再婚ビートたけしから人が離れていく？ オフィス北野騒動で元幹部がたけしさん批判を展開か

紛れもないヒーローでしたビートたけしさん。お笑いのトップオブトップである事は間違いありません。それのみならず、映画でも数々の賞を受賞。「アウトレイジ」では各俳優が出演を熱望したほどの傑作。

また歌では「浅草キッド」を発表。東京芸人は（東京芸人のみならず）特に、この歌に憧憬を抱いています。映画「火花」（又吉直樹原作）でも「浅草キッド」が熱唱されるシーンが出てきます。

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西のやしきたかじん、東のビートたけし。これは愛人問題が共通項という意味でも構図が同じな気がします。

しかし、たけしさんへの批判は皆無です。テレビ番組でのレギュラーの多さを見ればうかつに口を出せない事もあるでしょう。しかし、スポーツ紙はテレビとは関係ない訳ですから少しくらい辛口記事が掲載されてもよいのですがほとんど、スルー。

あれほどのカリスマになれば致し方ないのかも知れません。

実際、こんな事がありました。今から四年ほど前。あるスポーツ紙記者が「たけしさんの電話番号を知っているから今から、呼び出そうぜ」と言いました（正確には「今から」ではなく前から約束をしていたかも）。その居酒屋は東京の下町にあり、味は美味いのですがお座敷がある訳でもない、普通の居酒屋です。粉モンが得意な料理屋だそうです。

「本当に来るのかな。こんなざっかけない居酒屋に」と思って集められた記者数人。いや本当に来たのです。ビートたけしさんが。

「ビビったよ！　皆、俺たちオールナイトニッポンを聞いて育ったからさ。感動したよね」（スポーツ紙記者）

記者たちはカリスマを前にしてヲタがアイドルに群がるがごとく、映画の質問などをしていました。たけしさんは静かに飲んで帰っていったそうです。

「オーラがあったよ」と芸能ライターは言います。彼の脳裏にはカリスマ・ビートたけしさんが、しがないスポーツ記者の集まりに下町の居酒屋まで来てくれた、と言う事で恩義を感じるでしょう。記者も人間です。情が入って当たり前です。現在の再婚報道についても批判記事がないのは、ある意味そういった記者への人心掌握術のなせる業かも知れません。

再婚相手の「タンスにゴン」副社長の女性。この女性はたけしさんを独占し、今までたけしさんを支えてきたスタッフ、芸能記者をスポイルしてきました。

これらついても、なかなか触れられないようです。たけしさんは副社長の女性のいいなりになっていったと言います。今までマスコミ対応の面でも重宝してきたライターとの関係性を切り、あまつさえ若かりし頃からたけしさんに影のごとく使えて来た代表もスポイルしてしまいました。

さらに反会社の急先鋒だった軍団のタレントたちの一人を叱ったとも聞こえてきます。「殿の為にやっているのに」と感じた軍団メンバーも少なからずいることでしょう。

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軍団から問い詰められた幹部社員はメディアの取材にはほとんど答えることはありませんでした。それは自分が話してしまう事で「たけしさん vs 自分」という構図が出来て騒動が泥沼化するのを避けたかったからでしょう。

しかし、黙っているだけではストレスが溜まります。

親しい記者には一時間以上、不満・愚痴などをこぼしていたと言います。

「大丈夫かなという程度で電話したのですが、なかなか切らさせてもらえなく、たけしさんや現副社長の不満だらけでしたよ」（スポーツ紙デスク）

よっぽど鬱積したものがあるのでしょう、たけしさんには。「この何十年仕えてきて、そしてポッと出て来た女性の為に俺を捨てるのか」と。しかし、この幹部が口を開く事はないような気がします。やはり「世界のたけし」のブランドを守る事は自分の業績を守る事にほかならないからです。

ただただ、裸の王様にだけはなって欲しくない事を祈っております。それは私自身もビートたけしのオールナイトニッポンを十代で聞いて影響を受け、酔うと「浅草キッド」をカラオケで熱唱してしまい、「アウトレイジ」「キッズリターン」を神映画だと信じているからです。（文◎長田長春）

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