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『売国奴ナンバー』を恐れる富裕層 不買運動続く韓国で「日本車の牙城」 レクサスを襲う新たな試練|李策

TABLO / 2019年9月13日 13時42分

意外な売れ行き!(写真は福岡港)

日本製品の不買運動が続く韓国で、最も大きな打撃を受けている商品のひとつが日本車だ。韓国輸入自動車協会が4日に発表した8月の日本車の新規登録台数は、前年同月比56.9%減の1398台。7月は前年同月比17.2%減だったから、相当な勢いで下げ幅が拡大していることになる。

その中で、どうにか健闘しているのがレクサスだ。8月の販売台数は603台で、前月比では38.6%減ったが、前年同月比では7.7%増となっている。それはなぜか。

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レクサスの需要を支えているのは、「江南(カンナム)3区」と呼ばれる富裕層エリアだ。江南区・瑞草区・松坡区からなるこの地域は、レクサスの韓国における主力製品であるES300hを中心に、売り上げの4割以上を占めている。

レクサスが韓国で人気を呼んでいる理由は、ユーザーの環境意識の向上によるプレミアム・ハイブリッド車に対する需要の拡大と、メルセデスやBMWよりは安いが国産車より高価であるという、手頃なラグジュアリー感だ。

しかし、今後の展開は予断を許さない。不買運動の長期化が見込まれているのに加え、もうひとつの「試練」が日本車に襲い掛かっているためだ。

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韓国ではこの9月から、新たに登録される車両のナンバープレートが3桁+1文字+4桁に変更された。つまり、8桁のナンバーを付けた日本車は、「不買運動が始まって以降に売れたクルマ」であることが一目瞭然となり、オーナーは多かれ少なかれ、周囲の視線を気にせざるを得なくなる。実際、すでにネット上では、日本車の8桁ナンバーを「売国奴ナンバー」と呼ぶ向きが見られるという。

江南3区の富裕層は、海外経験も豊富な人々が多く、日韓関係も冷めた目線で見ている印象が強い。しかし、彼らは金持ちである。敢えて日本車に食指を伸ばし、なんとなくすわりの悪い思いをせずとも、メルセデスやBMWを買うことのできるユーザーも多い。

ただ、プレミアム・ハイブリッド車としては、韓国でもレクサスへの評価が圧倒的に高い。度重なる試練の中、日本車の真価が問われることになる。(取材・文◎李策)

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