである、とは言えそうだ。

実際問題として、日本の大手メディアはいわゆる電凸などの抗議に委縮しているのか、

かつてほど韓流ブームを取り上げてはいないが、中学生・高校生を中心とした若年層、あるいは女性層に関して言えば、かつての「ヨンさまブーム」を凌駕するほどの人気となっている。

しかも、ヨンさまブームのときは韓流スター(ドラマ)ほぼ一本であったのに対して、いまのブームはBTSやTWICEなどの韓流スター、韓流コスメなどのファッション、そしてハットグなどのグルメと3本立ての人気である。あえて刺激的な言葉を使えば、「文化侵略」と言えるほどの影響力だ。

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もっとも、4月にNHK「あさイチ」が女子中高生の韓流ブームを放映した際、「私のまわりでは(韓流ブーム)そんなの誰もいない」のでねつ造だ!という嫌韓派と見られる層からの声がSNSなどに溢れた。しかしながら、「私のまわりにはいない」かもしれないが、現実問題として流行っているのだ。それは、韓流スターの各種売り上げやGW旅行先のランキングに、数字となって表れている。

正直、筆者もグルメは別として、コスメはもちろん、
韓流スターにも特別な関心はない。ただ、ブームであるということを取材等で体感してるだけだ。いずれにしても、見たくないものはみないというスタンスに益はない。まずは、現実をきちんと把握することから始めるべきではないか。(取材・文◎鈴木光司)

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