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「リクエストアワー」で見えてきたAKB48の未来図とは? by久田将義

TABLO / 2014年4月8日 13時3分

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Photo by ハート・エレキ Type4【初回限定盤】

 

 4月6日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで、48グループ(AKB、SKE、NMB、HKT、チーム4)の「AKB48リクエストアワー セットリストベスト200 2014」が開催された。ファンが投票する48グループの一番支持を得た楽曲は何か、という趣旨のイベントである。昨年からの勢いもあり、絶頂期を迎えている指原莉乃の初センター曲『恋するフォーチュンークッキー』が首位かと思いきや、なんと一位は現チーム4のオリジナル曲『清純フィロソフィー』だった。

 ここで、なぜ『清純フィロソフィー』が一位に? と思われる方も当然いるだろう。カラオケ等でも多く歌われ、一般的に知名度があるのは、『ヘビーローテーション』や『恋するフォーチュンクッキー』だというのは疑いの余地がない。今回、661曲の中で頂点に立った『清純フィロソフィー』は現チーム4の曲であるが、次の総選挙では確実に上位入りすると思われる小嶋真子への期待が大きく働いたようだ。

 グループ内では、次代エースとして注目が集まる"こじまこ"だが、世間一般ではまだまだ知名度が低い。だが、今回のイベントはあくまで(熱心な)ファンが支持する楽曲という趣旨だった。運営側にとっても「コアファンの熱意」を感じる結果になったのではないか。

『恋するフォーチュンクッキー』を歌った後、いみじくも指原がMCで語ったように、「一位は『恋するフォーチュンクッキー』だと思ったんですけどねえ」は本音だと思う。一般層も同じ感想だろう。あくまで個人的感覚だが、この日の会場では、シングルカットされてないマイナー曲が多かったせいか、戸惑いを見せていたファンもいたように感じられた。

 また、今回のリクエストアワーで最も印象的だったのは、大島優子の登場というビッグサプライズだった。出演しないと思われていただけに、13位に『泣きながら微笑んで』が発表された時、会場は「誰が歌うのだろう」という微妙な空気になった。その前には前田敦子、板野友美がMCで登場していたこともあり願望に近い予感はあったが、大島は圧倒的な存在感を見せ付けて歌い終えた。

 大島は卒業するが、それ以降のAKBを引っ張っていくのはこの日、『恋するフォーチュンクッキー』をスリーショットで歌った指原莉乃、渡辺麻友、島崎遥香になる。そこに"次代のエース"小嶋真子が食い込んでいくのが順当だ。

「前田・大島時代」の後は、本格的な複数エース制が導入されていくだろう。その中でも指原莉乃の存在感は大きい。さいたまスーパーアリーナでもMCと観客の盛り上げ方は群を抜いていた。アイドル性でいえば渡辺麻友に圧倒的軍配が上がるが、「ライブ」という表現の場を考えると、指原抜きでは考えられない(もちろん、高橋みなみもいるが)。そんな大島後のAKBの方向性が見えてきた「リクエストアワー」だった。

Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

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