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何だこの会見は 大津市保育園児交通事故で保育園長を責め立てたメディアはどこだ

TABLO / 2019年5月9日 14時1分

そろそろマスコミ各社は自分たちの行っている事を、真剣に考えなければならない時期にきたのではないでしょうか。大手テレビ・大手新聞社記者が全て悪いわけではありません。優秀な人もたくさんいます。

が、大手新聞社の週刊誌にわずかな期間ですが席を置いていた身から、マスコミが嵩にかかってきた時の怖さ・傲慢さは少しですが分かっているつもりです。

参考記事:「元官僚」で「上級国民」だから私刑に処するのか 71歳男性が90歳女性を轢き殺した裁判を思い出した池袋の母子死亡交通事故 | TABLO

2019年5月8日、滋賀県大津市、琵琶湖畔で軽自動車が信号待ちをしていた保育園児たちの集団に突っ込み、お二人の幼く尊い命が奪われました。この世に生を受けてからわずかで世を去られてしまったお二人のご冥福をお祈り申し上げます。

この事件で論じられるべき点はいくつかありますが、本稿で取り上げるのは記者会見のあまりにも酷い違和感です。誰もが思ったでことでしょう。

「なぜ保育園側が会見を開いたのか」と。

加害者側が開くのは分かります。また、尊い我が子の命を奪われた親御さんが開くのも分かります。保育園側が開く意図は何なのか。

記者会見を見ているうちに視聴者の皆さんも気づいた事でしょう。保育園に落ち度があるという印象操作ではないかと。

しかし、警察に現行犯逮捕されたのはドライバーです。被害者と加害者がはっきりしている事件なのです(現時点では)。

参考記事:ブラック企業を報じているメディアがブラック企業だった 有名作家のパワハラ・セクハラが横行 | TABLO

保育児童の琵琶湖畔の散歩を今後は、精神的影響を考えて自粛すると保育園側が発表します。その後、現場責任者である女性園長に質問が飛びます。

「亡くなったお二人についてどのようなお子さんだったのか」について。

「とても素直で笑顔を絶やさない子たちです。いつも園長先生といって駆け寄ってくれるすごくかわいい子たちでした。すみません何も言えません」と泣き崩れます。

ここで質問を終えるべきでした。が、嵩にかかったマスコミはさらに質問を投げかけます。園長の泣きくずれる画を撮りたかったのでしょうか。

「もっと泣け」と言いたかったでしょうか。
何の為の会見でしょうか。
そして、報道とは何でしょうか。(文◎久田将義)※タイトル画像はイメージです

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