日本よりコロナへの恐怖心が強いタイの風俗店が取った対策がスゴい！ あの有名店『ナンシー』が発表した写真付き８項目は日本の参考となるか？

写真はイメージです

 

新型コロナウイルスの広まりはまだ収まる気配もなく新たな感染者が連日報道され、死者も不気味に増加しています。

 

この状況に感染防止対策を講じるのは個人だけでなく、各種の施設・店舗も同様。とくに他人との濃厚接触がサービスの根幹となる風俗業界では、感染防止そのものに加えて、客に安心して利用してもらうためのアピールに感染防止対策を利用して客の引き留めに躍起となっているケースも見られます。

タイ・バンコクの例を挙げると、マッサージパーラーと呼ばれる日本で言うソープランドでは、感染防止対策を積極的にアピールする店が出てきて、現地で話題になっています。

 

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そんなマッサージパーラーの一つ、ニューペッブリー通りの「ナンシー」は新型コロナウイルスへの8つの対策をフェイスブックに写真付きで投稿しています。

 

1. 検査コーナー設置、館内に消毒剤散布、オゾン清浄システムを24時間稼働
2. ハンドジェル設置、お客様・スタッフの利用する場所の清掃を徹底
3. バスタブ等の水濡れする場所を消毒剤で清掃
4. タオルは洗濯と加熱殺菌を経た後にビニール袋に密封
5. ベッドシーツも洗濯と加熱殺菌
6. キッチンでは調理器具・食器を自動食器洗い器で高圧熱水で洗浄後、加熱殺菌
7. スタッフは始業前に体温測定
8. 検査の結果、お客様に症状が見られた場合はサービス提供せず

 

この投稿のコメント欄には「新型コロナウイルスからは安全でも、家に帰ったら妻に殺される」「コロナからは安全だけど、トヨタ・カローラを売らないと店へ遊びに行けない」という身もふたもない声も。

 

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ラマ9世通りの「コロンズ」でもファイスブックに「当店があなたへの気配りをどれほどしているか知ることになるでしょう」とのタイトルでナンシーとほぼ同様の対策を写真付きで解説。体温測定は客全員に実施と安全性をアピールしています。

一方、ラマ3世通りの「アイダ」はフェイスブックに「アイダでは清掃を重視しています。お客様は心をゆだねてあらゆる気分を安心して味わっていただけます」と短いながらも妙に説得力のあるアピール投稿をしています。

実はタイでは日本以上に新型コロナウイルスへの恐怖心が強く、危険地域に指定された韓国やイランからの帰国者が立ち寄ったというだけでショッピングセンターやレストランが休業となり消毒作業が行われるケースが毎日のように報じられています。それだけ新型コロナウイルスへの不安が大きい社会の中でマッサージパーラーがとった対策は、日本でも参考になりそうです。（取材・文◎赤熊賢）