TPPにも波及!? プロ野球の統一球問題に陰謀論...プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.40

東京ブレイキングニュース / 2014年4月22日 12時50分

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 またしても日本プロ野球 (NPB)の「統一球」が世間を騒がせている。統一球の反発係数がNPBの基準値を上回り飛びやすくなっていた。朝日新聞の夕刊に連載されている風刺コラム「素粒子」はこう書く。

「芯の糸が乾くと反発係数が上がるとか。野球の統一球。ウクライナの人々の心に潤いを。反発係数を下げるため。」(4月16日)

 何言ってんだオヤジ。別にうまいこと言ってないぞ。それはさておき、「統一球」「飛ぶボール」問題はわかっているようでわからないことがいっぱい。そもそも統一球ってなんで導入されたのか。

 たしか、WBCなどの国際大会でメジャーの球をいきなり使うより、普段から慣れておこうという理由で2011年から導入された。つまり、国際試合に負けないための準備。ここまでは覚えてる。

 ほかの理由を調べてみると、それまで日本プロ野球は各球団がそれぞれメーカーと契約して球を使用していた。

 打撃が売りのチームは飛びやすいメーカーの球を使い、投手力が高いチームは飛ばないメーカーの球を使う。なんなら、自分たちの攻撃のときは「飛ぶボール」、守備のときは「飛ばないボール」を使い分けていたという。

 なんだか堂々すぎるアンフェア感だが、考え方を変えると今まで日本プロ野球は互いに策を弄する「合戦」をやっていたのだ。統一球を導入することで同じ条件で戦う「スポーツ」により近くしたと言える。

 2011年から1社に統一し、日本プロ野球はミズノ社と契約を結ぶ。ミズノはメジャーに近い低反発のボールを作った。

 ここで素朴な疑問。「それならメジャーで使ってる球をそのまま輸入して使えばいいのに」。メジャーではローリングス社が独占供給している。

 でも、そうなると国内メーカーに配慮する大人の事情というやつが出てくるのだろう。つまり、ここでも「市場開放」問題になる。ミズノは「侍ジャパン」のスポンサーでもある。

 そういう前提で考えると次の東スポの記事がおもしろかったのである。《統一球問題 他社メーカーの陰謀説まで出た》(4月17日) という記事だ。「東スポ、陰謀説かよ」とつい笑ってしまいそうだが、これがなかなか読ませた。

《「問題の発覚は他社メーカーの陰謀ではないか」と指摘する声も上がっている。ミズノ社とNPBの統一球の供給契約は今季までだが、2015年の契約更新も決まっている。だが16年シーズンでの統一球の供給メーカーは複数企業による公開コンペ方式で決められることになっていることから、前出の関係者は「ミズノ社がミスをすれば、それが次のコンペでは当然不利な要素になる。それを見越した上で供給契約を結びたい別のメーカーの関係者が"ボールが飛び過ぎている"という話題を耳にし、すぐにNPB側へ『細かく抜き打ち検査したほうがいい』とプッシュして働きかけたのではないか」との疑念を向けている。 》

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