ラグビーワールドカップ開催 怪訝されていたタトゥー問題はどこへ?|久田将義

TABLO / 2019年9月23日 12時24分

アルゼンチン、フランスを応援する海外客たち

世界三大スポーツの祭典とも言われる、ラグビーワールドカップ。いよいよ日本で開催されました。日本代表の初戦は順位では格下のロシア。さすがに試合開始直後は、日本選手たちは堅くなり、ノックオンなどのミスを連発。ひやひやものでしたが、最後には動きもよくなりロシアに20点差をつけて勝利。ラグビーファンだけでない人も、興奮のツイートを連発していました。

また21日は世界最強の「超人軍団」ニュージーランド代表(オールブラックス)が映画「インビクタス」のモデル、南アフリカ代表(スプリングボックス)と事実上の頂上決戦と言われる試合を展開。文字通り、死闘となりましたがニュージーランドが貫禄を見せて勝利しました。

開催前に、一部メディアで報じられていた「日本でタトゥーを見せている選手たちってどうなの」問題も吹き飛んでしまったようです。

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タトゥーを嫌悪する人は一定層います。特に、日本では「=ヤクザ」を連想させるので、高齢の女性などは嫌がる傾向があるようにも思います。あくまで傾向として、です。しかし、ヤクザの和彫りとタトゥーは全く違うジャンルと言ってもよいでしょう。最近は和彫りっぽく入れるタトゥーも流行っていますが。

海外チーム、特にヨーロッパのタトゥー選手たちはイングランド、フランス、アイルランド、スコットランド、ウェールズは多数います。また、南半球のニュージーランド、フィジー、サモアなどのタトゥーはトライバルと言われ、いわば伝統そのものとも言えます。

選手だけではありません。21日の東京スタジアムのフランス対アルゼンチン戦では、自国を応援する為に来日した外国人客もタトゥーを入れた人が、たくさんいました。

日本ではタトゥーはテレビ放送で自主規制されています。人気商売の芸能界ではもちろん、御法度です。政治家も当たり前ですが、そうです。因みに、ワイドショーで「ロイヤルファミリー扱い」されている小泉進次郎議員の曾祖父、元逓信大臣小泉又二郎氏は刺青を入れて、港町・横須賀の荒くれ者をまとめていました。ロイヤルファミリーとは正反対のアウトローの家系です。

タトゥー好きな人にとっては、「面倒くさい」「何で?」という疑問を持つことでしょう。

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しかし「郷に入っては郷に従え」。あるいはTPOという言葉があるように、自国の文化を他国に持ち込む際は一定層の「思いやり」必要になります。「リスペクト」と言っても良いかも知れません。

ここ数年、タトゥー率は明らかに上がってきました。タトゥーを全て容認するものではありませんが、日本のプロ野球選手もバレンティン選手(ヤクルト)など海外の選手のタトゥー率は高いです。また世界陸上も、もうすぐ開催されますが、ガトリン選手など陸上選手のタトゥー率も高いです。要するに、欧米ではタトゥーがかなり普及しています。

難しい問題です。文化の違いだからです。それと、入れている人の態度が重要です。

「(俺・私)タトゥー入れているんだけど」みたいな自己承認欲求で、見せている事はめちゃくちゃダサい訳です。本サイトで何回か指摘していますが、全身和彫り(ドンブリと言われています)のあるヤクザは「刺青は自己満足ですから。他人に見せるものではないです」とも言っています。

ところで、ラーメンはすするのがむしろ美味い食べ方だし、スパゲッティはすするのは下品とされています。しかし最近、ラーメンが海外にも有名になっていった現在、すする事をできる海外の人も増えてきました。これにはある程度、時間が必要でした。

タトゥーも時間が経つにつれ、また今回のラグビーワールドカップなどの大きな世界大会が日本で開催されるにつれ、タトゥー嫌いが麻痺していくと思われます。

とは言え、「嗜み」だけは持ち続けたいものです。(文◎久田将義)

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