【北関東の魔境】トラック野郎、デコトラ文化の聖地「歌麿」探訪記

東京ブレイキングニュース / 2014年3月14日 19時33分

写真

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 熊谷と前橋をつなぐ大規模バイパス、国道17号線。その伊勢崎IC付近を走っていた時、なんとも主張の激しい看板を発見してしまった。

「トラックアート歌麿」

 書きなぐりのようなパワフル過ぎるフォント。駐車場に何台も並ぶデコレーション・トラック(デコトラ)の数々。トラック用品店のようだが、この強烈なオーラは一体......。

 ふと気付くと、まるで建物に吸い寄せられるようにハンドルを切り返していたのだった。

 おずおずと「トラックアート歌麿」に入店。中では予想通り、トラックパーツの数々が販売されているのだが、その煌くような派手さは尋常ではない。シフトレバーに取り付けるキラキラパーツや、「不正改造車愛護月間」「死喰魔」(この名前、往年の方々には感涙ものだろう)などパンチの効いたステッカーがずらり並んでいる。

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 二階は展示スペースとなっていて、やはりというか映画『トラック野郎』シリーズへの愛が溢れまくり。若かりし菅原文太がメンチきっているポスター、作中に登場する一番星号のチョロQ(非売品)といったグッズがガラスケースに陳列。そこに混じってなぜか、もんもん柄のキューピーちゃんまで!

 さらにこの店、『トラック野郎』で愛川欣也が乗る「やもめのジョナサン号」のレプリカまで製作。レプリカといえど、きちんとナンバーもとった本物のトラックなのだから凄すぎる。毎週日曜の晴れた時間以外はガレージの奥にしまわれているため、この時はケツしか拝見できなかったのが残念だったが......。

 そもそも「トラックアート歌麿」は、『トラック野郎』にデコトラの車両提供をしていたアートトラック連盟「哥麿会」の流れを汲むもののようだ。しかしこの哥麿会、歴史も古く、トラッカー達の最大手グループでもあるのだが、なんとウィキペディアすら作成されていない。インターネット世代・オタクカルチャー世代の僕には、全くもって未知の世界なのである。未体験のデコトラ・シーンを存分に味わった僕は、この時点でお腹いっぱい。

 頭をクラクラさせながら出口へと向かってしまった。やはりオタク文化とデコトラ文化は相容れないものなのか......。そう思いつつ、出口脇のレジに目をやった途端。僕の浅はかな感慨を吹き飛ばすような衝撃が待っていた。

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