セクハラやじ、次世代の党、伸晃失言...石原慎太郎的なものを考える プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.50

東京ブレイキングニュース / 2014年7月1日 14時25分

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 石原慎太郎がまた注目を浴びている。日本維新の会から分かれた石原慎太郎氏のグループの新党名は「次世代の党」。命名の意味には「子や孫の世代に平和で豊かなよりよい日本で暮らしてほしい」という願いが込められているという。「七夕党」とか「遺言党」でもよかった気がする。

 さて今回私が考えたいのは石原慎太郎本人よりも「石原慎太郎的なもの」について。まず都議会ヤジ問題。私が注目したいのは「上っ面の部分だけ石原慎太郎」のふわふわさ。

 ヤジを名乗り出た鈴木彰浩都議のプロフィールであらためて注目されたのは「2012年8月に尖閣諸島に無許可で上陸」だった。「ああ、あの時の」と記憶がつながった。

 石原都知事により東京都が尖閣諸島を購入する構想が発表されたのが2012年4月。鈴木都議らはその4か月後に尖閣に上陸したことになる。あの時、ただの勢いだけのような感じがしたのは私だけだろうか。とくに確固たる思想や理念をあまり感じなかった。

 その点、石原慎太郎にはブレないめんどくささがある。賛否もハッキリある。本人も自負しているはず。確信犯で炎上マーケティング的な狙いもみえる。「尖閣諸島を購入計画」なんてまさにそう。世間で論議が起きればしてやったりだろう。

 では「石原慎太郎的なもの」を気取る若手政治家はそこまでのめんどくささを持っているのだろうか。てっきり私は鈴木都議は「女性の社会進出に反対」と主張しているのかと思ってHPをみたら「女性が働きやすい社会の実現」と訴えていた。空っぽではないか。そこに何がしかのこだわりやめんどくささを一切感じない。中身は空なのに志向だけはマッチョ、はとても軽くみえる。

 あと今回の都議会のヤジはあそこに感じる下品さと軽薄さは当然として、もっとも違和感があるのは鈴木都議らはなぜあんなにエラそうなのか「根拠がない」ことだ。ひとつ推測するなら、世の中の多くの人が気づかない狭い世界で、存分にエラそうにふるまうことができるローカルマッチョとでも呼ぶべき人たちがいるということだ。本人たちにとっては適度に心地よい権威。あの都議会の議場はとてもぬるそうで居心地がよさそうではないか。世間の死角。

 さて、エラそうなことに根拠がないのは石原伸晃も同じ。「最後は金目でしょ」とか、なぜ伸晃はあんなにエラそうな物言いをするのか。こちらの場合は「石原慎太郎的なふるまい」だけで成り立っている正真正銘の慎太郎チルドレンだからだろう。正統な上っ面感。

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