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元関東連合幹部・石元太一氏が刑務所から告発 これを読んだアナタは機内食が食べられなくなるかも

TABLO / 2019年10月18日 16時58分

元関東連合幹部石元太一氏からの手紙

刑務所の中では何が行われているのか――。刑務所という密室を受刑者と刑務官の他、誰も知る事が出来ません。

『いつも手紙ありがとうございます。また、毎回返事が遅くなってしまい申し訳ありません。こうした制限、不便を感じる度に、今自分が刑務所というところにいる事を強く実感します。改めて思う事ですが、やっぱり自由というのは大切ですね』

手紙の書きだしにはそうありました。手紙の送り主は元関東連合幹部で2012年六本木クラブ殺人事件で逮捕。横浜刑務所に服役中の石元太一服役囚です。僕との往復書簡は既に五通に及びます。

個人的な雑話の後、こう手紙は続きます。

関連記事:今、宮城刑務所で何が起きている!? 元受刑者が告白「所長を頂点とした王国みたいな刑務所」 | TABLO

『面会の件、また刑務所側に許否されたと聞いた時には、もはや憤りを超え思わず溜め息が漏れてしまいました』

これは僕が二回、石元氏に対して面会を求めたのに拒まれた事を指します。刑務所の閉鎖性を指摘しつつ、今回は刑務所の中である不祥事が行われている事を告発しています。石元氏の了承を得ましたので、刑務所の驚くべき実態を告発したいと思います。

『先進国と言うのも憚れるような、時代遅れで人権軽視の処遇をいつまでも続けているのではないでしょうか。』という文言から始まります。

以下、原文ママで掲載してみます。

『名古屋刑務所で刑務官が受刑者を殺害した件をきっかけに(編集部註・2001年、2002年立て続けに刑務官が受刑者に暴行を振るい死に至らしめた事件)ついに日本の刑務所も変わるのかと思いきやそんな事はなく、実際は「喉元を過ぎれば…」というやつで、以前の状況に戻っています』

手紙の内容は核心に触れていきます。

参考記事:元関東連合・石元太一氏が答える 絵本作家のぶみさんが総長だった『池袋連合』について|久田将義 | TABLO

『今年の5月31日、私と同じ工場の受刑者がある幹部職から不正物品を所持していたという嫌疑をかけられ、全裸になるよう指示された上、その状態で正座、両手を食器口に出すという姿勢を強いられたようなのですが、正に人権軽視、職権乱用。本当にひどい話だと工場内でもしばらくはその話題で待ち切りでした。

仮に何か疑いがかけられる事があったとしても、全裸にし、正座までさせる必要は全くないでしょう。その話を耳にした高齢者の受刑者などは「(全裸になるよう恫喝されたら)断れる自信がない」と言って恐怖におびえていたので、そんな高齢者の方や実際に全裸にされ受刑者の為にも今度、「横浜刑務所刺殺委員会」が設置している提案箱に今回の出来事の調査、公表を求めた書面を投函してみようと思っています。今回の出来事は幹部職員が関わっている事なので、自浄は期待出来ないでしょうし』

また、これを読むと航空会社の機内食を食べたくなくなるような事も……。

『以前、ある日本の航空会社(黒塗りをされると思うので、会社名を書くのは控えます)の機内食に出されるであろうヌードソースの容器のシール貼りという作業に従事する機会があったのですが、その際、作業開始時に一度手を消毒するだけでその後トイレに行っても再度消毒する事はなく……。

私なんかはせめてと思い、石けんでしつこいくらいに手を洗って作業をしていましたが、他にそういう気遣いをする受刑者は一人くらいしかいませんでした。そういった作業環境を目の当たりにして、「出来る事なら外の人には、この航空会社の機内食は食べてもらいたくないな…」「昔、父がアイスに付いてくる木製のスプーンも俺に使わせなかった理由がわかるな」と思ったものです』

横浜刑務所がこういった問題をはらんでいるとして、これでは他の全国の刑務所にも同じような事が行われているのでは、と疑わざるを得ません。(文◎久田将義)

あわせて読む:元関東連合幹部・石元太一服役囚が語る「アポ電強盗を防ぐ方法」 ~本サイト編集長・久田将義との往復書簡より~ | TABLO

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